2019年版 偏光板及び部材フィルム市場 2nd Half Report ~LIMITED PUBLICATION FOR THE SPECIFIC CUSTOMERS~

国内外の偏光板メーカー及びその部材メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、さらに周辺調査を行うことで、ワールドワイドの偏光板市場における現状と今後の動向の把握を目的とする。
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発刊日
2019/11/13
体裁
A4 / 128頁
資料コード
C61115400
PDFサイズ
6.0MB
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2019年版 偏光板及び部材フィルム市場 2nd Half Report ~LIMITED PUBLICATION FOR THE SPECIFIC CUSTOMERS~
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2019年版 偏光板及び部材フィルム市場 Annual Report
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調査概要
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調査対象:偏光板メーカー、位相差フィルムメーカー、PVA保護フィルムメーカー
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2019年9月~2019年10月

調査結果サマリー
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偏光板・部材フィルム世界市場に関する調査を実施(2019年下期)
2019年度の偏光板世界生産量は前年度比3.7%増の5.54億㎡の見込
~第1四半期には偏光板不足が懸念されたものの、第3四半期からのTVパネル減産・在庫調整により偏光板需要量は落ち込みを見込む、2020年にはTVとTVパネルの需給バランスは改善に向かう見通し~

資料ポイント
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  • 韓国陣営の減産分「年間40M TV Panel Set」はBOE,CSOTへ
    「非TAC系偏光板」、ポストLGD・SDCを狙う中国市場で再び黄金期に突入
  • 韓国TVパネル陣営の「LCD損切り」、戸惑う偏光板各社、想像を上回るペースで減産計画を実行
    予想外の展開、フル稼働状態から19年Q3より偏光板各社の稼働率がダウンし新規ライン稼働時期の調整へ
    LG化学・広州、CMMT・昆山共に2.5M幅新ライン稼働は20年に後倒しへ、主要部材が出揃う下期が妥当
  • LG化学の買収先候補にはJinJiang(锦江)の他Display関連社名の名前も、有力候補社名は台頭せず
    噂ばかりが一人歩き状態が続くなか、JinJiang(锦江)の真相は?本命は合肥・長豊で100億元の投資が濃厚?
  • 偏光板競合他社に内製部材の反射防止・プロテクト・PMMAフィルムの販売を本格化させるLG化学
    最大手として豊富な量産品向け実績が採用を後押し、2020年以降偏光板部材フィルム市場に地殻変動の兆し
  • 中国・合肥が偏光板のメイン生産地区へ?SunnyPol、2.5M幅偏光板設備導入に向けた資金集めの真っ只中
    JinJiang G.、昆山・CMMT、SAPOの関与はなく、独自で合肥で残り2.5M幅4本の投資を実行?
  • 中国TVマーケットで「非TAC系偏光板」ニーズの急増現象は進行中、20年は4枚TAC離れの過渡期と予想
    韓国陣営の代わりBOE、CSOTの他、後発CEC-Panda、HKCもCOP・PET系偏光板への要望拡大
  • 溢れ出す新規増設Capa.捌けるか。20年5月頃にゼオンCOP、東洋紡PET Filmの2.5M幅新規ラインが稼働
    20年末新ラインの稼働を控える東洋鋼鈑に加え、中国「龍華」も2.5M幅でPMMA Film市場に参戦
  • 爆発的に増加するOLED-TVパネル、19年上期で「2枚型」から「1枚型液晶塗布」偏光板に切り替え済み
    OLED-TVがMiddle-Low向け展開開始と共にMiddle-LowTV向けでは再び「COP系偏光板」採用が復活
    19年より微量ながら「Galaxy Fold」向け市場登場、「Galaxy Fold」は日東・富士フイルム陣営が担当

資料概要
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第1章 偏光板市場
第2章 大型位相差フィルム市場
第3章 中小型位相差市場
第4章 PVA保護フィルム(保護側:Outer)市場

