2008年版 高機能フィルム市場の展望と戦略

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高機能フィルム市場を徹底的に市場調査。定評あるフィルム戦略マーケティングレポート

発刊日
2008/07/28
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体裁
A4 / 459頁
資料コード
C50109500
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リサーチ内容

第1章:高機能フィルム市場の展望

1.機器の基本的性能の底上げとハイスペック化が新たなる材料の進化を促す
2.日本の材料メーカーかくあるべし
3.「シーズ先行」の開発が光学に次ぐ新たな市場・需要を「引き寄せる」


第2章:LCD関連フィルム市場の徹底分析

1.偏光板
  2007~2008年は新規設備増設よりも既存設備の生産性向上が重視される
  1,960㎜の広幅ラインも稼働開始、次は2,300㎜幅も
  2008年以降、シャープTV向けでサンリッツがシェアアップへ
  パナソニックによる液晶パネル新工場稼働で大型IPS向けの参入気運が高まる
  「iPod」「iPhone」向けの偏光板は住友化学が100%供給、今後はVA化やIPS化も
  パネルメーカーの垂直統合による新規メーカーの影響は
  問題山積み、力特の行方は
  中国市場、TN向けバージン偏光板市場規模は360万㎡程度で安定
  STN偏光板、中国メーカー参入も端材使用で壊滅的な打撃も
  TFT向けは2010年以降、深セン深紡と佛山偉達の共同展開の可能性も課題は大
2.偏光板材料
  (1)TACフィルム
    TAC代替新材料候補、アクリル、PPはどうなる
  (2)PVA(PVOH)フィルム
  (3)プロテクトフィルム
    1.PET系プロテクトフィルム
    台湾市場でローカルメーカーの採用が始まる
    「プロセス材」から「部材」へのポジション転換による事業価値向上の可能性も
    2.ポリオレフィン系プロテクトフィルム
    粘着タイプと共押出タイプはプロセスによって使い分けられる
  (4)リリースフィルム(セパレーター)
    韓国勢による製品投入と拡販が本格化
3.位相差フィルム
  (1)大型分野
    TN-TFT大型分野では富士フイルム「WV」がスタンダード
    26インチ以上TV向けとして「WV-T」の試験販売を開始、2009年1月から本格販売を予定
    VA大型分野ではハイエンド~ローエンドまで
    コニカミノルタオプト、富士フイルム、オプテスの三つ巴戦に突入
    IPS 向けは富士フイルム「Z-TAC」が圧倒的シェア
    ハイエンド向けには「アートンZ」や「ゼオノア+液晶コーティング」
  (2)中小型分野
    モノクロSTNは低位安定、カラーSTNは減少傾向
    横バイで推移するとみられていたTN-TFT(ECB)、「iPod」「iPhone」で伸びに転じる
    オプテスは斜め延伸でコストダウン提案
    小型VA分野では積水化学とオプテスが先行
4.反射防止フィルム  コストと画面欠点のカバー力でAGの需要が再び盛り返す
  07年度の表面処理は、AG70%弱、CHC16%、クリアLR10%、AG・LR3%、ドライAR1%
  (1)中小型分野
    性能と品質でドライARとウェットコート品の棲み分けはほぼ完了
    スパッタと蒸着の使い分けも鮮明に
    「最終製品での良品率」向上につながる品質の追求が必須に
  (2)大型分野
    LCD-TV向けでのクリア化の流れも、コストとパネル欠点カバーの問題から再びAGに回帰
    AG・LRの需要はLCD-TV低価格化の影響で大きく縮小
    日本、韓国マーケットでのハイエンド機種の普及に期待
    クリアLR TV向けではパネル欠点のカバーが課題となりサムスン以外での採用は進まず
    反射率0.5%以下の領域への挑戦も
  (3)偏光板メーカーの動向
5.バックライト周辺フィルム
  (1)光拡散フィルム(Diffuser film)
    韓国勢のMLFへの注力シフトで2008年以降日本メーカーのシェアが回復へ
  (2)集光・輝度向上フィルム(Brightness Enhancement film)
    プリズムシート、MLFは韓国・台湾勢が急成長
    「集光」と「拡散」を複合化したマルチファンクションタイプの開発競争激化
    DBEF代替狙いの研究開発も本格化へ


