定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2014年11月号(No.080)

 トピックス 

《次世代機器・ソリューション》
自律走行機器市場
 民生分野における市場拡大を起爆剤に活動エリアが拡大 多方面の各種サービスに向かう

自律走行機器とは、GPSなどに代表される位置センサやカメラなど各種センサから得られる画像や位置情報などを基に、移動体の位置、進路、高度、姿勢などの制御が自動的に行なわれ、経路を追従したり、障害物を避けながら、一定の目的を果たす移動体のことである。

現在、人が操縦する必要のない自動運転が可能な乗用車の開発が進められているが、これも、上記定義に照らせば、自律走行機器の範疇に入るものであるが、自動運転乗用車については、一つの独立した大きなテーマになるので、今回は除外することとした。したがって、ここで想定している自律走行機器とは、FA用の無人搬送車や種々の機能を有する自律走行ロボットなどが含まれる。掃除を無人で行なう民生用の掃除ロボットなど生活支援ロボットも含まれる。

2011年に起きた原子力発電所の事故は、高い放射線に邪魔されて、人が事故現場に容易に近づけない状況を生み出した。そういう過酷な状況でも稼動できる自律走行ロボットのニーズは非常に高い。しかし、これまで、日本では、今回のような「シビアアクシデントはそもそも起きないはず」という想定で原子力政策が進められてきた結果、万一の事故の際に稼動する自律走行ロボットの開発はすべて中断されてしまった経緯がある。今回、その必要性が痛感された結果、従来の方針を転換し、急ピッチで自律走行ロボットの開発が進められているが、ロボット大国としてのベースの技術がしっかりしているため、高い放射線にも耐えられる自律走行ロボットの開発は順調に進展している。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●Na-S電池/Naイオン電池市場 (3~30ページ)
~NAS電池事業は新ステージに入り、溶融塩電解液電池も実用化へ~

  1.はじめに
  1-1.ナトリウムイオンは大きくて重い
  【表1.ナトリウムとリチウムの比較】
  1-2.ナトリウム-硫黄電池の現状と課題
  【図1.NAS電池の50kWモジュールとシステム外観】
  (1)NAS電池の構造とメカニズム
  【図2.NAS電池の構造と充放電原理】
  (2)NAS電池の利点と安全対策
  (3)常温作動型Na-S電池の取り組み
  1-3.ナトリウムイオン電池の現状と課題
  【図3.ナトリウムイオン電池の電極材と動作原理】
  1-4.その他のナトリウム二次電池の動向
  1-5.今後の市場展開予測
  (1)NAS電池市場の見通し
  【図・表1.NAS電池のWW市場売上推移・予測(金額:2012-2020年予測)】
  (2)ナトリウムイオン電池の市場展開
  【図・表2.ナトリウムイオン電池のWW市場規模予測(金額:2012-2020年予測)】
  (3)ゼブラ電池市場の見通し
  【図・表3.ゼブラ電池のWW市場売上推移・予測(金額:2012-2020年予測)】
  2.注目機関・企業の動向
  2-1.ナトリウム―硫黄電池関連
  (1)公立大学法人 大阪府立大学 大学院工学研究科(辰巳砂-林研究室)
  (2)日本ガイシ株式会社
  【図4.NAS電池の単電池の内部構造と外形】
  (3)国立大学法人 横浜国立大学 大学院工学研究院(渡邊-獨古研究室)
  【表2.ナトリウム-硫黄電池とLiBの比較】
  2-2.ナトリウムイオン電池関連
  (1)国立大学法人 京都大学 エネルギー科学研究科(萩原研究室)
  【表3.溶融塩電解液電池と主な二次電池と比較】
  (2)国立大学法人 筑波大学 数理物質融合科学センター(守友研究室)
  【図5.プルシャンブルー類似体の構造】
  (3)国立大学法人 東京大学 工学系研究科(山田敦夫研究室)
  (4)学校法人 東京理科大学 理学部応用化学科(駒場研究室)
  【図6.従来型の層状酸化物(O3型)と今回の層状酸化物(P2型)】

《次世代機器・ソリューション》
●IoT・M2Mのセキュリティ市場(1) (31~44ページ)
~今後の爆発的な拡大が見込まれるが、足下はまだ発展途上 ビジネスチャンスあり!~

  1.対象分野
  2.IoTとM2M
  2-1.これまでの経緯
  【図1.M2M アーキテクチャの概要
  2-2.IoT利用の目的
  2-3.IoTの課題
  2-4.IoT実現の基礎(セキュリティ)
  3.Iotの構成要素・技術
  3-1.IoT機器の構成要素・技術
  3-2.クラウドの役割
  3-3.IoT機器を支える組み込みソフトウェア
  4.IoT機器の製品例
  5.IoT・M2Mの導入事例
  5-1.主な活用分野:家電
  5-2.主な活用分野:電力・水道
  【図2.IoT機器例:スマートメーター】
  5-3.主な活用分野:交通・運輸
  5-4.主な活用分野:医療
  5-5.主な活用分野:ロジスティックス
  5-6.主な活用分野:小売業
  5-7.主な活用分野:監視、HEMSなど
  【図3.IoT機器例:HEMS】
  5-8.主な活用分野:その他
  【図4.IoT機器例:その他】
  6.IoTの脅威となるもの
  6-1.ソフトウェアの脆弱性
  (1)一般的なコンピュータネットワークの脅威
  ①SQLインジェクション
  ②クロスサイト・スクリプティング
  ③バッファ・オーバーフロー
  ④ディレクトリ・トラバーサル
  (2)IoT特有の攻撃方法
  6-2.ハードウエアの脆弱性
  (1)非侵襲攻撃
  (2)侵襲攻撃・故障解析攻撃