リサーチ内容

第1章 偏光板市場

1-1.偏光板市場 Hot Topics in 2019下期~
1-2.偏光板市場動向(全体)
  偏光板市場、2019年もプラス成長を見込むも年間成長率ダウンへ
  韓国SDC、LGDのTVパネル生産縮小、中国パネル陣営の在庫整理が響く
  (図)偏光板・部材フィルム市場規模(全体、2019年度見込み)
  2019年Q3より偏光板需要に異常事態
  19年下期・20年の偏光板市場規模予測、下方修正へ
  (図・表)LCDタイプ別偏光板市場規模推移(2015~2020年度予測)
  7月に始まった大型TVパネルの生産減少・在庫調整で
  2019年下期より偏光板需要が落ち込む
  偏光板Shortageリスクから一転、「LCD-TV生産バブル」ついに弾ける
  (図・表)LCD-TFT向け偏光板市場規模推移(2015~2020年度予測)
  2019年Q3からの「TVパネルの減産ドミノ」により、19年Q4も期待薄
  2020年春より回復の目処あり?唯一の突破口であるものの、
  もはや甘くない中国大型パネル陣営
  (図・表)偏光板市場規模の短期展望(2019年Q1~2020年Q4)
  TVセットとTVパネルの需給バランスが合わず、常にTVパネルの生産台数は過剰状態
  TVパネル供給側での過渡期は19年上期にピーク、20年以降は需給バランスの健全化へ
  (図・表)TV向け偏光板市場規模推移(2015~2020年度予測)
  絶対的なボリュームを確保するTV向け偏光板マーケット
  偏光板需要を牽引するのは、やはり中国TVマーケット
  (図・表)TV向け偏光板市場規模推移(2015~2020年度予測)
  韓国TVパネル陣営の「LCD損切り」、戸惑う偏光板各社、
  想像を上回るペースで減産計画を実行中
  次なるSDC、LGDは誰?、High-End TVパネル市場は誰が埋められる?
1-3.中国向け偏光板市場の動向
  BOE、CSOT等主要メーカーの在庫整理により2019年における
  年間成長率は鈍化しているものの、中国TVマーケットの勢いは変わらず
  (図・表)中国TVパネルマーケット向け偏光板の出荷面積推移
  (2015年~2020年予測)
  韓国パネル陣営の減産計画により2020年以降
  中国TVマーケット向け偏光板需要はさらに加速化
  (図・表)中国TVパネルマーケット向け偏光板の出荷面積推移
  (2014年~2019年予測)
1-4.偏光板メーカー動向
  LG化学、2019年内に中国LCDパネル向け偏光板事業整理を推進、間に合うか
  候補社絞りのステージに突入するも有力候補社名は台頭せず、
  JinJiangのLG化学買収説の真相は?
  「中国LCD向け偏光板事業整理」の一方で、偏光板部材フイルムの外販事業を強化
  2020年より反射防止・プロテクト・PMMAフィルムの販売を本格化、
  偏光板部材市場にシェア変動の兆し
  2019年上期での大型偏光板ラインのフル稼働状態から、19年Q3より稼働率がダウン
  Q4時点においては大手偏光板メーカーを中心に20%以上の余力を保有
  (図)偏光板メーカー別の生産能力及び生産量推移(2019~2020年度予測)
  想定外の展開、新規ラインの稼働スケジュールを調整
  LG 化学・広州、CMMT・昆山の2.5M幅偏光板ラインは需要に合わせ稼働時期の後倒しへ
  (図)偏光板メーカー別の生産能力及び生産量推移(2019~2020年度予測)
  サムスンSDI、相変わらずTV向けPET系偏光板が好調、昆山・CMMTもシェア拡大中
  2020年以降はBOEがバックについたSunnyPol.の動きに注目
  (図)偏光板メーカー別のシェア(2019~2020年度予測)
1-5.偏光板市場の新規増設計画の動向
  LG化学、2.6M幅での偏光板生産は20年Q1から?
  COP、PETフィルムの調達を考慮すると20年下期が妥当
  サムスンSDI、現時点でみると投資決断の見送りが正解!?
  (表)中国における偏光板の生産能力推移及び増設計画
  (韓国、日本メーカー、2019年Q4時点)
  昆山・CMMT、SAPO共に新規2.5M幅偏光板ラインの稼働スケジュールが遅れ
  SunnyPol、2.5M幅偏光板設備導入を実行?IPOを発行する等資金集めの真っ只中
  (表)中国における偏光板の生産能力推移及び増設計画
  (中国メーカー、2019年Q4時点)
  BMC・Optimaxの装置を買収したWinPol、
  PVAフィルムのWanwei G.が偏光板事業に意欲を示すも、頭角現れず
  そのなか、新規参入社さらに現れる、Amer(正威集団)、計4ラインの計画?
  (表)中国における偏光板の生産能力推移及び増設計画
  (新規中国メーカー、2019年Q4時点)
1-6.超超広幅2,500mm~偏光板市場の動向
  65”TVパネルの減産に入ったBOE、先が不透明なSharp・広州のG10.5
  65”TV狙いの2.5M偏光板生産幅、確実に稼働する3本に加えそれでも追加投資続行か?
  JinJiang G.、昆山・CMMT、SAPOの関与はなく、
  独自で合肥で残り2.5M幅4本の投資を実行予定?