第3章:注目される高機能フィルム加工製品の市場動向

1.PDP関連フィルム
  (1)PDP光学フィルター市場の動向
    PDPセット~パネル~光学フィルターで業界再編相次ぐ
    改めてPDP-TVの「大画面TVであることの楽しさ」の消費者への訴求が重要に
    SCPが「導電膜+CRF」光学フィルター価格をメッシュフィルター並みに近づける方針
    他の光学フィルターメーカーにも「低価格化+差別化策」の開発が求められる
    サムスンSDIがF/F採用をスタートするも、08年のF/F需要は減少
    ただし、09年以降は「厚み3cm以下」の薄型TV向けでの採用が拡大する可能性も
    光学フィルターメーカーは低価格化に加え、PDPの価値向上につなげる開発もテーマに
  (2)PDP用反射防止フィルム市場の動向
    「低反射化」と一部の「反射防止フィルムレス」の二極化が顕在
    07年の反射防止フィルムメーカーの生産能力は大幅増、08年は微増にとどまるものの
    今後は需給バランスの不安定化も懸念材料に
    09年には視感度平均反射率0.2~0.3%品が使用される可能性も
    三井化学撤退等により複合フィルム比率は踊り場段階に
  (3)PDP用電磁波シールドフィルム市場の動向
    08年より新規メッシュのガラスオンメッシュが採用開始
    エッチングメッシュ以上の低価格性を武器にポジション確立を図る
    08年に入りエッチングメッシュがさらに低価格へ
    光学フィルターメーカーのなかには、エッチングメッシュへの切り替えを検討するところも
    ウェットコートによるメッシュは多くのメーカーが水面下で開発を推進
    SCP「Black Crystal™」がメッシュフィルター同等の価格にまで近付けば
    スパッタガラス需要もさらに高まる可能性も
2.半導体製造工程フィルム市場の動向
  (1)バックグラインド(BG)テープ
    高バンプ対応グレードの需要が伸び、開発が加速
    ウエハの薄肉化、大型化でプロセスが多様化
    新しいプロセスの立ち上がりに向けた製品ラインナップが進む
  (2)ダイシング(DC)テープ
    国内のみならず海外からも参入メーカーが現れる
    レーザーダイシングを見据えた対応グレードのラインナップは必須
    パッケージダイシングテープに関するニーズは大きく変わらず
  (3)ダイボンディングテープ(DAF)
    フラッシュメモリの拡大で前年比130%程度の成長率を示す
    韓国メーカーも含め新規参入が相次ぐ
    チップの多段積層とパッケージの小型化を両立させる
    セイムダイスタック対応グレードの開発が必須に
    キャピラリーフローアンダーフィルやACFの代替を狙ったグレード開発が活発化
3.ITOフィルム
    新規用途開発のためにはITOフィルムメーカーにも総合力が求められる
    ITOフィルム市場は各社の増産体制により玉不足状態は緩和
    ダブルレイヤー、高結晶化度、各種材料のラインナップなど
    特徴あるメーカーが高シェアを維持する
    光学等方性フィルムは「高価格」「技術的難易度」「採用用途の限定」により伸び悩む
    育っていないTP以外の新規アプリケーション
    「ポストTP」への新規用途展開、ITOフィルムメーカーにも求められる総合力


第4章: PETフィルム市場の徹底分析

光学関連需要を確実に押さえつつ「次のマーケット」への準備をいかに進めるかが問われる
依然として旺盛なFPD向けフィルム需要に対応すべく
2008年以降も各社が能力増強予定を打ち出す
FPDの進化と多様化、高度化するニーズに応える「スーパー光学グレード」の開発も待たれる
太陽電池、三次元加飾など「ポスト光学」の用途開拓も加速
  1.リリースフィルム
  2.白色フィルム
  3.ITOフィルム
  4.易成形、加飾用フィルム

東レ株式会社
  光学分野を柱としつつ新たなマーケットの開拓も推進
  グローバルオペレーションとリエンジニアリングを優先、収益重視の体制を確立
  光学分野は高付加価値・高難易度への挑戦でさらなる成長を図る
  非光学はエネルギー、成形品の表面加飾など新たな需要の掘り起こしを推進

帝人デュポンフィルム株式会社
  FPD光学とともに事業を支える新たな「柱」を模索
  「ポスト光学」マーケットとして太陽電池、加飾、タッチパネルなどに注目
  岐阜のグレード用新ラインがフルキャパに、次期増設も検討
  2008年のPETフィルム販売量は前年比2ケタの成長を見込む
  「テトロンMLF」、「テフレックス」など他社に無い性能のグレードを展開
  独自の加工技術を応用し付加価値の高い製品を開発

