2010年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望~負極材編~

近年、リチウムイオン電池はこれまでメインであったポータブル機器向けから、自動車、電動工具、電動自転車/バイク、産業機器、スマートグリッド関連、UPS向けなど、中・大型アプリケーション向け需要が立ち上がりつつあります。アプリケーションの広がりに従い、リチウムイオン電池もさらなる性能の進化が求められ、新規材料の採用も増加しつつあります。また、市場拡大に伴い、海外勢を含めた新規参入メーカーも増加しております。本年版から、成長著しいリチウムイオン電池材料市場を部材ごとに編集し、取材対象先の増加、調査項目の深堀を行いました。本調査レポートでは負極材市場についてレポートいたしました。

発刊日
2010/11/30
体裁
A4 / 162頁
資料コード
C52113200
PDFサイズ
1.4MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:国内および韓国、中国の有力リチウムイオン電池(以下LIB)負極材料メーカー13社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LIB負極材料市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:国内負極材関連メーカー(11社)、中国正極材メーカー(2社)、一部韓国系メーカー
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査・分析期間:2010年9月10日~2010年11月25日

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • リチウムイオン電池負極材市場規模を算出。(2008年~2012年予測)
  • メーカーシェアを算出。(金額、数量ベース。2008年~2010年見込)
  • 参入メーカー(13社)の戦略を分析。
  • 海外主要メーカー動向。

■本資料の概要

第1章 負極材市場の展望
第2章 LIB市場の現状と将来展望
第3章 負極材市場
第4章 負極材メーカーの動向と戦略

■掲載内容

第1章 負極材市場の展望

第2章 LIB市場の現状と将来展望

第3章 負極材市場

1.負極材市場全体動向
2.黒鉛系負極材料
3.カーボン系負極材料
4.酸化物系負極材料
5.金属・合金系負極材料

第4章 負極材メーカーの動向と戦略

日立化成工業株式会社
  天然が人造出荷量を抜く、圧倒的な物量で他を引き離す日系トップメーカー
  日立粉末冶金を完全子会社化、技術面でもシナジーが
  負極材の海外生産開始、低コスト化を加速
  採掘鉱山増加で天然黒鉛の安定調達
  負極材の中国生産も視野に
  車載向けには天然黒鉛負極材とソフトカーボン拡販
  設備増強で供給能力拡大

深セン市貝特瑞新能源材料股フェン有限公司(BTR New Energy Materials Inc)
  数量ベースで世界シェアトップを伺う
  2011年、日本本格上陸へ
  中国宝安グループ傘下、リン酸鉄の取り扱いもあり
  人造黒鉛比率の増加、今後はLTOへも注力
  数年内に生産能力倍増へ、日系LIBメーカーへの供給も視野に

上海杉杉科技有限公司
  グループ内で正極材・電解液の他部材も保有
  生産規模は日系負極材メーカー越えの14,500t/年
  自動車向けに展開を図る

三菱化学株式会社
  天然黒鉛に強み、人造→天然の需要シフトでユーザー獲得
  中国で負極材生産開始、低価格化を推し進める
  自動車向け供給体制確立を進める
  2015年には35,000t/年
  LIB主要四部材を取り揃える唯一の日系
  相対的な比較が材料開発に生きる

日本カーボン株式会社
  2013年、2010年ベースでの売上3倍達成を目指す
  製造コスト削減を目指しバルクメソフェーズ系⇒微小粉末炭素負極材へ変更
  民生での実績を生かし、車載へ

JFEケミカル株式会社
  特性と価格を兼ね備えた製品の提供こそがJFE流
  電池メーカーの動向を模索中・増産には踏み切らず
  タールピッチベースでの抽出量増で低価格化
  加熱処理の改善が決め手
  大型機器向けでは価格・特性両面を兼ね備えた製品提供が第一ステップ

中央電気工業株式会社
  製造工程の簡略化、価格で他社に差をつける
  人造黒鉛から転身、天然黒鉛でユーザーニーズに応える
  合金系材料も取り扱い
  ユーザーのハンドリング性向上を重視

昭和電工株式会社
  サイクル特性に優れるSCMG、EV、蓄電池がターゲットアプリケーション
  独自の粉体処理技術で10~20年の長寿命実現
  天然黒鉛負極材とは別の道を行く
  人造黒鉛でこそ値下げ対応可能、1,000円/㎏も目前
  スマートグリッド用等の蓄電池への採用も視野に
  車載向け以上に期待値の高い市場

日本パワーグラファイト株式会社
  天然黒鉛系負極で車載用途でのマーケットシェア拡大を目指す
  炭素被膜の均一化、天然黒鉛負極材の安全性向上
  車載向け採用増を目指し数年内に年産5,000t体制へ

石原産業株式会社
  ニッチからメジャーへ、チタン酸リチウム負極材料拡販に挑む
  体積変化は0.2%以下、超寿命、高サイクル特性で自動車向け採用を狙う
  電池設計次第で「放電容量」問題も解決可能
  LIBTEC参加で自動車、電池メーカーのニーズのより近くへ

三井金属鉱業株式会社
  安全性の実証で2012年民生機器向け⇒2015年以降車載向け採用へ
  先を見越した要素技術開発特化で機会を伺う
  粉体レベルでの膨張問題解決が必須、シリコン活物質の見直しを進める
  周辺材料の改良も進める
  穴あき銅箔で膨張制御、ユーザーサイドのハンドリングも考慮
  民生向けから実績を積む

大阪ガスケミカル株式会社
  自動車向けで仕切り直し、1~2年内の商品化にメド
  黒鉛化途上炭素Gramax、高出入力・サイクル特性を実現

SECカーボン株式会社
  付加価値の高い黒鉛化工程・ファインカーボンへ事業集中
  生産面ではフル稼働、黒鉛化工程のコストダウンは限界値に

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