高機能・高付加価値型「次世代植物工場」の市場展望

今、植物工場市場の飛躍のために求められる“高機能・高付加価値化”。植物工場市場の発展のためには、新規開発技術を利用した高機能・高付加価値植物の展開も重要となる。具体的には、医薬品、機能性食品、化粧品の原料等としても大いに期待される“遺伝子組換え植物”、“生薬植物”、“高機能植物”のほか“生鮮機能性野菜”などの生産販売事業やシステム販売事業が注目されている。本調査では、植物工場政策、市場動向、研究開発、事業化可能性、需要分野などの調査研究をベースに、次世代型植物工場による高機能・高付加価値市場の発展可能性及び市場規模を展望する。

発刊日
2013/06/28
体裁
A4 / 165頁
資料コード
C55102300
PDFサイズ
10.6MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本調査レポートでは、レタスを生産する従来型の植物工場ではなく、主に「遺伝子組換え植物」、「生薬植物」、「その他高機能植物」といった高機能・高付加価値植物を生産する「次世代植物工場」をターゲットとする。次世代植物工場の実態を把握し発展可能性を展望することで、輸出促進を図る日本ならびに各国の植物工場業界、また参入検討企業、研究開発機関、政府機関などの事業戦略や政策の策定に資することを目的とする。
調査対象
(1)次世代植物工場関連企業 (2)次世代植物工場関連研究機関・教育機関
調査方法:文献調査及び調査対象先に対するヒアリング調査を実施
調査期間:2012年12月~2013年6月

リサーチ内容

■本資料のポイント

●医薬品、機能性食品、化粧品の原料等として期待される“遺伝子組換え植物”、“生薬植物”、“高機能植物”の研究開発状況及び事業化可能性の他、“生鮮高機能野菜”事業の現状及び発展可能性等を徹底調査。
●高機能・高付加価値型“次世代植物工場”市場の拡大条件、今後の市場拡大パターン・市場規模予測など詳細に掲載。
●植物工場政策、研究開発、事業化可能性、需要分野など徹底した調査研究をベースに、世界をリードしていく日本の植物工場の今後のあるべき姿を展望。
●ヒアリング調査を通してリアルかつ詳細なベンチマークを実施。研究開発状況、需要分野、技術課題、事業発展の可能性、今後の世界戦略を徹底分析。
【ヒアリング先】国立研究機関や大学等の研究機関、大手ゼネコン、エンジニアリングメーカー、農薬メーカー、エネルギー関連企業、電子部品メーカー、老舗野菜生産企業、その他植物工場関連企業など

■本資料の概要

第一章 次世代植物工場の必要性
第二章 次世代植物工場実用化に向けた研究開発動向
第三章 先進事例の分析~日本を代表する企業・研究機関の動向と戦略
第四章 次世代植物工場市場の展望

■掲載内容

第一章 次世代植物工場の必要性

1.次世代植物工場とは何か?
  (1)従来型植物工場の限界
    ①従来型植物工場~正念場の第3次ブーム
    ②根本課題の3要素
  (2)植物工場市場拡大に不可欠な高機能・高付加価値植物の生産
  (3)高機能・高付加価値植物の分類
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物(甘草など)
    ③その他高機能性植物
2.現状の次世代植物工場市場
  (1)次世代植物工場市場形成に向けての中心プレーヤー
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物
    ③その他高機能性植物
  (2)現状の実用化のレベル及び高機能・高付加価値品の生産の現状
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物
    ③その他高機能性植物
  (3)高機能・高付加価値植物生産実用化に向けての世界の動向
    ①活発化する組換え植物による医薬品原材料生産~ヒト用の医薬品の実用化が実現!!
    ②植物工場化の可能性
    ③求められる法整備

第二章 次世代植物工場実用化に向けた研究開発動向

1.高機能・高付加価値植物の研究開発に関連した政府の政策及び支援制度
  (1)遺伝子組換え植物
  (2)生薬植物
  (3)その他高機能性植物
2.研究開発動向
  (1)メインプレーヤー(企業及び研究機関)
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物
    ③その他高機能性植物
  (2)研究開発動向
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物
    ③その他高機能性植物
  (3)現状の技術課題と展望
    ①遺伝子組換え植物
    ②生薬植物
    ③その他高機能性植物

