2015 AGVにおける誘導・充電技術の現状とロボット応用の可能性

AGV(無人搬送車)を対象にその誘導技術と充電技術を取り上げ、その採用実態や開発動向、製品化動向、課題・問題点等を把握することで、誘導方式と充電方式の技術開発の行方とAGVへの実用化の可能性を推し測り、その先にある自走式(サービス)ロボットへの応用の可能性を考察した。

発刊日
2014/12/25
体裁
A4 / 130頁
資料コード
C56118000
PDFサイズ
6.3MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:AGV(無人搬送車)を対象にその誘導技術と充電技術を取り上げ、その採用実態や開発動向、製品化動向、課題・問題点等を把握することで、誘導方式と充電方式の技術開発のゆくえとAGVへの実用化の可能性を推し測り、その先にある自走式(サービス)ロボットへの応用の可能性を考察する。
調査対象先:国内の搬送システムメーカやAGVメーカ、その部品・装置メーカ、関連団体、関係省庁等
調査方法:直接面接取材による情報収集を中心に、電話ヒアリング、公表されている資料やデータ、文献、研究成果等を入手
調査期間:2014年10月~2014年12月

資料ポイント
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  • AGVにおける誘導体不要で自律走行できる誘導技術と、24時間稼動をやりやすくする非接触充電技術の動向を捉える
  • 柔軟な走路設定やAGVの高速化、効率向上に向けた取り組みや課題を取り上げる
  • AGVは自律走行ロボットのベース部分と機能が一致することから、今後自律走行ロボットの実用化に向けて応用の可能性を考察する

資料概要
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第1章 AGV市場実態
第2章 AGVにおける誘導・充電技術の動向
第3章 主要AGVメーカの取り組み実態
第4章 AGVにおける新誘導・充電技術の主な取り組み実態
第5章 AGVにおける誘導・充電技術の将来性とロボット応用の可能性

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 AGV市場実態

1.AGVの参入企業は多く、その顔ぶれも多様
2.AGV車体の数量では拡大傾向が続くが、金額では2013年度縮小する市場規模
3.磁気誘導式がほとんどを占めるAGVの誘導方式
4.手動充電が主となる充電手段。自動充電採用はメリット次第

第2章 AGVにおける誘導・充電技術の動向

1.AGVにおける誘導技術動向
  (1)AGVに採用される誘導方式
  (2)メーカ別に見る採用誘導方式
  (3)AGVにおける誘導方式の新技術動向
    ①2社から実用化される色識別誘導方式。まだ評価は定まらない
    ②ソフト開発に課題を残すレーザ式測域センサ誘導方式
    ③ハードは完成するも、ソフト開発が遅れる3次元距離画像技術による誘導方式
    ④いくつかの発表例はあるが、まだ実用段階にはないその他の誘導技術
2.AGVにおける充電技術動向
  (1)AGVは鉛蓄電池が採用の中心。LiBはまだ少ないが、増加傾向
  (2)手動式と自動式が用意される充電手段。非接触式を採用するメーカは少ない
  (3)AGVメーカ以外からも自動充電と合わせた提案が進む非接触式給電システム
3.AGVにおける安全技術動向
  (1)ダイフクが安全規格認証を得た「エリア管理システム」。高速化につながる
  (2)検討が進む非接触給電の標準化

第3章 主要AGVメーカの取り組み実態

1.(株)IHIロジテック(IHIグループ)
  (1)IHIの物流システム事業の一製品としてAGVを品揃え
  (2)磁気誘導とレーザ誘導を使い分け。誘導方式では目立つ課題はない
  (3)鉛蓄電池が依然主流。新型蓄電池は高価格がネックで課題も残る
2.愛知機械テクノシステム(株)
  (1)牽引タイプを中心に、製造現場での汎用性と使いやすさに重きを置いて品揃え
  (2)磁気式誘導を基本に、行き先指定機能で走行を制御。画像認識は未採用
  (3)LiB、LiCの導入に積極的。LiBでは鉛蓄電池からの代替も出ている
3.住友重機械搬送システム(株)
  (1)あくまでも搬送システムの構成要素となるAGV。ロール供給で実績
  (2)ジャイロとエンコーダによる誘導方式を採用。サーバとの相互通信で補正
  (3)まだ鉛蓄電池が主流。しかし、ユーザニーズ次第で新型電源の採用にも積極的
4.(株)タクマ精工
  (1)汎用目的でベーシック機能を追求。補助機器も充実
  (2)光学、磁気、併用の3タイプの誘導方式を採用。性能と価格のバランス重視
  (3)鉛蓄電池が採用の中心。2013年度よりLiBの採用例もある
5.その他のメーカ
  (1)廉価機を追加し、ユーザの選択肢を広げるダイフク
  (2)AGVの駆動ユニット供給で、安価な汎用機に特化する矢崎化工

第4章 AGVにおける新誘導・充電技術の主な取り組み実態

1.オプテックス(株)
  (1)3次元距離画像技術で、対象物のおおよその外形(画像)とその距離情報を取得
  (2)形状と距離、仮想エリア設定で、AGVや自律走行ロボットの障害物認識手段に
  (3)価格、性能面で課題もある。特に実用化に向けた応用開発の遅れは否めない
2.ニチユ三菱フォークリフト(株)
  (1)CCDカメラによる二次元(面検出)誘導方式をAGV・AGFに採用
  (2)万能ではないCCDカメラによる二次元誘導方式。ユーザの使用環境次第
  (3)無人化をポイントに、労働力補完の一手段として新誘導方式が望まれる
3.昭和飛行機工業(株)
  (1)AGVの24時間稼動をターゲットに、自動充電とセットで非接触式給電を提案
  (2)非接触式給電の長所短所はユーザニーズによる。良くも悪くも決定打は少ない
  (3)AGV向けだけでは事業規模は小さい。用途開拓は不可欠
4.北陽電機(株)
  (1)レーザ式測域センサとして、データ出力タイプとエリア設定タイプを製品化
  (2)AGVの安全性確保で普及するレーザ式測域センサ。誘導手段として開発途上
  (3)応用先開拓と需要拡大を目指して改良が続く。自走式ロボットの実用化に期待
5.その他の企業
  (1)独自の色識別誘導方式を実用化するキヤノンプレシジョン
  (2)レーザ測域センサの応用で先行する日立製作所(日立プラントテクノロジー)
  (3)早くから非接触給電の応用に取り組むダイフク(コンテック)

第5章 AGVにおける誘導・充電技術の将来性とロボット応用の可能性

1.AGVの自律走行手段として期待できる新誘導技術。しかし、課題も残る
2.充電手段として非接触式自動充電の提案が広がる。高機能機向けに普及が期待
3.AGVの高速化につながる運用システムが安全規格を認証、誘導や充電技術にも影響
4.それぞれに条件はあるが、AGVで採用進む新誘導方式と非接触給電
5.自走式ロボットと連動するAGVの新誘導方式・充電技術。これまでにない市場創出へ

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