2019年版 容器市場の展望と戦略

本調査レポートでは、容器メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査するとともに、各種容器の中味別、チャネル別等の需要動向を明らかにした。

発刊日
2019/12/27
体裁
A4 / 394頁
資料コード
C61118100
PDFサイズ
12.7MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:容器メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査するとともに、各種容器の中味別、チャネル別等の需要動向を明らかにする。
調査対象:プラスチック軽量容器(PSP 容器、A-PET 容器、OPS 容器、PP フィラー容器等)、PET ボトル、金属缶(アルミ缶、スチール缶)、紙容器(紙カートン、紙カップ、紙器)、ガラスびん、チルドカップ、CVS カウンターコーヒー用カップ
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用した。
調査期間:2019年11月~2019年12月

調査結果サマリー
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容器市場に関する調査を実施(2019年)
サスティナブル(持続可能)材料の安定調達こそが最重要課題に

資料ポイント
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サスティナブル材料の安定調達こそが最重要課題
流通・飲料・食品の業界団体と一体となった回収スキームの再構築を!

  • 全体
    「環境対応=付加価値」、新型容器は価値の最大化を前提とした価格設定へ
  • PETボトル
    再生樹脂の確保がPETボトル・PFメーカーの最重要課題に
  • 紙カートン
    明治は500ml容量でもTBウルトラエッジを採用、森永乳業及び雪印メグミルクの次の一手に注目が集まる
  • 紙カップ
    「GREEN CHALLENGE 2050」を受け、CVSでの中食市場開拓に本腰を入れるメーカーも
    「オール紙製品」の実現に向けて紙化開発が活発化
  • アルミ缶・スチール缶
    PETボトル入りコーヒーとの競合に苦戦するボトル缶
    2019年はエナジードリンクや抹茶飲料などに採用、水向けなどでの需要増にも期待
  • ガラスびん
    ドレッシング向けを中心に他素材容器への切り替えがガラスびん市場を直撃
    2019年のガラスびん市場は、2年連続で前年比約95%の見込み
  • プラスチック軽量容器
    PPF容器の市場規模は安定推移、2020年はバイオPE配合の容器開発が活発化へ

資料概要
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第1章 容器市場の展望と戦略
第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略
第4章 紙容器メーカーの展望と戦略
第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略
第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略
第7章 チルド飲料用カップ市場の展望と戦略
第8章 CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望と戦略

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 容器市場の展望と戦略

サスティナブル材料の安定調達こそが最重要課題
  流通・飲料・食品の業界団体と一体となった回収スキームの再構築を!
  プラ容器メーカーは再生樹脂及びバイオプラの活用によるサスティナブル化を推進
  静脈産業の「産業化」構築に向け、流通・ブランドオーナーのみならず
  国の積極関与が不可欠
  (表)主要プラスチック軽量容器メーカー 環境配慮型製品
  「環境対応=付加価値」、新型容器は価値の最大化を前提とした価格設定を!
  (参考)海洋プラスチック問題に関する海外の状況
  1.各国の海洋プラスチック削減へ向けた取り組み・法案
  2.海外の官民連携プロジェクト
  3.海洋プラスチック問題について提唱する主要研究機関・財団・政府機関

