アイデア発散・収束法

15 セブンクロス法 <収束(アイデア整理)法>

収束法の概要

発想されたアイデアについて、テーマを念頭にある分類を行い、かつ各分類群の中で重要度を評価する整理方法で、7つの分類、7段階の重要度評価を行うことからセブンクロス法と言われます。(必ずしも7×7である必要はありませんが、この前後が適当です)

例えば、顧客という切口で7分類し、それらを重要な顧客ごとに左から右へ並べます。
次に各アイデアを各顧客の適合性から分類、振り分けていきます。
さらに顧客ごとに、分類されたアイデアを7段階の重要度に評価分類し、上から下へと重要なアイデア順に並べていきます。
これにより表の左上のアイデアほど重要で、反して右下ほどどうでも良いアイデアであるということを可視化できます。

この整理法のポイントは、どのような切口で分類するか?ということにあります。
これら切口がテーマに対して最適でなければ、アイデアの整理法として上手く機能性しません。

切口の事例としては、先のような顧客や事業者/プレイヤー、商品・サービスタイプや、チャネル、理由・背景、機能、部品など、千差万別です。
ただし、できるだけ同一カテゴリーかつ同水準で分類を行う方が望ましいと言えます。(なぜならこれらの重要度を比較評価しなければならないためです)

以上のようなことにより、検討されて出てくるアイデアについて、そのタイプや水準のバラつきがあまりに大きい場合、少々整理が困難になる可能性が高まります。
また、多くのアイデアが個別に分類できず、横断的になってしまうケースでは、分類の切口を再考する必要があります。

したがって、これら整理法はある方向性を持って、アイデア検討できるような発想法との親和性が高い整理法と言うことができます。

また、最初からこの分類×重要度によるマトリックスを作成しておき、これに従ってアイデア検討するケースもあります。
これはセブンクロス法の異なる使い方であり、本質的な整理法としての使い方とは言えません。(どちらかと言えば、整理法ではなく発想法に応用しているものとなります)

注)主観的な整理であり、必ずしもこれが正しいというものではありません

活用フォーマット&準備物

活用フォーマット
(サンプル)
(あくまでも一つの事例ですがご参考下さい)
他の準備物 ホワイトボード+マーカーペン
(もしくは付箋+筆記用具+貼付け可能な場所)

実施の手順

開催準備
  • 2、3名程度の人選を行い、日程調整を行う。
    (1名の場合は判断に偏りや迷いが生じる可能性があり、多すぎると意見がまとまり難くなる、もしくは検討不参加の人が出やすくなる)
    (通常、アイデア発想の検討会に参加した人から選定することが多いが、必ずしも不参加の人が入ってはいけないということはない)
  • 場所の確保、準備物等があればそれも準備。
  • (場合によっては)参加者への開催テーマの告知なども実施。
事前説明
  • 集まった参加者へ、①開催趣旨、②テーマ、③整理方法、④整理ルール、について冒頭に説明する。
  • とりわけ②のテーマについては出来る限りフォーカスかつ明確にする。
アイデアの分類の実行(アイデア・意見の収束①)
  • テーマを念頭に、適切な分類方法を検討。分類名等を設置する。(7分類前後が適当)
    (アイデア発想を行った検討テーマの方向性に切口として分類を検討するなど)
  • アイデアを見て、ある程度各分類に振分けが可能かどうかを判断する。
    (この時点で分類横断的に配されるアイデアが多数の場合は、分類方法を再考する)
  • 次に各分類についてそのテーマにおいて重要性が高いものから左に配していく。
  • 各アイデアごとにいずれの分類名等に配されるかを検討し、配置していく。
  • 一度で完璧に整理しようとはせず、感性・感覚的におかしいと思うところがある場合は、都度修正を行っていく。(ある程度納得できるところまで何度もやり直す)
重要度の評価の実行(アイデア・意見の収束②)
  • 各分類ごとに、配されたアイデアについて、その重要度を7段階で評価し、振り分けていく。
  • その際、上に重要度の高いもの、下へ重要度の低いものを並べる。
  • 重要度評価が基本ではあるが、検討テーマによってはこれをアレンジしてもOK。
    (例えば、時間、距離、コスト負担、容易さ、規模など、順序を付けられる内容であれば良い)
結論(アイデア収束の結果分析)
  • 左上に配されているほど重要なアイデアであることが一目で確認できる。
    (ただし、これは一般的な分類、重要度によるアイデア振分けに従った場合である)
  • KJ法のようにここから何かポイントを抽出する必要はなく、フォーカスすべきアイデアそのものを可視化すればそれで終了となる。

注)一般的な手順を示したものであり、必ずしもこれに従う必要はありません

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