三菱樹脂株式会社(旧三菱化学ポリエステルフィルム株式会社)
  原反、加工品とも積極的な設備投資で高付加価値分野での対応力を強化
  主力の山東工場では2008年に続き2010年にも能力増強を実施し世界最大級の生産拠点に
  依然として高い成長率を続けるFPD光学関連分野での展開に注力しつつ
  光学と並ぶPETフィルム事業の「次の柱」の育成にも取組む
  業界初、2,000㎜を超える超広幅コーターで光学用リリースフィルムの生産を開始

東洋紡株式会社
  光学用途で難易度の高いユーザーニーズに確実に応えつつ
  「次なる事業の柱」となる製品、マーケットの確立を模索
  光学・非光学ともに販売実績は順調に成長
  韓国フィルムメーカーの台頭も「コスモシャイン」の実績に影響は無し
  光学分野ではあらゆるニーズに応える「スーパー光学グレード」の開発を目指す
  非光学では光学とともにPETフィルム事業を支える新たな「柱」の確立を模索
  合成紙「クリスパー」 競合メーカーとは製品コンセプトを棲み分け堅調に成長

SKC Co.,LTD
  日本国内向けの販売量が再び拡大
  印刷用ベースフィルム、エネルギーなど一般工業向けが成長


第5章:工業用高機能フィルムメーカーの展望と戦略

日東電工株式会社
  偏光板事業戦略転換、シェアから利益重視へ

住友化学株式会社
  生産スピード、収率、コストダウン、開発力の強化でさらなるシェアアップを狙う

LG Chem,Ltd
  兄弟会社LPLでのシェアは60%、2006年以降台湾でもシェアアップ
  2008年Q4には広幅・高速設備が稼働
  プロテクトフィルムの内製率は2008年度に60%に達する見込み

力特光電科技股フェン有限公司
  2008年に復活、2009年に過去最高の売上高を計画も注目される買収・提携の動き

株式会社サンリッツ
  大型液晶TV向けで本格展開開始、売上、シェアとも大幅アップへ

株式会社ポラテクノ
  「車載」「染料系高耐久」がキーワード、光学事業は堅調な伸び
  プロジェクター部材事業は強みを活かして再構築へ
  温度追従型位相差フィルムは2008年に生産能力を4倍に増強
  無機系偏光板「ProFluxTM」はフロントプロジェクター向けのほか、
  高機能部材として幅広い分野に応用展開へ

達信科技股フェン有限公司(DAXON)
  業績も技術力も急成長、AUOでのシェアは2008~2009年で40%を見込む

ACE DIGITECH,Ltd
  サムスン電子でのシェアはモニターを中心に2009年で25~30%を見込む
  大型TV向けへの本格参入は広幅4号機の導入以降

奇美材料科技股フェン有限公司
  CMO向けのシェアは2009年で35~40%を見込む、TV向けも本格展開へ

晶威光電股フェン有限公司(Skypola Optronics Corp.)
  2007年は中小型中心で実績、モニター向けは2008年Q2より本格量産

深セン深紡楽凱光電子材料有限公司
  中国偏光板のパイオニア、STNの実績高まる
  TFT向けは2009年に50万㎡の実績を見込む

佛山偉達光電材料有限公司
  中国3番目の正規偏光板メーカー、
  2008年以降ローエンドTN向けは撤退しSTNの構成比を65%に引き上げ

温州市僑業経済開発有限公司(QIAOYE)
  モノクロSTNとカラーSTNにシフト、TFTへの参入は当面なし

富士フイルム株式会社
  フジタック、WVフィルム、IPS用位相差フィルムの強みをさらに強化
  VA用位相差フィルム、CVフィルムでは本格攻勢が始まる
  プレーンTAC、既存機の能力アップで2008年度には合計能力は68,000万㎡/年に
  最大2,300㎜の超広幅にも対応へ
  「WVフィルム」久しぶりの新設で2009年の能力は9,500万㎡/年に
  VAおよびIPS向け位相差フィルムでもシェアアップに挑む
  反射防止フィルムはボリュームより付加価値を重視したハイエンド機種向けの製品開発
  2008年度中に50型EMIシールド市場でシェア30%確立へ
  早ければ09年にも「銀塩メッシュ+反射防止」複合品を上市

コニカミノルタオプト株式会社
  「VAタック」は大型TV向けでトップシェア堅持、ミドルエンドに強み
  進化するVA-TAC、ポストノルボルネンをコンセプトにした3G品も投入