第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

〔1〕 PSP容器市場の展望
  2019年の市場規模は前年割れも、
  宅配や病院・介護食など新たな需要の掘り起こしが進む
  (表)PSP容器 市場規模推移
  (表)PSP容器メーカーの原反使用状況から見た用途別需要推移
  (図・表)PSP容器メーカー原反使用状況からみたシェア推移
  レンジアップメニューの多様化に伴い耐熱PSP容器の採用が広がる
  NB商品の価格改定が逆風となり、カップ麺向けはマイナス成長に転じる
  PSP容器のリサイクル状況
〔2〕 PP系軽量容器市場の展望
  (1) PPF容器、低発泡PS/PP容器
  市場規模は安定推移、2020年はバイオプラスチック容器の開発が活発化へ
  (表)PPF容器 市場規模推移
  (図・表)PPF容器 メーカー別出荷量推移
  (2) 発泡PP容器
  コンビニのチルド弁当向けに需要堅調も、耐熱PSP容器との競合激化
  (表)発泡PP容器 市場規模推移
  (図・表)発泡PP容器 メーカー別出荷量推移
  (3) 透明PP容器
  耐熱容器の蓋材需要が貢献し、2019年の市場規模はプラス成長に転じる
  (表)透明PP容器 市場規模推移
  (図・表)透明PP容器 メーカー別出荷量推移
〔3〕 PET系軽量容器市場
  冷夏や度重なる自然災害などの影響を受け、
  2019年のPET系容器市場は成長率が鈍化
  (表)PET系容器 市場規模推移
  嵌合性の改善・向上や振り出し式など機能を付与した容器の需要が拡大
  (図・表)PET系容器 メーカー別出荷量推移
  耐寒性に着目した冷凍流通分野が新たな用途に浮上
〔4〕 PS系軽量容器市場
  (1) OPS容器
  蓋材需要が好調も、フードパック vs 紙/フィルムが激しさを増す
  2020年の市場規模は縮小幅拡大へ
  (表)OPS容器 市場規模推移
  耐熱、耐油、高強度などOPS容器の多機能化が進む
  (図・表)OPS容器 メーカー別出荷量推移
  (2) PS系ソリッド容器(真空・圧空)
  3点式容器や嵌合性を高めた容器が需要を下支え
  2020年にはバイオプラ容器の市場投入が始まる
  (表)PS系ソリッド容器 市場規模推移
  (図・表)PS系ソリッド容器 メーカー別出荷量推移

株式会社エフピコ
  独自素材を活かし、新規マーケット創出への挑戦を続ける
  電子レンジ対応製品やエコ製品が好調に推移し
  2020年3月期売上高は過去最高を更新
  2021年3月期に再生PET原料の供給能力は6万t/年規模へ拡大
  PSP容器ではエコトレー伸長、宅配や病院・介護施設向けへの供給もスタート
  エコOPET容器で冷凍流通分野への展開に乗り出す
  MSD容器はテープレス可能な「安心かん合」製品の販売が好調
  2019年にESG指数「FTSE4Good Index Series」
  「FTSE Blossom Japan Index」に選定

シーピー化成株式会社
  創造型食品容器メーカーとして
  機能性容器や環境配慮型の新素材容器を相次ぎ開発
  高い技術力から生み出される製品群が二年連続で食品産業技術功労賞を受賞
  2020年にはバイオPE配合「CP Bio」を市場投入へ
  2019年10月に群馬県に新工場・物流施設の建設用地を取得
  PS系では自社開発素材SFを用いた容器で需要を取り込む
  A-PET素材の「楽ポン®」シリーズは堅調推移
  BF素材の「強嵌合®」シリーズが2ケタの伸長率で推移

中央化学株式会社
  成長ステージへの移行を目指したオペレーション改革を推し進める
  構造改革が進展し、2019年3月期は3期ぶりに黒字化を果たす
  中国では生産効率の改善や新規取引先の開拓が進む
  「タルファー」「バイオCT」「C-APG」「Ever Value」を柱に
  成長市場へのアプローチを強化
  PP系は「CT」、PS系では耐熱PSP容器が需要を下支え
  地域のインフラを活用した効率的なリサイクルフローを構築

リスパック株式会社
  生産・物流インフラ、バリュークリエーター、環境負荷低減技術を柱に
  さらなる成長に向けた強靭な企業体質を構築
  売上高550億円を目標に掲げた新中計「ビルドアップ550」がスタート
  兵庫県に新工場建設用地を取得、西日本エリアの供給体制を整備へ
  バイオ容器の売上高比率は18%に上昇
  耐熱PLAなど環境負荷低減につながる新素材の開発を加速させる
  「美枠」をはじめとするスマート嵌合シリーズの販売が好調
  耐熱PSP容器はホットメニューの需要を取り込む
  高倍化により発泡PP容器は一層の断熱性向上と軽量化を実現
  3点式容器が好調を維持、PSP容器は高付加価値化にシフト

