創立60周年記念セミナー
「未来の商品、みんなで予測」アンケート調査結果発表
1.実現可能性について
実現可能性について
  • 9 割を超える回答者が“実現可能性が高い”と判断したサービスは「ワールドクローゼット」(90.6%)、「AI による適職斡旋、就業サポート」(90.0%)であった。これに「宅配レジャー」(86.1%)が続く。
  • 「AI による適職斡旋、就業サポート」については、既に一部実現している、とのコメントもあった。また、「ワールドクローゼット」もシェアリング・エコノミーの延長にあると考えるならば、これも既に実用化の途上にあると言って良いだろう。未来の予兆は既に始まっていると言える。
2.ニーズ(欲しいですか?)について
実現可能性について
  • 「竹とんぼ型パーソナルモビリティ」(76.1%)が最も高く、次いで「ワールドクローゼット」(71.1%)、「宅配レジャー」(60.0%)、「身代わりロボット」(56.7%)と続く。
  • 一方、「人工肉」(26.7%)、「バーチャルフード」(23.9%)、「昆虫食」(15.0%)といった食分野におけるニーズは低かった。
所見

ニーズと実現性の両面から勘案すると、もっとも実需化の可能性が高いサービスは「ワールドクローゼット」と「宅配レジャー」。これらは技術的には既に実現可能なレベルにあり、よって残された課題は安定した収益を確保できるビジネスモデルの構築にあると言える。

「竹トンボ型パーソナルモビリティ」や「身代わりロボット」の市場可能性も小さくない。しかし、これらについては技術的な問題の解消に加えて法制度など運用面における社会的な合意形成が不可欠であり、“部分的”“代替的”な市場開発が先行するだろう。

一方、実現可能性が低いと評価されたサービスは、すなわち、イノベーション・インパクトが強いということでもあり、それゆえに先行者利益は大きい。いずれにせよパーソナルニーズ、ソーシャルニーズ、そして、テクノロジーの3 つの視点から新たな市場領域の創造を期待したい。