第三章 先進事例の分析~日本を代表する企業・研究機関の動向と戦略

1.千葉大学 ~次世代植物工場の有機的な研究開発~
  (1)植物工場プロジェクト
  (2)研究開発内容
  (3)研究施設の概要
  (4)課題及び展望
2.産業技術総合研究所 ~世界をリード植物工場で高付加価値植物の生産~
  (1)世界最先端の植物工場で高付加価値物質の生産
  (2)研究開発内容
  (3)植物工場システムの開発及び技術的特徴
  (4)課題及び展望
3.筑波大学/インプランタイノベーションズ ~遺伝子組換えトマトを利用した機能性成分(ミラクリン)の生産~
  (1)組換えトマトを利用したミラクリンの生産プロジェクト
  (2)研究開発内容
  (3)ミラクリン生産及び抽出におけるコスト比較
  (4)競合原料との比較
  (5)課題及び展望
4.鹿島建設 ~高付加価値型植物工場の開発と展開~
  (1)高付加価値植物工場システム事業展開
  (2)注目技術
  (3)課題及び事業展望
5.出光興産 ~組換えレタスによるワクチンタンパク質の生産
  (1)同社における植物工場プロジェクト
  (2)主な研究開発内容~組換えレタスによる家畜用ワクチン開発
  (3)実用化に向けた実証研究~ワクチン製造体系の構築に向けて
  (4)ワクチンレタスの効果とワクチン生産能力
  (5)課題及び展望
6.サントリー生命科学財団 ~組換えレンギョウ等による高機能成分の生産
  (1)植物工場プロジェクト
  (2)研究開発内容
  (3)既存セサミン抽出法との比較
  (4)課題及び展望
7.北興化学工業 ~完全人工光型で組換えダイズによる医療用ワクチン成分の生産技術開発~
  (1)組換えダイズによるワクチン成分の生産技術開発プロジェクト
  (2)研究開発内容~独自開発した遺伝子導入技術を活用した医薬成分生産ダイズの開発
  (3)課題及び展望
8.朝日工業社 ~高付加価値イネや生薬等の植物工場システム展開~
  (1)次世代植物工場関連事業 
  (2)研究開発内容及び技術的特徴~遺伝子組換えイネの生産システム
  (3)関連実績及びコスト構造
  (4)課題と事業展望
9.日本アドバンストアグリ ~健康食品原料としての高機能野菜生産とシステム展開世界に向けて~
  (1)完全人工光型植物工場で「アグリからライフサイエンス事業」の展開
  (2)植物工場事業のポイント
  (3)自社開発システム及び栽培における技術的特徴
  (4)実績及びコスト構造
  (5)課題及び展望
10.横手精工 ~機能性野菜生産向けの植物工場システム~
  (1)同社の植物工場事業
  (2)植物工場事業のポイント
  (3)自社開発システムの技術的特徴
  (4)実績及びコスト構造
  (5)課題及び展望
11.会津富士加工 ~「農業×医療」低カリウム野菜のFC展開~
  (1)「メディカルフード」低カリウムレタスで市場開拓
  (2)低カリウム野菜のフランチャイズ展開
  (3)低カリウム「プレミアムレタス」の特徴
  (4)低カリウム野菜生産における技術的特徴
  (5)実績及びコスト構造
  (6)課題及び展望
12.村上農園 ~機能性野菜のパイオニア完全人工光型及び太陽光利用型で安全・安定生産~
  (1)機能性野菜事業のパイオニア
  (2)機能性野菜の特徴
  (3)植物工場施設の特徴~完全人工光型及び太陽光利用型工場
  (4)実績及びコスト構造
  (5)同社の競争力
  (6)課題と展望

第四章 次世代植物工場市場の展望

1.事業化への阻害要因&市場拡大の条件
  (1)遺伝子組換え植物
    ①実用化の実現!!
    ②異分野との連携
    ③遺伝子組換え植物の栽培技術や関連技術の開発
    ④コストの低減
    ⑤要素技術の開発
    ⑥組換え植物栽培専門の環境制御システム事業化
    ⑦その他
  (2)生薬植物
    ①栽培技術の構築
    ②生薬植物に適した栽培方法やシステム開発
    ③輸出作物としての発展
  (3)その他高機能植物
    ①市場を見据えたターゲット成分の選定
    ②異分野との協同
    ③システム販売事業の拡大
    ④イニシャルコスト及びランニングコストの低減
    ⑤健康食品素材産業としても発展
    ⑥機能性野菜市場の形成~新たなコンセプトにより市場を創造
2.植物別の最適植物工場タイプ及び生産設備の検討
  (1)遺伝子組換え植物
    ①遺伝子拡散防止に対応
    ②完全人工光型植物工場
  (2)生薬植物
  (3)その他高機能植物
3.今後の普及拡大パターンイメージ及び次世代植物工場の市場規模予測
  (1)遺伝子組換え植物
  (2)生薬植物
  (3)その他高機能植物
    ①機能性植物の原料市場
    ②機能性野菜市場
  (4)次世代植物工場市場の展望(まとめ)
    ①市場概況
    ②次世代植物工場市場の課題と可能性
    ③将来予測

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