デンカポリマー株式会社
  Renewable、Reduceをテーマに環境配慮型素材を用いた容器開発を推進
  PSとPLAのバイオマスプラ複合素材「プラピス」をFABEX2019で発表
  高強度BOPSシート「クリアリード」を用いて
  A-PET比30%以上の軽量化を実現した嵌合フードパック「OPライトN」を市場に投入
  微発泡PP容器「セレーノ」、バイオPPF容器などPP系のラインアップを拡充
  耐熱PSP容器にはピッチ柄の「ラルム」を追加

福助工業株式会社
  食品容器分野は高付加価値化路線を深耕
  6分野の製品販売が総じて好調
  2019年3月期売上高は過去最高の1,059億円を達成
  HIPS容器は高級感・光沢感を活かし、高価格帯メニュー向けに提案を強化
  レンジアップメニューの広がりを追い風に、PP系耐熱容器の需要が拡大傾向
  2019年5月よりバイオマスプラ容器を対象としたワタミのリサイクル活動に参画

アテナ工業株式会社
  プラスチック及び紙の成形技術の蓄積を強みに
  環境対応に向けた次の一手を探る
  レンジアップ麺向けに耐熱PSP容器+耐熱OPS蓋の需要が順調に拡大
  押出設備のフル稼働が続き、A-PET容器の出荷量は前年並みで推移

株式会社ギンポーパック
  剛性、耐寒性、バリア性、トップシール適性など
  発泡PP容器の機能装備充実により一層の需要取り込みを目指す
  「パルファイン」はコンビニ向けに堅調推移
  独自形状の脱気孔を設けた蓋材の供給も始まる
  機能性シートを用いたOPS容器の製品化で先行

第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略

PETボトル市場の展望
  2019年のPETボトル市場は前年をわずかに上回る250億本強
  小型向けは微増となるも、大型向けが前年比94.8%へ
  (表)PETボトル出荷量推移(飲料用:本数ベース)
  インライン成形・アセプ充填ライン向けPFは2020年に全体の80%超が確実視
  (表)外販用プリフォーム需要量推移
  再生樹脂の確保がPETボトル・PFメーカーの最重要課題に
  (表)メーカー別プリフォーム及びPETボトル市場推移
  (表)主要ブランドオーナー別PETボトル原料調達方針
  (表)主要ブランドオーナー別PETボトル使用本数及び調達先
  (表)タイプ別バリアPETボトル市場推移
  (表)バリアPETボトル 概要及び出荷量推移
  ダブつきから一転、ブランドオーナーのB to B拡大で
  使用済PETボトルの需給は逼迫状況に
  新たな回収スキーム構築による高品質な原料確保は
  ブランドオーナー・流通の社会的使命
  (図・表)指定PETボトル回収率推移
  (図・表)国内資源化と海外再資源化
  (図・表)使用済みPETボトルの循環型リサイクル ボトルtoボトル(B to B)
  ブランドオーナー主導でB to Bの仕組みづくりを!
  再生樹脂メーカーのパートナーとしての展開が不可欠
  (図・表)PETくず輸出量推移(2011~2019年)
  (図・表)PETくず輸出量推移(2019年1~10月)

東洋製罐株式会社
  特徴あるボトルラインナップにより、ユーザー販売拡大支援の推進へ
  2019年にPF生産能力を拡大
  2019年もPF出荷量が好調に拡大、PETボトルは再び前年割れへ
  ブランドオーナーの目標に合致した供給体制の構築に向けて、
  原料調達の最適解を検討

