2017年版 スマート農業の現状と将来展望 ~省力化・高品質生産を実現する農業IoT・精密農業・農業ロボットの方向性~

国内の農業従事者は基幹的農業従事者は150万7千人(2017年)で、この内65歳以上が100万1千人(66.4%)で、高齢者の割合が著しく高まっている。今後、国際競争力を確保するために、より一層の農作物の品質向上や、生産コストの削減を図ることが課題となっている。
一方、2050年には世界の総人口は、2000年比1.5倍の92億人に達する。92億人を養うためには、食料生産全体を1.55倍引き上げる必要があり、このうち、穀物は29.3億トンとなり、1.65倍の生産増加が必要となる。
このような国内・海外の農業が抱えている課題・問題点を解決するために、農業の生産から販売までICTをベースとした、高い農業生産やコスト削減、食の安全性や労働の安全等を実現できるスマート農業が必要とされている。
本調査レポートでは、現在普及し始めている栽培支援ソリューション(農業クラウド・複合環境制御装置・畜産向け生産支援ソリューション)、販売支援ソリューション、経営支援ソリューション、精密農業、農業用ロボット、農業用ドローンなどの参入メーカーの現状の取組みと今後の方向性と、農業生産法人100法人の農業ICT利用意向を調査することで、今後、拡大が期待されるスマート農業市場を明らかにします。

発刊日
2017/09/29
体裁
A4 / 451頁
資料コード
C59108300
PDFサイズ
31.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査対象先:スマート農業参入企業(28社)、農業法人(水稲/農園芸(野菜・果樹・花き)/酪農・畜産)100社、その他大学/関連官公庁・協会
調査方法:直接面接取材と電話取材を実施
調査期間:2017年7月~2017年9月

資料ポイント
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スマート農業市場参入企業における、農業ICT・精密農業の方向性と企業戦略、及び取扱商品の動向を調査・分析することにより、スマート農業市場を展望する。

資料概要
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第Ⅰ章 農業の現状と将来展望
第Ⅱ章 スマート農業市場の現状と将来展望
第Ⅲ章 農業生産法人(100法人)における農業ICT利用意向調査
第Ⅳ章 スマート農業 有力参入企業の個別動向

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第Ⅰ章 農業の現状と将来展望

1.国内農業の現状
  (1)農業総産出額と生産農業所得推移(1984、2010~2015年)
  (2)農作物の作付面積推移(2010~2016年)
  (3)農業就業人口の推移(2006~2017年)
  (4)農業就業者における平均年齢の推移 ~農業就業人口(販売農家)の平均年齢は66.3歳~
  (5)販売農家における年齢別農業就業人口構成比の変化 ~60~64歳の年齢層も拡大基調~
  (6)販売農家における専兼業別農家数構成比の変化 ~専業農家割合は増加~
  (7)全国農業経営体における経営耕地面積規模別耕地集積割合の変化
  (8)農業経営体あたりの経営耕地面積
  (9)全国で拡大する耕作放棄地面積の推移(1990~2015)
  (10)農林水産物の輸出入状況
2.急増する農地所有適格法人(農業生産法人)の状況
  (1)農業法人の種類
  (2)現行の農地所有適格法人(農業生産法人)の農地権利取得の要件
  (3)組織形態別農地所有適格法人(農業生産法人)数の推移(2006~2016年)
    ~農地所有適格法人(農業生産法人)数は16,000法人を突破~
  (4)主要生産作物別農業生産法人構成比(2016年)~米・麦作法人は2016年総数で6,691法人~
3.農業の6次産業化への取組状況
4.農業政策の動向
  (1)日本再興戦略2017
  (2)日本再興戦略2017における農業政策の方向性
  (3)平成30年産の米から減反廃止に、対策として新制度「収入保険制度」を検討
5.急増する異業種からの農業参入について
  (1)異業種からの農業参入の動向
  (2)企業の農業参入と農地法
  (3)企業の農業ビジネス参入スタイル
    ①農地利用型
    ②施設栽培型
  (4)参入企業動向
    ①農地利用型
    ②完全人光型植物工場
    ③太陽光・人工光併用型植物工場
    ④太陽光利用型植物工場
  (5)農業ビジネス失敗事例・成功事例