  SunnyPolも同じく合肥で2.5M幅偏光板ラインへの投資意欲を示す、今回は本気か
  (表)偏光板の超広幅2500㎜生産設備の導入状況
  2020年下期より「2.5M~幅偏光板マーケット」に参戦する
  全偏光板部材フィルムの供給体制が整う
1-7.偏光板後加工(RTP、RTS)
  LG化学、CMMTの中国市場向けRTP/RTSビジネスに注目、
  20年以降中国マーケットでのシェアに大きく影響
  サムスンSDIはBOEに続きCSOT向けにRTPを展開、
  SunnyPol.BOE向けで初RTP導入
  (表)RTP/RTSによる偏光板後加工の導入状況
  (中国パネルメーカー別、2019年Q4時点)
  (表)RTP/RTSによる偏光板後加工の導入状況
  (韓国、台湾パネルメーカー別、2019年Q4時点)
  (表)RTP/RTSによる偏光板後加工の導入状況
  (日本パネルメーカー別、2019年Q4時点)
1-8-1.VA TV向け偏光板マーケット(SDC TV向け)
  「A-TAC/PET」がSDC TV向け主力構造になりつつあるも、
  使用面積では「2枚型COP」が上回る
  大幅な減産を実行するSDC向け偏光板需要量が減少も、
  「TAC/PET」構造の使用面積は拡大
  (図)SDC TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  「2枚型COP」系を展開する東友と日東がシェア維持
  先行するサムスンSDI、 LG化学のほか、
  CMMTが19年Q4より「TAC/PET」構造向けに参戦
  (図)SDCにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-2.VA TV向け偏光板マーケット(AUO TV向け)
  大型TV向けを中心とした「COP/PMMA」構造は、
  2019年AUO TV向け全体の55%を確保
  住華、内製PMMAフィルム「Wolf」の全面活用で「COP/PMMA」市場の70%以上を担当
  (図)AUO TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  動き出した新規内製PMMAフィルムラインの活用で20年以降も住華の好調が続く見込み
  BMC、AUO TV向けシェア維持には
  「COP/PMMA」市場への本格参入が欠かせないが、苦戦続き
  (図)AUOにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-3.VA TV向け偏光板マーケット(Innolux TV向け)
  小型TVがメインであるInnolux向けでは「4枚TAC」マーケットが50%を維持
  LG化学、SDI、「TAC/PET」の販売開始
  (図)Innolux TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  サムスンSDI、2019年よりPET系偏光板でInnolux TV向けに参戦
  BMC、19年からTV向け参入を図るも、本格参戦は2020年よりスタート
  (図)InnoluxにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-4.VA TV向け偏光板マーケット(CSOT TV向け)
  中国VA-TV陣営最大手CSOT、ついにCOP、PET系偏光板の採用を本格化
  2019年より非TAC系偏光板の使用面積が急増
  (図)CSOT TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  LG化学、SDIはPET系偏光板展開でCSOT TV向けでシェア拡大が確実視
  非TAC系への切り替えは急務、
  「4枚TAC」を展開する偏光板メーカーのシェアが相対的にダウン
  (図)CSOTにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-5.VA TV向け偏光板マーケット(CEC-Panda TV向け)
  CEC-Panda TVマーケット、
  2019年から「4枚TAC」以外にPET系偏光板の採用開始
  2020年より4枚TAC離れが加速化すると予想
  (図)CEC-Panda TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  CMMT、CEC-Panda TV向けで圧倒的なシェアも、
  PET系競合他社の販売拡大で相対的にシェアダウン
  サムスンSDI、2019年よりCEC-Panda TVマーケットに参戦、
  今後の伸びは「4枚TAC離れ」次第
  (図)CEC-PandaにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-6.VA TV向け偏光板マーケット(CHOT TV向け)
  CHOT TV向けでも「TAC/PET」構造の採用スタート
  CHOT向けでPET系偏光板の販売拡大を推進するSDIのシェア拡大を予想