株式会社吉野工業所
  既存需要を堅持しながら新たな中味開拓を推進
  「SBX」はガイドラインに適合した「SBX-R」への置き換えを推進
  シリカ蒸着ボトルはワイン向けに安定採用、今後は食品調味料向けの開拓へ
  5.0GV高ガス対応かつガスロスの少ない24g多層品の拡販へ
  PFXは2020年に飲料用で26gから22g、食品用で27gから21gへの軽量ボトルを提案
  175ml及び140mlの耐熱圧ボトルを開発、「小容量×炭酸」ニーズの開拓に注力
  PETボトルの減容化を推進、リサイクラーとともにBtoB活用の研究開発へ

北海製罐株式会社
  再生樹脂の確保と国内循環型社会への適合を最重要テーマに据えて
  PF及びPETボトル事業の拡大を追求
  滋賀事業所では2019年初頭より複数品種に対応したPF生産を開始
  「ACTIS-Lite」は加温販売飲料向けに需要拡大、
  rPET使用時の触媒溶出防止効果も評価
  「密封ecoボトル」は2019年9月から高速成形機の導入とともに
  蒸着機によるバリア付与
  2019年夏から加温販売飲料向けにrPETを使用した内容量350mlを追加

大日本印刷株式会社
  PFの留型対応など、ユーザーの要求に最適化したPFの拡販を推進
  APPではブロー成形機で使用するヒーターゾーンのコンパクト化を実現、
  2019に販売拡大
  PFの出荷は拡大基調
  加温販売飲料向けに20.9g品の需要が拡大
  「コンプレックスボトル」が
  The Packaging Innovation AwardsのDiamond Awardを受賞

凸版印刷株式会社
  PFはフルキャパ稼働が続くも、「GL-C」は新たな中味開拓が必要に

協栄産業株式会社
  BtoBリサイクルの拡大で高品質な再生PET樹脂・再生プリフォームが急成長
  異物の完全除去、IV値回復など安全性と品質を高めた再生PET樹脂の生産・供給で
  飲料メーカーのSDGs対応を後押し
  BtoB需要拡大の中、独自の水平リサイクルによる高品位な再生PET樹脂の需要が急増
  「MR-PET」、FtoP再生プリフォームともに2020年春にライン増設を実施
  「MR-PET」販売量は2018年、2019年見込みと二桁成長を実現
  事業系ルートでのボトル回収拡大にも取り組む

第4章 紙容器メーカーの展望と戦略

1.液体カートン・パック市場の展望
  2019年度の清涼飲料等の口栓付き紙容器市場規模は18億個
  牛乳・加工乳、清涼飲料等で需要が増加
  (図・表)口栓付き紙カートン市場規模推移
  (表)日本テトラパック 「TPA DC」採用アイテム(一部)
  テトラパックは2019年にイギリス、カナダ、スウェーデンで
  紙製ストロー付きTBAを上市
  (表)紙カートンメーカー別口栓付き紙カートン展開状況
  (表)紙カートンメーカー別ビジネス拠点一覧
  (図)紙カートンメーカー各社のポジショニングとターゲッティング
  牛乳市場は5年連続で前年を上回る見通し
  小型牛乳市場が好調に推移しているという見方も
  (表)中味別紙カートン市場推移
  (表)紙カートンメーカー出荷量推移(原紙ベース)
  (表)紙カートンメーカー出荷量推移(個数ベース)
  (表)口栓付き紙カートン入り牛乳の概要
  明治は500ml容量でもTBウルトラエッジを採用
  森永乳業及び雪印メグミルクの次の一手に注目が集まる
  (表)紙カートンメーカー出荷量推移(牛乳・加工乳)
  (表)紙カートンメーカー出荷量推移(その他清涼飲料)
  日本酒では500ml容量等の小容量タイプがCVS向けに増加
  (表)紙カートンメーカー出荷量推移(アルコール)
  (表)中味別紙カートン市場推移(2016年度)
  (表)中味別紙カートン市場推移(2017年度)
  (表)中味別紙カートン市場推移(2018年度)
  (表)中味別紙カートン市場推移(2019年度見込み)

