2009年版 熱可塑性エラストマー市場の展望と戦略

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世界同時不況は熱可塑性エラストマー(TPE)市場をも直撃した。本書では、厳しさを増す経済環境下での、同市場の現状と今後の展望を調査・分析した。

発刊日
2009/03/25
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体裁
A4 / 149頁
資料コード
C51103200
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リサーチ内容

第1章 熱可塑性エラストマー市場の現状と中期展望

【1】熱可塑性エラストマー市場の現状と中期展望
  世界同時不況がTPE市場にも直撃、2009年は大幅な市場縮小が予想されるも
  今後も自動車分野に牽引役としての役割が期待される
  「ハンズオン」型の開発志向でユーザーの競争力強化と
  自社製品のデファクトスタンダード化につなげる
【2】スチレン系エラストマー
  医療、食品など内需型産業向けの需要が底堅く推移
  1.TPS(ニートポリマー)
  2.TPS(コンパウンド)
【3】オレフィン系エラストマー
  主力の自動車分野が減速し、2009年は大幅なマイナス成長へ
【4】ウレタン系エラストマー
  設備投資の低迷を受け、2009年は国内、輸出ともに前年割れの見通し
【5】ポリエステル系エラストマー
  CVJブーツのインナーでCRからの代替が始まる
【6】ポリアミド系エラストマー
  改質剤向けなど内需は根強いものの、輸出が大きく後退


第2章 各熱可塑性エラストマー市場の展望

【1】スチレン系エラストマー市場の展望
  1.TPSの動向
    1.TPS(ニートポリマー)の動向
    牽引役の未水添系が2009年に大きく後退し、TPS市場は縮小傾向へ
    SBSではアスファルト改質、樹脂改質が底堅く推移
    紙オムツ用粘・接着剤向けではSISからの代替が進む
    SISはテープ用粘・接着剤向けがコンスタントに需要を確保
    未水添系の耐熱グレードは伸び悩むも
    「汎用系TPEによるエンプラ系TPE代替」は市場拡大の起爆剤となる可能性も
    2.TPS(コンパウンド)の動向
    塩ビ代替は一巡、2008年は自動車分野の需要減速により伸び率が縮小
    医療、食品など内需型産業向けが底堅く推移
【2】.オレフィン系エラストマー市場の展望
  2008年の市場規模は前年割れになるも
  インパネ表皮向けなど新たなテーマも再び浮かび上がる
  主要TPOメーカーは海外拠点の設置を進め、安定供給体制の整備を図る
  三菱化学は完全架橋タイプでオーバースペックとなる用途への展開を強化
  住友化学は高架橋タイプの開発に取り組む
【3】.ウレタン系エラストマー市場の展望
  2008年は内需、輸出ともに前年割れ、2009年はもう一段の市場縮小へ
  既存ユーザーを囲い込むグレード開発が重要に
  介護関連製品やICタグカバーなど押出分野を中心に用途が広がりを見せる
  スラッシュ成形用TPUパウダーではコスト競争力を高めたグレード開発が
  さらなる需要拡大のポイントに
【4】.ポリエステル系エラストマー市場の展望
  TPEE市場は2008年に減速、2009年は2ケタの減少へ
  「ポストCVJブーツ」の確立に向け、ユーザーニーズの具現化の積み重ねが重要に
  主力の自動車分野では、CVJブーツのアウターで採用が始まる
  耐熱性、接着性・低ソリなどをテーマとしたグレード開発が進展
【5】.ポリアミド系エラストマー市場の展望
  付加価値向上に寄与するテーマの実現・普及へ
  国内では技術サポート、研究開発機能が重要性を増す
  改質剤やスポーツ分野で、メーカー各社の競争が激化の兆し
  「植物性由来」「接着性」など自社のコア技術をTPAEに応用する取り組みが進展


第3章 熱可塑性エラストマーメーカーの展望と戦略

旭化成ケミカルズ株式会社
  非水添系から水添系、中低分子量から高分子量までのグレードを揃え
  幅広いユーザーニーズに対応
  SBSでは粘・接着剤向けで低温接着・低粘度をテーマに展開を強化
  SEBS「タフテック」はオレフィン系改質剤やコンパウンド向けに拡販を進める
  「S.O.E.-SS」では優れた耐摩耗性や振動吸収性などを活かしたグレード開発を推進

JSR株式会社
  合成ゴムの重合技術を活用した独自製品で、改質剤用途中心に幅広く展開
  「JSR RB」は履物向けを中心に堅調推移が続く
  「JSR DYNARON」はプロテクトフィルムの接着層向けの需要が拡大

株式会社クラレ
  イソプレン系を出発原料に、機能性を高めた独自の材料開発を推進
  2007年3月に米国で水添系TPSの生産能力を 6,000t/年増強
  鹿島事業所と合わせ4.1万t/年の体制を整備する
  2007年から「セプトンQシリーズ」のサンプル出荷を開始
  相溶化剤や接着剤、改質剤などをターゲットに用途開拓を進める
  TPU「クラミロン」では、優れた溶融粘度安定性を活かせる薄肉フィルム向けの
  販売に注力