  (図)CHOT TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  CHOT TV向けで圧倒的な強さをみせるCMMTシェアの奪い合いへ
  2019年よりLG化学、サムスンSDIの急成長
  (図)CHOTにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-7.VA TV向け偏光板マーケット(HKC TV向け)
  後発中国TVパネル陣営は非TAC系偏光板の採用拡大の本戦へ、HKCもPET採用に踏み切る
  SDC TV向けの物量減少を回避するためか?、サムスンSDIのPET系偏光板展開が鍵を握る
  (図)HKC TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  CMMTの圧倒的なシェアに対し、サムスンSDIが徐々にシェア拡大
  (図)HKCにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-8-8.VA TV向け偏光板マーケット(Sharp TV向け)
  Sharp・堺TV向けでは「COP/PMMA」、「TAC/PET」合わせ全体7割の使用比率を誇るも、
  TVパネル生産物量は少量に留まっているのが現状
  (図)Sharp TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  Sharp・広州向け偏光板市場が期待されたものの、
  現時点においては稼働時期を含め予測不能
  RTP搬入を決めたLG化学、CMMTが痛手
  (図)SharpにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-9-1.IPS TV向け偏光板マーケット(LGD TV向け)
  LG化学の参戦で「RF Pol.」がLGD TV向け主力偏光板構造へ、
  2019年より急成長を遂げる
  PMMAフィルム市場に走る衝撃、「4枚PMMA」マーケットの縮小へ
  (図)LGD TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  LG化学、内製PMMAフィルムに拘らず、PETフィルムを選択
  LG化学の「4枚PMMA」展開縮小でLG化学内製生産量及び外部からの
  PMMAフィルム調達量が著しく減少
  (図)PMMA film Supply Chain
  LGDのTVパネルセットの生産縮小にも、「RF Pol.」の調達量を維持
  相対的にPMMA系偏光板マーケットが打撃を受ける形へ
  日東電工、深圳拠点の稼働と共に「RF Pol.」の出荷拡大を受けシェアアップ
  販売量維持できるか「4枚PMMA」の東友、サンリッツ代わりのSAPOは2020年より参戦へ
  (図)LGDにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-9-2.IPS TV向け偏光板マーケット(BOE TV向け)
  異例の在庫整理が続くも、最大手有望顧客であることには変わりなし
  BOE TV向けにPET物量を最優先するサムスンSDI、LG化学
  (図)BOE TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  BOE TV向け、LG化学が総量で常に圧倒的な物量を対応、
  続く住友、SDIも堅調にシェア保守
  SunnyPolは2019年は「4枚TAC」で認証得ず、20年より参戦か?
  (図)BOEにおけるTV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-10.OLED TV向け偏光板マーケット(LGD TV向け)
  OLED TV向けのLG化学、2019年上期時点で「2枚型」から「1枚型液晶塗布」に切り替え済み
  Middle・Low-End OLED TVパネル向けでは 「COP系偏光板」の採用が濃厚
  (図)LGD OLED-TV向け 偏光板の材料構成及び使用比率(面積ベース)
  OLED TV向け偏光板市場は、当面東友ファインケムとLG化学2社で供給見込み
  2020年以降の急増するOLED TVパネルの生産台数、この2社のみで対応可能?
  (図)LGDにおけるOLED-TV向け偏光板メーカーシェア(2018年~2020年予測)
1-11.偏光板メーカーシェア
  ・SDC向け全体
  生産縮小による絶対量は減少も、TV向けが牽引し、
  SDC向け全体シェアでサムスンSDIがトップ
  東友、大型向けではややシェアダウンも、
  「iPhone」や「Galaxy」用AMOLED向けの物量で中小型では堅調
  (図)SDCにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・LGD向け全体
  LG化学、TV向け物量が減少傾向でLGD向け全体シェアダウンが続く
  TV向け「4枚PMMA」で安定した物量を確保した東友はシェア安泰、
  SAPOの本格参入は20年より
  (図)LGDにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測