日本製紙株式会社
  社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進
  2019年度の口栓付き紙カートン出荷量は前年度比130%、
  2020年度はそれ以上の拡大へ
  2019年度よりテクニカルセンターが本格始動
  2019年4月には顧客負担軽減のため、江川事業所が「Sedex」に登録
  充填機導入効果により牛乳向け紙カートンの出荷は2019年も好調を維持
  牛乳向けでは充填機ラインナップとメンテ対応力も活かし、
  口栓付き紙カートンの拡販に注力
  SUP削減に貢献する差し替え容器「SPOPS®」が2019年より採用開始
  化粧品・トイレタリー向けでの拡販を推進
  「UP-Fシリーズ」や「UPN-SEC14S」などの新型充填機を拡販

北越パッケージ株式会社
  2020年内に環境問題を踏まえたユーザー提案を積極化
  2020年度中のIPI製容器及び充填機の成約に注力
  2019年度は牛乳・加工乳向けの需要は横ばいとなるも、
  果汁系・茶系飲料向けが微減

石塚硝子株式会社
  紙容器の新たな用途開発を行い、事業ドメインの革新につなぐ
  2019年度の紙容器事業売上高は7,300百万円で前年度比103.6%を見込む
  2019年紙容器出荷量は微減の見込み

凸版印刷株式会社
  サステナブルパッケージのラインナップ拡充を推進
  プラボトルからの代替が可能な耐水性の高い紙容器「キューブパック」を開発
  2020年夏~秋から本格量産へ
  2020年度の「オルカット」の採用個数は前年度比150%を目指す
  日本酒向けはダウンサイズによる小容量化が進展
  紙化ニーズの高まりを受け、非食品向けのゲーブルトップ展開も検討
  「エアホールドパウチ」は2019年にメジャーブランドに採用、
  トイレタリー向けが拡大
  カートカンは甘酒等の発酵食品向け需要が一段落する一方、
  野菜系飲料向けの需要が増加
  2020年初頭に宮田工場の新規充填ラインが本稼働
  ボトルドパウチは2019年4月に嵐山工場で新規充填ラインが稼働
  環境素材「LIMEX」を使用し、非食品分野での用途開拓に取り組む

大日本印刷株式会社
  紙容器原紙の使用量削減やプラ部品のバイオマス化により
  ユーザーの求める環境対応と紙化を推進
  SIG無菌充填システムラインが2社に採用
  環境負荷低減を求めるユーザー向けに紙ストロー等の環境配慮型製品をラインナップ
  アルコール向け需要は日本酒及び焼酎で微減推移
  一方、脱プラニーズを受けトイレタリー等で紙化ニーズが立ち上がる

2.紙カップ(コップ)市場の展望
  「GREEN CHALLENGE 2050」を受け、
  CVSでの中食市場開拓に本腰を入れるメーカーも
  「オール紙製品」の実現に向けて紙化開発が活発化
  (表)用途別紙カップ出荷動向
  (表)紙カップメーカー出荷量推移
  飲料用はFF向けが低調な一方、CVS及びコーヒーチェーン向けは堅調に推移
  (表)飲料用紙カップ出荷動向
  ヨーグルト向けは微減推移が続くも、一部で紙化の案件あり
  価格要求の厳しいカップスープ向けはコスト競争力の強化により対応する動きも
  (表)ヨーグルト用 紙カップ出荷動向
  (表)スープ・カップ麺用 紙カップ出荷動向
  (表)冷菓用 紙カップ出荷動向
  (表)納豆用 紙カップ出荷動向
  (表)デザート類用 紙カップ出荷動向
  (表)食品用その他用 紙カップ出荷動向
  (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2016年度)
  (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2017年度)
  (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2018年度)
  (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2019年度見込み)

東罐興業株式会社
  紙化、フードロス、時短調理をキーワードにコップ事業の拡大を推進
  生産性向上の取り組みのほか、歩留まり向上に向けたAIの研究にも着手
  フードロス及び環境配慮型容器「MAP容器」を開発
  ガス置換包装対応を活かし、2020年3~4月から市場展開
  CVSチルドスープ向けは需要が拡大、両面印刷エンボスコップ等の提案を推進
  紙製絞り蓋「Tokan PA-Lid」はコールド飲料向けに提案へ