株式会社オプテス
  大型液晶TV向では2010年までにコスト競争力アップでTACと勝負
  小型分野では斜め延伸「ZDグレード」が実績
  中小型は押出から延伸まで一貫生産による高品質とコスト競争力を活かした氷見製造部と
  バッチ式延伸による高岡製造部での少量多品種で作りわけシェアアップへ

積水化学工業株式会社
  小型分野では高度な製膜・延伸技術で高シェア
  大型分野では2010年にコストで戦える新材料で対応

新日本石油株式会社
  新設備導入により2008年度内には品質問題をオールクリア
  携帯情報音楽端末向けでNHフィルム拡大、VA、IPS向けの新規フィルムも投入

帝人化成株式会社
  LCD向け位相差フィルムは横ばいから微増、
  タッチパネル向けが拡大、ブルーレイディスクカバーフィルムに期待
  ノルボルネン系フィルムによる大型LCDへの展開は仕切りなおしへ
  将来的には低光弾性係数で、逆波長分散タイプの光学フィルムの開発も視野に
  2008年10月にITOフィルムの供給能力を120万㎡/年に引き上げ
  「プラセル基板」「電子ペーパー」などタッチパネル以外の用途展開にも着手

藤森工業株式会社
  安定した品質と供給能力で偏光板プロテクトフィルムのトップシェアを維持
  海外勢の参入と競争激化で偏光板プロテクトフィルムの低価格化続く
  徹底的な品質管理と性能改善によるユーザーの収益向上に寄与で差別化
  昭和工場が本格的な量産を開始しフル操業状態に、2期工事の検討も進める

株式会社サンエー化研
  プロテクト貼り合わせ~スリット、検品、光学粘着まで
  光学部材の後加工部分の一貫受託体制確立を模索
  掛川工場での能力増強が奏功し2007年度のプロテクトフィルム販売量は堅調に成長

日立化成工業株式会社
  「ケミカル」の技術力と知見を駆使し品質と信頼性で差別化
  価格競争激化の中、売上高は年間15%前後の成長率を維持
  主力のプリズムシート向けはバックライト構成の変化で伸び率鈍化
  反射防止フィルム向けはアプリケーション拡大で成長

株式会社スミロン
  光学部材用保護フィルムは韓国市場で高シェアを確保
  プリズムシート・MLF向けの販売量が急成長、裏面保護での粘着タイプの需要拡大に期待

積水化学工業株式会社(工業テープ事業部)
  凹凸面用強粘着タイプの拡販を推進

株式会社ツジデン
  材料~製品までの一貫体制を活かし、改めて光拡散フィルムでの差別化の方向性を模索
  2009年春にはチェコの後加工拠点が稼動予定、東欧地域のLCD-TV需要拡大に期待
  光拡散フィルムには差別化、開発の余地はまだあるとの見方
  高反射フィルムはTV向けPPタイプに加えノートPC向け銀反射タイプを製品化

株式会社きもと
  前加工、後加工ともに海外拠点での対応力を強化
  海外勢の台頭による価格競争激化で光拡散フィルム売上高の伸び率が鈍化
  ジョージア(前加工)、ポーランド(後加工)など海外市場向けの供給体制を強化
  バックライトの構成変化に対応した新製品開発に取り組む

サンテックオプト株式会社
  バックライトの部材削減、組立工程簡略化を実現する製品開発を推進
  個々のニーズに応えるカスタム対応と品質に対する信頼性が高く評価される
  複数の機能を複合化したグレードを提案、幅広い用途での採用が拡大
  「All in One」フィルムや導光フィルムなど新たな付加価値を持つ製品の開発・提案を薦める

SKC Haas Display Films Company
  新しい生産プロセスの導入でMLF市場での圧倒的優位性確立を図る
  光拡散フィルム ポーランド拠点が稼働を開始し韓、中、欧の3拠点生産体制確立
  MLFではUVコート設備の増設が一段落、複合機能グレードなど高付加価値品で差別化
  ERMプロセス導入でTV向けBL部材需要の一挙取り込みを狙う

SHINWHA INTERTEK CORP.
  ウェットコートからUVコートへのシフトが進展
  ウェットコートの光拡散フィルムの販売量は2008年以降に大幅縮小が見込まれる
  中国・蘇州への設備移転も視野に
  UVコートフィルムでは上拡散フィルム機能を複合化した2in1タイプ「PTX」に期待
  多層コート技術によるDBEF代替フィルムの開発も推進