第Ⅱ章 スマート農業市場の現状と将来展望

1.スマート農業市場概要
  (1)スマート農業とは
  (2)スマート農業が求められている背景
  (3)相次ぐスマート農業企業の協業・連携
2.政府におけるスマート農業の取組み
  (1)農林水産省におけるスマート農業の取組み
  (2)SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)におけるスマート農業の取組み
  (3)産官学が連携し、「農業データ連携基盤(データプラットフォーム)」が始動
3.海外におけるスマート農業の動向
  (1)世界最大のアグリビジネス企業<バイエル・モンサント>のスマート農業の取組み
  (2)アメリカにおけるスマート農業の取組み
  (3)オランダにおけるスマート農業の主な取組
4.主要参入企業の動向
  (1)栽培支援ソリューション
    ①農業クラウド
    ②複合環境制御装置
    ③畜産向け生産支援ソリューション
  (2)販売支援ソリューション
  (3)経営支援ソリューション
  (4)精密農業
    ①衛星画像・精密農業・農業用ドローンが拡大
    ②農業向けGPSガイダンスシステム・自動操舵装置の普及状況
    ③農業向けGPSガイダンスシステム・自動操舵装置の市場規模
    ④農業向けドローンの概況
  (5)農業用ロボット
  (6)主要参入企業におけるスマート農業の展開分野
5.参入企業の販売動向
  (1)栽培支援ソリューション
    ①農業クラウド
    ②複合環境制御装置
    ③畜産向け生産支援ソリューション
  (2)販売支援ソリューション
  (3)経営支援ソリューション
  (4)精密農業
  (5)農業用ロボット
  (6)主要参入企業におけるスマート農業関連売上高
6.スマート農業の現状の課題と問題点
7.スマート農業における今後の事業の方向性
8.スマート農業市場規模推移と予測(2016年度~2023年度予測)
  (1)栽培支援ソリューション
    ①農業クラウド
    ②複合環境制御装置
    ③畜産向け生産支援ソリューション
  (2)販売支援ソリューション
  (3)経営支援ソリューション
  (4)精密農業
  (5)農業用ロボット
  (6)スマート農業 総市場規模推移
    ①スマート農業 市場構成比(2016年度→2023年度予測)
    ②スマート農業 総市場規模推移
    ③スマート農業が普及するための施策
9.スマート農業関連市場の動向
  (1)農業・畜産関連向けセンサー市場の動向
    ①市場規模推移(システム数ベース、センサーノード数ベース、金額ベース)
    1)農業・施設園芸関連
    2)畜産業
    ②市場の動向
    1)農業・施設園芸関連
    2)畜産業
  (2)農業向けドローン市場の動向
    ①市場概況
    ②企業動向
    ③将来展望
    ④農業分野におけるドローンの動向
    ⑤アメリカの農業分野におけるドローンの動向
    ⑥日本の農業分野におけるドローンの動向

第Ⅲ章 農業生産法人(100法人)における農業ICT利用意向調査

1.回答属性
2.ICTの利用動向
3.現在、農業生産・農業経営で利用しているICTサービス
4.現在、農業生産・農業経営にICTサービスを利用していない理由
5.農業生産現場、農業経営におけるICTの普及が遅れている理由
6.農業分野においてICT普及のために必要な条件
7.今後、利用してみたいICTソリューション
8.今後ICT利用する際の年間投資可能額
9.農業ICT・精密農業についての自由意見

<農業生産法人(100法人) 個別調査票)>
1.水稲
(有)厚真ファーム、(有)ケイホットライス、十和田アグリ(株)、
(有)川口グリーンセンター、(株)サンエイト、(株)田伝むし、
(農)みずほファーミング、(有)東雲農園、(有)藤岡農産、みすず農場、
(農)りぞねっと、(有)ファームオアシス、(株)風の丘ファーム、
(有)サンライス魚沼、(株)高橋農産、新潟ゆうき(株)、(有)ホープイン中沢、
(有)リバーサイド石津、(株)ALIVE-21、(有)営農ワイエムアイ、
農事組合法人ガイアとなみ、(有)カンダファーム、(有)さくさく村、
農事組合法人たてやま営農組合、(有)ドリームファーム、(有)ファーム古井、
(有)川原農産、(有)グリーンアース杉浦、農事組合法人カタヤマ、
(有)陶芸の里農産組合、(有)山田農園、(有)佐久平興農、(有)ティーエム、
(株)農健、農業屋ファーム(株)、森日光(有)、(有)アグセス愛知、
(有)木村農芸、(有)グリーンパワー長浜、(有)中谷農場、(有)もりかわ農場、
農事組合法人ほづ、農事組合法人木喰の郷もろはた、(農)アイガモの谷口、
北山農産(有)、(農)丹波たぶち農場、(有)みたけの里舎、
(株)グリーンファーム大黒、(有)こおげ農業開発センター、(株)ファーム木精、
(有)備南農産、農事組合法人さだしげ、(農)小国ファーム、(株)うきうき森田農場、
(株)AGL、(株)たかき、(株)宮崎アグリアート