株式会社日本デキシー
  新型紙蓋等の新商品開発を継続し、価値ある商品の提案を推進
  内嵌合の紙蓋「stacking paper lid」の開発に注力
  マニュアル向けではCVSカウンターコーヒーや大手FF向け需要が堅調に推移
  森林認証紙による紙カップが2018年及び2019年にFFやCVSなどに採用

大日本印刷株式会社
  CoC認証紙、植物由来インク、バイオPEなど環境配慮型紙容器の進化を追求
  フリーズドライ製品向けにバリア性に優れた紙容器を開発
  電子レンジ対応紙カップも開発、2020年初頭にPB・NB向けに幅広く展開

凸版印刷株式会社
  バリア+α機能を付与したカップの開発に注力
  カップスープ向けが好調な一方、2019年のヨーグルト向け出荷は前年割れの見通し
  チルド飲料における紙化ニーズの立ち上がりに期待
  生産拠点ではロボティクス化の導入による自動化を推進

3.紙器市場の展望
  2018年の紙・板紙製品出荷
  数量、金額ともにプラス成長
  (図)<図-1>包装資材・容器 出荷金額・数量推移(2009~2018年)
  (表)<表1-1>2014年~2018年包装資材・容器出荷数量原材料別統括表
  (表)<表1-2>2014年~2018年包装資材・容器出荷金額原材料別統括表
  2018年の紙器用板紙の国内出荷量は1.4%増、
  脱プラ叫ばれるも紙器市場への波及はなし
 【需要分野別動向】
  <食品分野>
  (表)<表-2>菓子推定生産数量及び金額
  (表)<表-3>冷凍食品の国内生産量
  (表)<表-4>即席めんの生産高推移
  <飲料品分野>
  (表)<表5-1>清涼飲料品目別生産量推移
  (表)<表5-2>2018年 清涼飲料生産量・生産者販売金額
  <医薬品分野>
  (表)<表-6>医薬品生産金額推移
  <化粧品分野>
  (表)<表-7>化粧品 生産・出荷・在庫 統計
  <石鹸・洗剤分野>
  (表)<表-8>洗浄剤等の家庭用製品 販売実績前年対比表
 【紙器メーカー動向】
  1.日本トーカンパッケージ
  2.古林紙工
  (表)<表9-1>需要業界別投入量調査結果(総括)
  (表)<表9-2>紙器用板紙需要業界別投入量及び構成比推移(月平均)
  (表)<表10-1>各需要業界における紙器用板紙の品種別構成比
  (表)<表10-2>各需要業界における紙器用板紙の品種別構成比

第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略

1.アルミ缶・スチール缶市場の展望
  原点に立ち返った健全な競争を
  (図・表)飲料用金属缶市場推移
  (表)公正取引委員会による金属缶メーカーへの立入検査と処置
  (表)飲料缶(アルミ+スチール)メーカー別出荷量推移
  (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2017年)
  (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2018年)
  (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2019年見込み)
2.アルミ缶市場の展望
  2019年はアルコール飲料及び炭酸飲料向けが前年を上回る見通し
  生産体制の変更等により、アルミ缶の需給バランスがタイトな状況に
  (図・表)中味別アルミ缶市場推移
  (表)アルミ缶メーカー 中味別出荷量推移
  RTD商品向けの拡大続く、2019年も二桁増の見込み
  (表)アルコール飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
  炭酸飲料向けではエナジードリンクが牽引役に
  (表)非炭酸飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
  (表)炭酸飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
  PETボトル入りコーヒーとの競合に苦戦するボトル缶
  2019年はエナジードリンクや抹茶飲料などに採用、水向けなどでの需要増にも期待
  (表)ボトル缶市場規模及びメーカー出荷量推移
  (表)アルミボトル缶メーカー別容量及び採用中味飲料
  (表)アルミ缶リサイクル推移
3.スチール缶市場の展望
  ブランドオーナーは缶コーヒーのテコ入れを図るほか、スープ系での展開も推進
  (図・表)飲料用スチール缶市場推移
  (表)飲料用スチール缶メーカー出荷量推移
  (図・表)スチール缶再資源化率の推移