●自律走行機器市場 (45~61ページ)
~民生分野における市場拡大を起爆剤に活動エリアが拡大 多方面の各種サービスに向かう~

  1.自律走行機器とは
  2.自律走行機器の種類
  2-1.無人搬送車
  2-2.自律清掃ロボット
  2-3.巡回警備ロボット
  2-4.自律移動型電動車椅子
  2-5.その他の自律移動式サービスロボット
  3.自律走行機器の市場規模推移と予測
  【図・表1.自律走行機器の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
  【図・表2.自律走行機器のタイプ別国内市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
  4.自律走行機器のメーカーシェア
  【図・表3.自律走行機器の国内市場における企業シェア(2013年)】
  5.自律走行機器における企業および団体の取組状況
  5-1.アイシン精機株式会社
  5-2.アマノ株式会社
  【図1.自律走行式ロボット床面洗浄機「SE-500iX」】
  5-3.GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  5-4.シンフォニアテクノロジー株式会社
  【図2.太陽電池パネルを清掃する自律走行式清掃ロボットの外観写真】
  5-5.セールス・オンデマンド株式会社
  5-6.綜合警備保障株式会社
  【図3.自律走行式警備・案内ロボットが稼動している状況を示す写真】
  5-7.株式会社テムザック
  5-8.株式会社日立製作所
  5-9.フラワー・ロボティクス株式会社
  5-10.防衛省
  5-11.三菱重工業株式会社
  5-12.村田機械株式会社
  5-13.株式会社明電舎
  6.自律走行機器の将来展望

《環境・エネルギー》
●水素製造・利用技術動向 (62~82ページ)
~既存エネルギー供給インフラの有効活用など 来たるべき水素社会に向けた基盤整備が必要~

  1.水素社会の到来間近!
  2.水素製造方法
  2-1.水蒸気改質法
  2-2.石炭ガス化法
  2-3.電解法
  2-4.熱化学法
  2-5.原子力水素製造法
  3.水素ガスの貯蔵・輸送・供給機材
  4.水素の利用分野
  4-1.ガラス分野
  4-2.化学分野
  4-3.金属分野
  4-4.エレクトロニクス分野
  4-5.食品分野
  4-6.電力分野
  4-7.航空宇宙分野
  4-8.試験・研究分野
  5.水素の市場規模推移と予測
  【図・表1.水素の国内需給バランス推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
  【図・表2.水素の供給別国内生産模推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
  【図・表3.水素の需要分野別国内消費規模推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
  【図・表4.水素産業ガスの需要分野別国内消費規模推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
  6.水素のメーカーシェア
  【図・表5.水素産業ガスの国内市場における企業シェア(2013年)】
  7.水素社会到来に向けた日本政府の取組
  8.水素製造・利用技術に関する企業および団体の取組動向
  8-1.エア・ウォーター株式会社
  8-2.大阪ガスエンジニアリング株式会社
  8-3.川崎重工業株式会社
  8-4.コスモエンジニアリング株式会社
  8-5.株式会社神鋼環境ソリューション
  8-6.千代田化工建設株式会社
  【図1.千代田化工建設の「SPERA HYDROGEN」デモンストレーションプラント】
  8-7.東京ガス株式会社
  【図2.東京ガスが開発した水素分離型改質器の構成】
  8-8.株式会社東芝
  8-9.日立造船株式会社
  8-10.三井造船株式会社
  8-11.三菱化工機株式会社
  【図3.三菱化工機の水素製造装置HyGeia-Aの外観写真とフローチャート】
  9.水素製造・利用技術の将来展望

《電子デバイス》
●光インターコネクト市場 (83~90ページ)
~市場は潜在需要が膨大な第二ステージへ~

  1.光インターコネクトとは
  【図1.光インターコネクト製品事例】
  【図2.光インターコネクト利用事例】
  2.光インターコネクトの歴史と現状
  3.主要各社の動向
  3-1.住友ベークライト株式会社
  【図3.住友ベークライト想定需要分野】
  【図4.住友ベークライト開発製品】
  【図5.住友ベークライトの見る光導波路の仕組みとメリット】
  3-2.株式会社フジクラ
  3-3.株式会社日立製作所
  3-4.株式会社富士通研究所
  4.光インターコネクト市場の今後の見通し
  【図・表1.光インターコネクトWW市場規模予測(金額:2014-2018年予測)】

《あとがき》
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