  ・AUO向け全体
  AUO TV向けで5割以上の使用面積を確保する主力構造「COP/PMMA」を手掛ける
  住華のシェア拡大と
  TV向け「COP/PMMA」偏光板の開発の出遅れが響くBMCのシェアダウンが続く
  (図)AUOにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測

  ・Innolux向け全体
  CMMTはInnoluxの資本関係解消により物量が見込めず、19年はTV向け販売が維持
  BMCはInnolux MNT市場でシェア10%強の獲得へ、TV向けは20年以降本格化
  (図)Innoluxにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・BOE向け全体
  TV向けで圧倒的な強さを見せるLG化学も、競合他社のシェア拡大で相対的に
  ややシェアダウン
  サムスンSDI、「TAC/PET」構造でBOE TV向けシェア20%強獲得へ
  (図)BOEにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・CSOT向け全体
  LG化学がCSOT向けでトップシェアを維持、SAPOはCSOT TV向けシェア10%強を保守
  PET系偏光板の採用拡大でSDIのシェア拡大を予想
  (図)CSOTにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・CEC-Panda向け全体
  CEC-Pandaの大型TV展開が本格化
  TV向け主要サプライヤーCMMT、LG化学が高シェアを維持、20年より
  SDIのシェア拡大に期待
  (図)CEC-Pandaにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測

  ・CEC-CHOT向け全体
  CHOT TV向けではCMMTが圧倒的なシェアを保有
  新規RTP装置稼働を控えるLG化学、PET系の出荷拡大を狙うサムスンSDIの成長を予想
  (図)CEC-CHOTにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・HKC向け全体
  中国新興VA-TV陣営向けに強みをみせるCMMTはHKC向けでも高シェア維持
  19年よりRTP/RTS装置を稼働させるLG化学とPET系偏光板で採用がスタートしたSDIの伸びが確実
  (図)HKCにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

  ・Sharp向け全体
  昆山・CMMT、2019年よりSharp・堺向け偏光板の販売開始
  Sharp向けにLG化学が大幅なシェアアップ、相対的に日東電工がシェア縮小へ
  (図)Sharpにおける偏光板メーカーシェア(金額ベース、2018年~2020年予測)

第2章 大型位相差フィルム市場

2-1.LCDモード別大型位相差フィルム市場規模全体(VA、IPS、TFT-TN)
  2019年IPS用位相差フィルム市場はマイナス成長へ
  背景にあるのは、IPS TVパネル陣営の減産と
  「IPS位相差フィルムレス偏光板(RF Pol.)」の出荷増大
  (図・表)大型分野におけるLCDモード別位相差フィルムの市場全体
  (VA、IPS、TFT-TN、前年比)
  韓国LGDのIPS TVパネルの生産減少分の影響を受けるIPS用位相差フィルム市場
  2020年以降はBOEのTVパネル生産量復帰やHKCの新規IPSパネル製造ライン向けが回復の鍵
  (図)大型分野におけるLCDモード別位相差フィルムの市場全体
  (VA、IPS、TFT-TN、構成比)
2-2.材料別大型位相差フィルム市場規模全体(TAC、COP、PMMA)
  PMMA系の著しい減少は、「4枚PMMA」市場縮小やLG化学が進める
  PMMA系脱却によるもの
  COP系、中国後発VA-TVパネル向け出荷増も、ボリュームゾーンであったSDCの
  減産影響で大きく伸びず
  (図・表)大型分野における位相差フィルム材料別需要量推移
  (TAC、PMMA、COP系、前年比)
  20年以降は中国後発TVパネル陣営の「4枚TAC」離れのスピード次第で
  COP市場の成長が決定
  変数は中国VA-TVパネル陣営の選択、COPか、それともTAC/Outer PET?
  (図)大型分野における位相差フィルム材料別需要量推移
  (TAC、PMMA、COP系、構成比)
2-3.大型VA向け位相差フィルム市場
 2-3-1.大型VA用位相差フィルム市場(メーカー別)
  コニカの成長源は中国VA-TV陣営からの「4枚TAC」ニーズ、ただ「TAC/PET」への
  切り替えでもコニカは物量確保
  20年4月よりゼオンの新規COPフィルム生産ラインが稼働、
  20年以降は中国VA-TV陣営向け物量確保が最優先
  (図・表)大型TFT-VAにおけるメーカー別位相差フィルム販売量推移
  COP系を抜いてTACフィルムのコニカがトップ
  COP vs TAC、High-End TV向けを狙う中国VA-TVパネル陣営の選択待ち
  (図)大型TFT-VA向け位相差フィルム市場におけるメーカーシェア
  (2018年~2020年度予測)
 2-3-2.大型VA用「COP系」位相差フィルム市場
  2.5M幅対応設備でCOPフィルムの生産Capa.をアップ、COPフィルム需要確保で
  稼働率保てるか
  コニカのCOP系「SANUQI」、積極的なプロモーション効果あり?品質次第では
  20年より採用の可能性も
  (表)大型TV向けCOPフィルムの供給能力一覧(2019年Q4)
  (図)大型VA位相差向けCOPフィルムのサプライチェーン(2019年Q4時点)
2-4.大型IPS向け位相差フィルム市場
 2-4-1.大型IPS用位相差フィルム市場(メーカー別)
  TAC系富士フイルム、コニカ共にBOE TV向けが安定、
  19年は大型IPS用位相差市場でコニカのみが成長
  LG化学、20年以降は内製PMMAフィルムの生産量をさらに縮小、外部調達量も
  減少させる方針
  (図・表)大型TFT-IPSにおけるメーカー別位相差フィルム販売量推移
  大型IPS用PMMAフィルム陣営、大幅に生産縮小へ
  大倉工業、19年Q3よりLG化学向け販売量は大幅に減少、20年以降も回復目処立たず
  (図)大型TFT-IPS向け位相差フィルムにおけるメーカーシェア
  (2018年~2020年度予測)
 2-4-2.大型IPS用「PMMA系」位相差フィルム市場
  東洋鋼鈑の2.5M幅PMMAフィルム生産ラインは20年末に稼働予定
  PMMAフィルムの市場成長が不透明のなか新規参入社登場、中国・龍華は既に
  2.5M幅生産設備の発注済み
  (表)偏光板用PMMAフィルムの供給能力一覧(2019年Q4)
  (図)PMMAフィルムのサプライチェーン(2019年Q4時点)