2.農園芸(野菜・果樹・花き)
(有)サンファーム、(株)青森りんごランド、(有)ナチュラルファーム、
(有)氏家農場、(有)伊達水蜜園、(有)サンワアグリビジネス、
(有)アグリファクトリー、(有)高橋農園、(株)照沼勝一商店、
(株)グリンリーフ、農事組合法人安行グリーン、(株)金井ファーム、
(株)関東地区昔がえりの会、(有)ニイクラファーム、農事組合法人クラインガルテン、
農事組合法人富山東部球根プラント組合、(有)金丸物産金井きのこ園、
(有)トップリバー、(有)永田バイオ研究所、(株)マッシュアンドフルーツ、
農事組合法人セントラルローズナーセリー、日本農産(株)、(有)ネクト、
(株)プラネット、(株)丸利吉田銘茶園、(株)門真れんこん屋、(株)山本きのこ園、
(株)吉田農園、(有)黒髪カーネーション、(有)フロンティアアグリカルチャーながさき、
(株)井ヶ田製茶北郷茶園、(有)西牟田農園、(有)ビオ・ファーム、
(有)勝山シークヮーサー

3.酪農・畜産
(有)上田畜産 十勝北乃夢牧場(株)、(株)オーケーコーポレーション、
(有)黒富士農場、(有)大西畜産、大江ノ郷自然牧場、(有)福田ファーム、
セブンフーズ(株)、(有)レクスト、(有)えこふぁーむ、(有)坂元種畜場

第Ⅳ章 スマート農業 有力参入企業の個別動向

IDECシステムズ&コントロールズ(株)
  ~事業ブランド「Fine’s Farm」が確立、本社に事業を移管し本格参入を開始~
(株)アグリコンパス
  ~JA改革を追い風に農業ICTの普及に挑む~
イーサポートリンク(株)
  ~GAP等認証取得をサポートする機能追加を計画中~
井関農機(株)
  ~2018年にはロボットトラクタの販売を予定~
(株)NTTドコモ
  ~通信機器キャリアの強みを生かして地方創生を支援~
(株)オプティム
  ~2017年に自社設計ドローンの販売目指す~
(株)クボタ
  ~農家の課題を解決するクボタスマートアグリシステム「KSAS」~
(株)JSOL
  ~生産者と外部機関を連携するデータマネージメントプラットフォーム~
ジオサーフ(株)
  ~中型・小型機向けのオートステアリングで市場狙う~
スキューズ(株)
  ~ロボット事業で培ったノウハウを農業ICTへ~
(株)SenSprout
  ~センサーを軸に水の管理で環境破壊の防止を目指す~
ソリマチ(株)
  ~農業生産者収入保険制度の導入で税務処理の重要性を訴求~
(株)大和コンピューター
  ~メロンの養液栽培を軸に農業ICTの提供による農業改革~
(株)デンソー
  ~遠隔地でもハウスの状態を確認できる新商品「プロファーム・モニター」の販売が拡大~
(株)トプコン
  ~国内市場は“超低速”“後進”機能が好調要因に~
(株)ニコン・トリンブル
  ~ノウハウの販売へ事業転換を模索~
日本電気(株)
  ~社内体制を一新させスマート農業へ更なる注力を図る~
(株)農業総合研究所
  ~新たなプラットフォームを創造し、農業ベンチャー初の東証一部上場、流通総額1兆円を目指す~
(株)ハレックス
  ~農業向けに気象データを解析し、1km四方で72時間後までの気象予測を展開~
PSソリューションズ(株)
  ~作物ごとに有効利用できるデータを見極め、過不足なく設備を整える方針~
(株)日立システムズ
  ~クラウドサービスを軸に事業を“協創”、農業を含めたソリューションを提供~
(株)日立ソリューションズ
  ~「GeoMation農業支援アプリケーション」を様々な分野へ活用するとともに、データ連携の実現を図る~
(株)日立ソリューションズ東日本
  ~生産支援ソリューションへ注力~
(株)ファームノート
  ~国内1,600件の酪農家・畜産農家に導入実績、海外展開も視野~
富士通(株)
  ~「豊かな食の未来へICTで貢献する」方針の下、食・農クラウド 「Akisai(秋彩)」シリーズを展開~
ベジタリア(株)
  ~開発から普及フェーズへ、「PaddyWatch」新型モバイルモデルでコスト半減設計~
ボッシュ(株)
  ~日本のボッシュから農業IoTテクノロジーを世界に発信~
ヤンマー(株)
  ~「リモートセンシング」や「ロボット農業」で更に拡がるスマート農業事業~

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