2007年版 可視光通信システムのアプリケーション展望

JEITAによる標準化の動き、主要参入企業の基本戦略、学術研究者へのインタビュー、ロードマップなどを掲載/可視光通信システムの「今」「これから」を知るための必読書。

発刊日: 2007/12/28 体裁: A4 / 315頁 資料コード: C49205000
カテゴリ: 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス   IT・情報通信、OA機器  

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企画趣旨

 ユビキタス社会で注目される可視光通信市場について調査・研究を実施。研究企業各社からの面接調査により、最新の市場動向や課題・問題点、今後のマーケットなどを広範囲に捉え、将来的に有望なアプリケーションを体系的に検証。現在、想定される市場にはどのようなニーズや課題・問題点、普及促進政策などの取組み事例や市場拡大へのシナリオなどが存在するのかを把握し、今後の展開と方向性を予測。2015年までのロードマップを作成した。また、有望なアプリケーションの創出に向けた検討材料となるよう、関連市場動向についても多数掲載している。

調査概要

1.調査目的

可視光通信システム市場に参入・研究している企業の実態と将来の見方を横断的に調査・研究することによって、市場全体にとって将来性のあるアプリケーションを展望し、関連各社の事業戦略立案の基礎資料に供することを目的とする。

2.調査対象先

目次参照

3.調査方法

専門調査員による直接面接取材及び電話によるヒアリング取材併用

4.調査,編集期間

2007年9月~2007年12月

リサーチ内容

第Ⅰ章 市場総論

1.現在までの市場概況
2.システムの基本構成と技術動向
  (1)可視光通信システムの基本構成と技術動向
  (2)可視光通信の標準化
    ①可視光通信システムの標準化(JEITA CP-1221)
    ②可視光IDシステムの標準化(JEITA CP-1222)
  (3)照明光の現在(LED・蛍光灯・白熱灯・有機EL)
  (4)イメージセンサー通信技術の動向
  (5)PLC(高速電力線通信)の動向
    ①概要
    ②PLCのビジネスモデル
    ③PLCのメリットと課題
    ④日本国内におけるPLCの動向
    ⑤アメリカにおけるPLCの動向
    ⑥スペインにおけるPLCの動向
    ⑦ドイツにおけるPLCの動向
    ⑧シンガポールにおけるPLCの動向
    ⑨香港におけるPLCの動向
    ⑩PLCの活用事例
  (6)学術研究者に聞く(可視光通信コンソーシアム会長 中川正雄教授)
3.利用分野とアプリケーション
  (1)照明光
    ①PCなどへのデータ通信
    ②家庭向けセキュリティシステム
    ③灯台プロジェクト
    ④スポットライト型LED照明
    ⑤商業施設での売り場案内
  (2)ユビキタス
    ①避難経路・位置情報
    ②広告
    ③空港での利用・関西国際空港における実証実験
    ④マルチリンガル
    ⑤位置認識システム
    ⑥携帯電話とデジカメを使ったアプリケーション
  (3)ITS
  (4)エンターテイメント
    ①音楽
    ②AV伝送
4.可視光通信導入ロードマップ
    ①2008年から2010年にかけての可視光通信の動向
    ②2010年から2015年にかけての可視光通信の動向
    ③2015年以降の可視光通信の動向
    ④可視光通信の当面の目標と課題
5.可視光通信の研究企業(調査企業)一覧
6.研究企業の当ビジネスへの参加(参入)の経緯
7.研究企業(調査企業)の展開事業分野
8.主要開発製品とシステム概要
9.可視光通信ビジネスへの見解
10.取組動向
11.有望アプリケーション(サービス)
12.無線など他の通信方法への影響と位置付け
13.普及促進政策
14.ターゲットユーザー(アプリケーション)
15.標準化への見方
16.価格政策と低価格化のポイント
17.アプリケーション開発の主要テーマ
18.他社との差別化戦略
19.市場業界動向
20.現状の課題・問題点
21.今後の市場見通しと市場拡大のシナリオ
22.顧客開拓の方法
23.国・自治体との連携動向
24.事業のメリット・デメリット