第3章 中小型位相差市場

3-1.LCDモード別中小型位相差フィルム市場規模全体(AM-OLED、IPS、TFT-TN、VA)
  「iPhone」や「Galaxy S」、High-Endモデルで搭載が決定した
  OLED向け位相差市場は絶好調
  相対的に中小型IPSモード向け位相差フィルムの出荷量は減少へ
  (図・表)中小型分野における位相差フィルムモード別需要量推移
  (図)中小型分野における位相差フィルムモード別需要量推移
  (構成比、2018年~2020年度予測)
3-2.材料別中小型位相差フィルム市場規模全体(液晶塗布、TAC、COP、PMMA)
  AMOLEDパネル搭載のHigh-End SmartPhone向けでは
  薄さ、色味特性に優れた「液晶塗布型」がスタンダード
  (図・表)中小型分野における位相差フィルム材料別需要量推移
3-3.OLED用中小型位相差フィルム市場
  3-3-1.中小型OLED用市場(メーカー別)
  High-End向けは「液晶塗布型」一色、
  Middle-Low向けは「フィルム型」のニーズ根強く残る
  「Galaxy Fold」向けは、日東・富士フイルム陣営の「液晶塗布型」で確定
  (図・表)中小型AM-OLEDにおけるメーカー別位相差フィルム販売量推移
  2019年よりユーザーの歩留まりはさらに改善傾向にあるものの、
  「液晶塗布型」出荷量は好調
  富士フイルム、20年内での採用を目指し歩留まり改善に寄与する
  「液晶塗布1枚型」のサンプル出荷中
  (図)中小型AM-OLED用位相差フィルム市場におけるメーカーシェア
  (2018年~2020年度予測)
  3-3-2.中小型OLED向け偏光板構造
  新型「GalaxyS」、「iPhone」共に「液晶塗布型」は2枚構成(λ/2 +λ/4)が主流へ
  19年より「Galaxy Fold」向けマーケット登場も、マーケット規模は微量からスタート
3-4.中小型IPS用市場(メーカー別)
  中小型IPS向け位相差フィルムマーケット、大幅縮小へ
  20年以降「iPhone」は全モデルOLEDパネル採用に切り替わり、
  再び拡大は今後も期待できず
  (図・表)中小型TFT-IPSにおけるメーカー別位相差フィルム販売量推移
3-5.中小型TN-TFT用市場(メーカー別)
  中国市場ターゲットのTNモード対応SmartPhone向けでWV出荷量は低位安定が続く
  (図・表)中小型TFT-TNにおける「WV」の販売量推移