MIRAE NANOTECH CO.,LTD.
  新たな製品開発を積極的に推進、2008年中には一通りのグレードが出揃う
  2008年度の売上高は前年比倍増を見込む、プリズムシートとMLFの比率はほぼ半々に
  ハイエンドTVを狙い高輝度、耐スクラッチ性に優れたグレードを導入
  ナノインプリントによるDBEF代替フィルムは2008年中に量産開始予定

TORAY SAEHAN Inc.
  フィルム加工事業の売上高が順調に拡大
  2008年10月には亀尾第三工場内にリリースフィルム向け新コーターを増設予定
  反射防止フィルム市場に参入、韓国内での拡販に注力
  光拡散フィルムはサムスン、LGの2大パネルメーカーに供給
  偏光板離型フィルムは拡大する需要に対応し毎年コーターを増設

LG Electronics Inc.
  ラインナップの拡充でバックライト部材事業の強化を図る
  2007年に市場投入したMLFが大きく成長

迎輝科技股分有限公司
  ミドルエンド以上の付加価値マーケットをターゲットに展開
  上拡散フィルムの機能を複合化したマルチファンクションフィルム「CM30-FS」が成長
  下拡散+プリズム+上拡散全てを1枚に統合した「All in 1」グレードの開発を推進

嘉威光電股分有限公司
  独自開発の高性能プリズムシートを提案、確実に実績を伸ばす
  拡散フィルム機能を複合化した新製品の提案を積極的に推進
  2009年にはマイクロレンズタイプの製品も上市予定

宣茂科技股分有限公司
  台湾で初めて光拡散フィルムを国産化、CMO、AUO向けに高いシェアを確保
  2007年はワールドワイドで5%前後のシェアを確保
  2008年中の製品化を目指しMLFの開発も推進

リンテック株式会社
  粘着加工、表面コートで独自の技術力を活かした事業を展開
  品質、性能、コスト競争力に自信
  2008年度から新中期経営計画がスタート、2010年度には連結売上高2,400億円を目指す
  アドバンストマテリアルズ事業部門では半導体、タッチパネルなどの分野が成長
  PDP、リアプロTVなどは市場そのものが頭打ち
  拡大が期待されるタッチパネルへの注力シフトを進める
  剥離フィルム セラコン用はボリュームから付加価値への転換を推進
  オプティカル事業部門 より幅広く技術力をアピール

リケンテクノス株式会社
  PSA事業拡大の一環として反射防止フィルムの販売量も拡大
  09年中の補助ライン導入により、生産能力を倍に向上させる予定
  08年夏にNIRAブレンドPSAの上市へ

東レフィルム加工株式会社
  グループの総合力で差別化
  PO系マスキングフィルム「トレテック」 主力の光学関連は
  パネルの部材構成の変化の影響を受け面積ベースの成長率が鈍化
  08年4月より「ルミクリア」を使用した光学フィルターが採用
  東レグループの持つPETから光学フィルターまでの部材対応力を活かす
  「ルミクリア」では平均反射率0.4%の低反射タイプも投入

日油株式会社
  PDP反射防止フィルムメーカーから総合機能フィルムメーカーへ
  新規フィルムの開発も進め、新市場及び新規顧客開拓を推進
  08年中に従来比1.2倍への生産能力に拡大
  市場環境を見極めながら1,500万㎡/年への拡大も視野に入れる
  07年度の「リアルック®」販売量は前年割れとなるも、08年度以降は再び拡大基調へ
  LCD用途やその他フィルム販売量も堅調に需要が拡大
  08年は「9100」がメイングレードへ、超低反射タイプ「9200」も拡販に注力
  LCD用ではPETベースのクリアLR「X2100」やクリアAR「X4010」、
  クリアLR「TX011」をラインナップ、08年度中の採用を目指す
  「ペンフィット®」、「クリアタッチ®」の販売好調
  新規フィルム「アクアガード®」や有機導電フィルムは08年にサンプルワークへ

住友大阪セメント株式会社
  PDP用途のみならず非PDP分野の拡充も図り
  機能性フィルムのトータル的な事業拡大を目指す
  印刷メッシュは09年に従来比1.5~2倍となるキャパアップを予定
  反射防止フィルムは更なる広幅対応も視野に入れる
  低反射「クリアラスAR F-1800」を08年7月に上市予定
  視感平均反射率0.1%の超低反射タイプ「F-01」も開発

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