第Ⅱ章 主要関連システムの市場動向

1.RF-ID市場
  (1) RF-ID市場の概要と展望
  (2)国内非接触ICカード・RF-ID(無線ICタグ)の総市場規模推移と需要予測
2.RF-IDのユーザーニーズ動向
  (1) RF-IDシステムについての現状
  (2)現在使用している自動認識システム
  (3) RF-IDシステム市場におけるトレンドの認識
  (4)現在最も運用されているRF-ID(無線ICタグ)アプリケーション
3.照明市場
  (1)2006年の照明器具ならびに電球類の照明市場規模は前年比3.1%増の
    1兆2,524億円に拡大(自動車用やLEDを除くと、前年比1.3%減の8,517億円)
  (2)照明総市場(自動車・LEDを除く)の建物用途別シェア
  (3)メーカー出荷段階における販売チャネル別シェア
  (4)新光源に対する照明メーカー各社の取組み状況
4.LED市場
  (1) LED市場規模推移
  (2) LED照明の普及における課題・問題点
  (3) LED照明の研究・開発への取組状況
5.有機EL市場
  (1)有機EL市場の現状
  (2)有機ELアプリケーションの動向
  (3)将来展望
6.ITSテレマティクス市場
  (1)テレマティクス市場の全体像
  (2)自動車の価値決定要素になる純正テレマティクスサービス
  (3)国内テレマティクスサービス市場規模推移(乗用車/商用車/携帯電話向け)~2015年
  (4)サービス事業件数推移からみるテレマティクスサービス市場推移
7.カーエレクトロニクス市場の実態と中期展望
  (1)拡大続ける日本自動車メーカーの生産台数
  (2)世界中で、小型車にも搭載進むか。“日本の勝負球”アクティブセイフティ
  (3)アクティブセイフティは2001~2012年までの平均成長率162.9%
  (4)世界標準プラットフォーム規格化進む組込みソフト
  (5)環境対応カーエレで世界の1/3の責任をはたす
8.自動車用照明器具市場
  (1)生産数量推移
  (2)在庫数量推移
  (3)販売数量推移
  (4)生産金額推移
  (5)平成17年度出荷金額構成
9.スマートフォンの国内・世界市場動向に関する調査結果
  (1)スマートフォンの定義について
  (2)国内市場動向について
  (3)ワールドワイド市場動向について
10.2007年 国内ブロードバンド市場に関する調査結果
  (1)2007年度末時点の国内ブロードバンド契約数は約3,033万/前年度比389万増と予測
  (2)2007年度末時点の国内インターネット接続市場規模は1兆6,300億円/
    前年度比104%内、
    ブロードバンド接続市場規模は1兆3,700億円/前年度比113%と推計
  (3)前年度の予測との比較
11. デジタル家電ネットワークのニーズに関する調査結果
  (1)進むデジタル家電機器の普及と家庭内インフラの整備
  (2)暮らしに対する不満は家庭内の整備や整頓が最も多かった
  (3)今後暮らしにおいて大事にしたいことは家族でのんびり過ごすこと
  (4)家電ネットワークに対しては、使いこなしに差が出る、犯罪が増える、
    などの心配が多い
  (5)家電ネットワークのサービスで最も重視するのはセキュリティ対策


第Ⅲ章 個別企業実態調査票

アバゴ・テクノロジー 株式会社
NECライティング 株式会社
カシオ計算機 株式会社
KDDI株式会社(株式会社 KDDI研究所)
ソニー 株式会社
株式会社 東芝
豊田合成 株式会社
株式会社 中川研究所
日本信号 株式会社
日本電気 株式会社
松下電工 株式会社
株式会社 モモ・アライアンス

関連URL

  • 可視光通信システムに関する調査結果
    ~光で通信を行う最新技術!アプリケーションの実現へ向け可視光通信システム・可視光IDシステムの標準化が制定~
    ・可視光通信によって可能になることは、大きく4分野に分けて例えられる。
    ①信号機から車への情報伝達、それによるITSの実現
    ②既存の照明光を使った、無線以上にセキュアで高速な通信
    ③音楽や映画などのコンテンツの配信
    ④前述①~③を包含するユビキタスの実現
    ・社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)によって、低速域における通信システムの規格(CP-1221)、可視光IDシステム(CP-1222)の規格が制定された。今後の標準化における自然な流れとしては中速・高速域が検討の対象になると考えられるが、アプリケーションの創出を優先するべきとの意見が多い。
    ・待望のアプリケーションである送信モジュール搭載「スポットライト型LED照明器具」が製品化された。世の中に可視光通信の存在を広めるための大きな第一歩になると考えられる。他にも商品化に向けた具体的な動きが目立つようになってきており、本格的な可視光通信市場の実現に現実味が帯びてきた。
    ・課題・問題点には、キラーアプリケーションが未開拓であることやイメージセンサー機能・LED輝度の向上などが多く見受けられた。製品化に向けた取り組みの中では低価格化なども新たな課題となるであろう。

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