クラレプラスチックス株式会社
  機能性コンパウンドの開発を進め、新規用途の開拓に取り組む
  「セプトンコンパウンド」の難燃グレードが東海道新幹線N700系の肘掛けに採用される
  シューズ底材料として軟質PLAを用いたバイオマスグレードの開発にも成功
  幅広い分野で事業を展開、医療や生活資材で需要減は小幅なものに

三菱化学株式会社
  高機能TPEの幅広い品揃えと用途展開、優れたコンパウンド技術に立脚し
  ユーザーに高度なソリューションを提供
  2007年7月に米国拠点でTPEの生産能力を倍増
  2008年6月からは欧州で「サーモラン」の委託生産を開始
  「サーモラン」はエアバックカバー向けで世界トップシェアを維持
  提案型のアプローチで新規テーマの掘り起こしにも取り組む
  「ラバロン」では柱の医療分野をさらに拡充
  ポリエステル系では「プリマロイAP」がシート・フィルム向けに堅調推移

住友化学株式会社
  自動車分野での「エコ」「軽量化」のトレンドに対応するグレード開発を推進
  エアバック、ボディーシール材、内装シートの3大用途を中心に
  「エスポレックスTPE」の拡販を継続的に進める
  インパネ表皮向けでは、発泡グレードの採用を目指す
  グローバル展開の強化を目的に、2009年度中に高架橋タイプの上市を計画

リケンテクノス株式会社
  自動車分野を基軸に据えながらも
  メディカルや産業資材など需要の裾野拡大に取り組む
  2007年11月に米・リケン エラストマーズ コーポレーションのTPE設備が本格稼動
  「アクティマーG」は自動車のボディーシーリング材やモール類で採用を積み上げる
  「マルチユースレオストマー」ではメディカル分野で新たな用途の立ち上がりに期待

ディーアイシー バイエル ポリマー株式会社
  TPUの機能を最大限発揮できる新たな需要分野の育成に取り組む
  2007年に堺工場のコンパウンド拠点を拡充し、生産性と品質をさらに高める
  衛生・介護用品やICタグ向けなど、新たな需要も立ち上がる
  脂肪族系無黄変グレードは自動車分野を中心に採用が拡大

BASFジャパン株式会社
  日本発の特殊グレードの開発を推進し、顧客満足度を高める
  2006年末稼動の中国・浦東地区のTPU製造プラントはマスプロを担い
  開発拠点と位置づける国内プラントとの棲み分けを図る
  押出・カレンダー用成形性良好グレードや耐熱グレードの開発により
  新たな需要の掘り起こしに取り組む

日本ポリウレタン工業株式会社
  大規模投資が完了した原料からの一貫生産体制を活かし
  機能性グレードの開発と用途開拓を積極化
  2008年1月にMDIの新プラントが稼動し、40万t/年体制を整備
  アジア地区における最大のMDIサプライヤーとしてのポジションを堅持する
  無黄変グレードをはじめ、低圧縮永久歪やノンハロ難燃など特殊品への
  ニーズが拡大傾向

大日精化工業株式会社
  加工適正に優れたカスタムグレード中心の展開を強化
  カラーリング技術・ノウハウを活かせる用途へ一層の深耕を図る
  低反発や防振・制振といった新グレードのサンプルワークに取り組む

三洋化成工業株式会社
  「ニーシーズ指向」をベースに真球微粒子状ウレタンビーズを開発し
  自動車内装表皮向けで急成長を遂げる
  2007年7月に米・テキサス工場が4,000t/年の能力で稼動を開始
  海外メーカーへの拡販と他素材との競争激化を見据え
  コスト競争力を高めた新グレードの開発を急ぐ

東レ・デュポン株式会社
  TPEE専業メーカーとして、多様なニーズを材料開発で表現
  自動車分野ではCVJブーツのインナーでTPEE「ハイトレル」の採用が始まる
  2008年に2色成形良接着&低ソリグレードを開発し、高まる要求スペックに対応

東洋紡績株式会社
  製品ラインアップの拡充を推進し、ユーザーに「嬉しさ」を提案
  TPEEでは2006年に世界最高レベルの耐熱性を実現した「ペルプレンCタイプ」を開発
  自動車をはじめとする幅広い分野で耐熱ゴムの代替に取り組む
  TPV「サーリンク」は自動車分野を中心に需要は拡大傾向

アルケマ株式会社
  高品質・安全な製品に環境特性を加え、ユーザーのイノベーションに貢献
  TPAE「Pebax®」では食品分野など内需型産業への展開をこれまで以上に強化
  PA11ベースの植物由来TPAE「Pebax®Rnew」を2008年下期に上市し
  高機能ランニングシューズやOA機器向けでの採用を獲得

ダイセル・エボニック株式会社
  「直接接着技術」をベースに、独自の製品コンセプトをユーザーに提案
  界面反応を利用したTPUとの良接着グレードでスポーツ分野を中心とした展開を強化
  「K&K技術」では硬質・軟質ともに適用材料を広げる

宇部興産株式会社
  「UBESTA XPA」の熱溶着性をはじめとする優れた特性を活かし
  スポーツ分野を中心に積極展開
  上級者用スキーブーツやサッカーシューズなど
  高い機能・品質が求められる製品への採用が進む

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