東洋製罐株式会社
  特徴ある容器とサービスによってユーザー市場のテコ入れにつなぐ
  2019年のアルミ缶出荷量はRTD向けを中心に拡大となるも、非炭酸飲料向けが低迷
  The Can Maker Summit 2019において
  「aTULCワイン缶」と「FINE」がそれぞれ受賞
  スチール缶出荷は2019年に微減となるも、依然として厳しい状況が続く

大和製罐株式会社
  環境配慮に対するニーズにきめ細かく対応し、ボトル缶需要開拓につなぐ
  2019年も引き続きビール系飲料向けが好調、
  ビール系飲料向けでは軽量蓋の拡販も推進
  スリムボトル缶は複数の大手ワイナリーに採用拡大
  ボトル缶はコーヒー飲料向けでの苦戦が続く
  ミネラルウォーター向けのボトル缶ニーズの開拓に注力
  2019年のスチール缶出荷量は横ばいから微減の見込み
  WORCは冷製コーンスープ向けの需要が堅調で夏場需要の下支えに

北海製罐株式会社
  メタル缶事業全体として利益率改善を推進
  主力の缶コーヒー市場の低迷が続き、2019年のスチール缶出荷量は前年割れの見通し
  BT缶は2019年秋よりラミ化を実現

ユニバーサル製缶株式会社
  成形技術を駆使したアルミボトルやSOT缶の印刷技術改善等により
  アルミ缶の進化を追求
  2019年5月より岐阜工場で新規ラインが稼働、2020年春には「500LN」の生産開始
  アルミ缶供給能力に限りがあるなか、
  「印刷品質の保持×高い生産性」の印刷技術の活用を検討
  エナジードリンク向けが好調、
  2020年以降の安定供給のために他のラインの活用を検討
  M500は「The Cans of the Year Awards 2019」のボトル部門で「Gold」を受賞
  アルミボトルはコーヒー向けが低迷するも、エナジードリンクと紅茶向けでカバー
  2019年よりアルミボトルの軽量缶を量産開始、
  2020年春には全量軽量缶への切り替えを目指す
  クラフトビール向けに小ロットのSOT缶出荷対応を行うほか
  2020年春には卓上型キャッパー「AL-BROWLER™」の上市へ

昭和アルミニウム缶株式会社
  海外拠点の強化とともに、国内収益力の改善を推進
  2020年6月を目途に国内アルミ缶の生産能力を現状の6割程度に適正化
  IJPは短納期対応を活かした事業化を検討
  ベトナム南部での新工場建設とともに、北部での缶蓋ラインの増強を決定
  ベトナム全土をカバーする3拠点の年間生産能力は缶胴33億缶、缶蓋33億枚にまで拡大
  ビール及びコーヒー向けが伸び悩み、2019年出荷量は前年割れに

武内プレス工業株式会社
  ユーザーとともに軽量ボトル缶への切替を推進
  410ml容量は2021年、210ml容量は2020~2022の二段階に分けて軽量化を追求