第4章 PVA保護フィルム(保護側:Outer)市場

4-1.材料別PVA保護フィルム(保護側:Outer)市場規模全体(TAC、PMMA、PET)
  TVパネルの減産影響なし?PETフィルムの人気が続く
  中国後発VA-TV陣営からの採用が本格化、19年度Outer市場でPET系は
  19%のシェア獲得の見込み
  (図)PVA保護フィルム(保護側:Outer)の材料別需要量推移と予測
  (2018~2020年度予測)
  19年より後発中国TVパネル陣営の「4枚TAC」離れスタート、再びP-TACの物量減少
  「4枚TAC」の切り替え構造は「OuterPET系」、PET人気絶大
  (図・表)PVA保護フィルム(保護側:Outer)材料別需要量推移
  (TAC、PMMA、PET系)
4-2.PVA保護フィルム(保護側:Outer)全体市場
 4-2-1.PVA保護フィルム(保護側:Outer)市場全体(メーカー別全体)
  非TAC系「PMMA」、「PET」フィルムの成長シナリオ揺るがず
  ただし、Outer PMMAフィルム市場はLG化学の「4枚PMMA」離れの影響を受ける
  (表)PVA保護フィルム(保護側:Outer)の市場規模及びメーカー販売量推移(前年比)
  コニカのTV向けP-TAC事業縮小による特需にも「4枚TAC」離れが響く富士フイルム
  東洋紡、19年度にシェア20%に迫る勢い
  (図)PVA保護フィルム(保護側:Outer)の市場規模及びメーカーシェア
  (2018年~2020年度予測)
  (表)PVA保護フィルム(保護側:Outer)の市場規模及びメーカー販売量推移(シェア)
 4-2-2.PVA保護フィルム(保護側:Outer)TAC市場(TACメーカー別)
  コニカ、60μmを中心にP-TAC事業縮小へ
  コニカの特需が発生するも、非TAC系材料に押されTAC系各社プラス成長ならず
  (図・表)PVA保護側(Outer)向けP-TACフィルム市場及びメーカー販売量推移(前年比)
 4-2-3.PVA保護フィルム(保護側:Outer)PMMA市場(PMMAメーカー別)
  住友化学の新規PMMAフィルムラインの稼働と共に「Wolf」の生産拡大
  PMMAフィルム市場に参入したHYOSUNG、
  LG化学の「4枚PMMA」離れで19年以降出荷量見込めず
  (図・表)PVA保護側(Outer)向けPMMAフィルム市場及びメーカー販売量推移(前年比)
 4-2-4.PVA保護フィルム(保護側:Outer)PET市場(PETメーカー別)
  BOE TV向け「TAC/PET」構造の採用拡大がPETフィルム市場を牽引したほか、
  CSOTを先頭とする中国VA-TV陣営からPETフィルムの新規需要を獲得
  (図・表)PVA保護側(Outer)向けPETフィルム市場及びメーカー販売量推移(前年比)
  2020年5月以降の東洋紡の供給体制は万全、PETフィルムは次の成長ステージに突入
  20年以降は莫大な供給能力を有するPETフィルムにTACとPMMAフィルムはどう戦う?
  (表)PVA保護側向けPETフィルムの供給能力一覧(2019年Q4)
  SKC、自社製品で参入ならず、新規PETフィルムメーカーの参入は遅れ気味
  東洋紡のOEMラインは本格稼働直前
  (表)PVA保護側向けPETフィルムのサプライチェーン(2019年Q4時点)
4-3.偏光板用部材フィルムの価格動向
  2019年前半は偏光板部材フィルムサイドでも
  フル稼働状態で部材フィルム単価は下げ止まり
  以前のような大幅な単価下げはないものの、19年下期より全材料フィルムで
  やや価格ダウン
  (表)位相差・PVA保護フィルムの材料別価格動向(2019年Q4)
4-4.PVA保護フィルムと位相差フィルムの材料別市場規模全体
  2019年のPVA保護フィルム市場全体(位相差+Outer)で
  非TAC市場は約35%を確保
  2020年には非TACが全体シェア40%に迫る勢いをみせる
  (図)材料別需要量推移と予測(PVA保護フィルム+位相差フィルム、2018~2020年度予測)
  (図・表)材料別需要量推移と予測(PVA保護フィルム+位相差フィルム、シェア)
  (図・表)材料別需要量推移と予測(PVA保護フィルム+位相差フィルム、前年度比)
  (表)PVA保護フィルムと位相差フィルムの材料別需要量推移と予測

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