第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略

ガラスびん市場の展望
  ドレッシング向けを中心に他素材容器への切り替えがガラスびん市場を直撃
  2019年のガラスびん市場は、2年連続で前年比約95%の見込み
  2019年は災害の影響や長梅雨により得意分野である
  アルコール向けでも出荷量が伸びず
  (表)ガラスびん出荷量推移
  2019年ビールびん市場は、前年の値上げ仮需の反動、
  長梅雨や低温の影響を受ける形へ
  プラスに転じたのは、薬びん、化粧びん、ウイスキーびんのみ
  脱プラ等の世間の注目でも、ガラスびん離れの歯止めならず
  ガラスびん市場の縮小を食い止めるのは
  時代の流行や世の中のトレンドを具体化した戦略のみ
  ヒット商品に恵まれず、2019年はガラスびん大手3社共にプラス成長ならず
  2019年も状況は変わらず、調味料、ビール、飲料ドリンク向け出荷量が失速
  熟成年数が短い低価格帯のウイスキー商品の展開拡大で
  2019年ウイスキーびん市場はプラスへ
  (表)ガラスびん出荷量推移(薬品・ドリンク)
  (表)ガラスびん出荷量推移(化粧品)
  (表)ガラスびん出荷量推移(食料・調味料)
  (表)ガラスびん出荷量推移(牛乳びん)
  (表)ガラスびん出荷量推移(清酒)
  (表)ガラスびん出荷量推移(ビール)
  (表)ガラスびん出荷量推移(洋雑酒)
  (表)ガラスびん出荷量推移(飲料・水)
  (図)ガラスびん用途別シェア (2015年~2018年)

日本山村硝子株式会社
  2019年は前年に続きガラスびんの需要が減少
  全カテゴリーをカバーする業界トップであるゆえ、苦戦を強いられた
  2019年のガラスびん出荷量は、前年の反動の影響もありマイナスの見通し
  得意とする小びんドリンク、飲料ドリンク向けの出荷減少が響く結果となる

東洋ガラス株式会社
  2019年のガラスびん出荷量は前年並みを確保する見通し
  オリジナルの印刷デザインを施した「衣玻璃(きぬはり)」の提案活動にも注力
  洋雑酒向けでは、新規需要のジンやウォッカ系の商品向けが引き続き好調
  小びんドリンク、ビール中小びん向けは、新規参入による出荷量拡大で二桁成長へ

石塚硝子株式会社
  2019年は強みをみせるアルコール分野での出荷減少が響く
  レモンサワー用の商品向けガラスびんの出荷は2019年も堅調に増加傾向
  レモンサワー用の商品向けは引き続き堅調も、2019年はビール・清酒向けが響く
  一方、ウイスキーびんは熟成年数が短いウイスキー向けが維持しプラス成長へ

第7章 チルド飲料用カップ市場の展望と戦略

チルド飲料用カップ市場の展望
  チルド飲料用カップ市場は微増推移が続く
  PBは堅調であるもののNBは縮小、なかには終売となるNB品も
  (図・表)チルド飲料用カップメーカー出荷量推移
  オーバーキャップレスとストローレス、いずれもトーンダウンに

大日本印刷株式会社
  タピオカ入り飲料の需要が好調、2019年はスープ向けでも採用

株式会社吉野工業所
  2019年はNB向けが苦戦するもPB向けが好調に推移
  一部ではバイオマスPEの検討ニーズもあるものの具体化した案件は特になし

第8章 CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望と戦略

CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望
セブン-イレブンとローソンが2019年からコールド飲料用で飲用口付きリッドを採用
ローソンはコールド飲料Sサイズで紙カップに切替
(図・表)CVS別カウンターコーヒー用カップ使用量推移(2016~2019年度見込み)
(表)CVS各社が使用するカップ材料(2020年)
(表)CVS各社地域別店舗数一覧
「オール紙製カップ」の提案に向けて東罐興業及び日本デキシーが紙蓋の開発を推進
耐寒PETではメカニカルリサイクルPETの添加比率向上へ
コールド飲料用では従来のプラカップに加えて紙カップも採用、一部CVSでシェア変動
(図・表)CVSカウンターコーヒー用カップ市場推移
(図・表)CVSカウンターコーヒー ホット飲料用カップメーカー出荷量推移
(図・表)CVSカウンターコーヒー コールド飲料用カップメーカー出荷量推移

関連セミナー

2020年6月23日 開催セミナー『飲料用容器市場の現状』のアーカイブを視聴できます。(有料)

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