アイデア発散・収束法

発散(アイデア発想)法 一覧

ブレーンストーミング、ブレーンライティング、ゴートン法
使い方・特徴など
アイデアの内容に関する判断は後回しとし、とにかくアイデアの質よりアイデアの量を求めるときに活用される発想法。
制約条件がほとんどない発想法であるが故に、検討すべきテーマの設定がフォーカスされていない場合、その実施効果が低下するというリスクがある(例えば漠然と「新規事業のアイデア出し」などレベルでは良い検討にはならない)。
反面、アイデアの種や検討すべき方向性が本当に一切定まっていない状態でも実施できるほぼ唯一の発想法でもある。
適応度
ケース1
ケース2
ケース3
ケース4

ブレーンストーミング
アイデア発想法の王道中の王道
最もシンプルな発想法であり、どんなクズアイデアでもよいので、とにかく数多くのアイデアを出すことを最大限の目的としている。
ブレーンライティング
ブレーンストーミングについて紙・ペーパー上で実施する発想法。
この場合、他者の発言を聞く必要がないので、アイデアを考える時間が多くとれる。
また強制性を持たせることで参加者全員に均等にアイデアを求めることもできる。
ゴートン法
ファシリテーター以外は本当のテーマを知らない状態で参加者にブレーンストーミングを実施してもらう発想法。
表層的なイメージに引きずられず、その本質的テーマについてのアイデア発想を行いたい場合に適する発想法だが、テーマ設定やファシリテートが難しい。

シックスハット法
シックスハット法

アイデアの検討視点を6つ準備して、それぞれに従った視点でのアイデア発想を行う発想法。
6色の帽子を使って、アイデア検討の論点が参加者どうしで定まり難い時などに、視点を揃えるのに有効
原則的には検討の方向性・テーマ、すなわち検討すべきアイデアのテーマがある程度定まっている必要がある。

適応度
ケース1
ケース2×
ケース3×
ケース4×

マンダラート法、はちのすノート、マトリックス法
使い方・特徴など
”枠(セル/マス)を埋める”というプロセスを通じて、強制的に一定量のアイデアを検討する発想法。
アイデアを検討していくべき方向性について大よそでも定まっていれば実施できる発想法
検討テーマの共有や枠の軸の設定が甘いと、検討が上手く行かなくなる可能性が高まる。
(かつ強制的にアイデアを出そうとしても出ない時もある)
適応度
ケース1×
ケース2
ケース3
ケース4

マンダラート法
9つのセル/マスを使ってアイデアを出していく発想法。
真ん中に検討テーマを書き、その周辺のセル/マスに検討テーマに沿ったアイデアを書き出していく。(セル/マスをすべて埋めることを必須とすること以外制約条件はない)
はちのすノート
はちのす状のセル/マスを使ってアイデアを出していく発想法。
真ん中に検討テーマを書き、その周辺のセル/マスに検討テーマに沿ったアイデアを書き出していくのはマンダラートと同様だが、類比・連想により検討しているアイデアをどんどん自由に発展・展開させることにポイントがある。
マトリックス法
マトリックス表を作成して縦軸(表側)、横軸(表頭)に任意の変数を設定し、それら変数の組合わせによるアイデアの検討を行う方法。
(例えば表側/20代男性×表頭/職場など)
縦軸、横軸の変数の設定が有意義な検討になるかどうかを決めるポイント。

オズボーンのチェックリスト、SCAMPER法、TRIZ法
使い方・特徴など
検討の視点・着眼点を恣意的に多角化/多様化、かつ論点をフォーカスしてアイデアを検討する発想法。
個別にフォーカスされた既存ビジネス、商品、サービスの改良・改善に関するアイデアの発想に適する。(商品についての企画アイデアの発想により適する)
適応度
ケース1
ケース2×
ケース3×
ケース4

オズボーンのチェックリスト
予め準備/用意されているチェックリスト(質問リスト)への回答によりアイデアを発想させていく発想法
アイデア発想のテーマがフォーカスされていなければ有意義な検討にならない。
商品・サービスの企画アイデアの検討に適する発想法。
SCAMPER法
オズボーンのチェックリストを簡略、発展させた発想法
9つのチェックリスト項目(質問事項)を7つに整理・集約、その頭文字をとってSCAMPER法と称する。
それぞれに複数の質問事項を準備/用意して臨む場合も有る。
TRIZ法
特許データの分析から導き出された原理パターンに基づく40の端的な質問事項による発想法。
商品、とりわけ技術アイデアについての発想に適する質問項目が多い

欠点列挙法、希望点列挙法、特性(属性)列挙法
使い方・特徴など
検討の視点・着眼点を欠点や希望点、特性・属性などにフォーカスしてアイデアを検討する発想法。
個別にフォーカスされた既存ビジネス、商品、サービスの改良・改善に関するアイデアの発想に適する
実際に検討する際はターゲット顧客をできるだけ明確化した方が良い
(ターゲット顧客によって欠点や希望点は相反することも想定されるため)
適応度
ケース1
ケース2
ケース3
ケース4×

欠点列挙法
アイデアを検討する商品やサービスについての欠点にフォーカスした発想法。
思い付く限りの欠点を書出して、その解決法を一つ一つ検討していく。
希望点列挙法
アイデアを検討する商品やサービスについての希望点にフォーカスした発想法。
思い付く限りの希望点を書き出して、その実現法を一つ一つ検討していく。
特性(属性)列挙法
アイデアを検討する商品やサービスの特性や属性など、構成要素にフォーカスした発想法
各種特性や属性、構造等を細分化、その一つ一つ検討していく

発想法ごとに適するケースを主観的に提示しておりますが、他のケースでも適用できる場合がございます。
このような発想法を活用する場合、「何の検討なのか?」をできるだけ具体的にフォーカスし、参加者全員がそれを共有する必要があります。

収束(アイデア整理)法一覧

KJ法
雑多なアイデアを近しいもの同士、繰り返しグルーピングしていくことで、アイデア全体の構造化を図り、俯瞰できるよう整理する方法
アイデアの内容や水準などが雑多、大きくバラつきがあっても整理することができる
タイプ 整理法1 整理法2 整理法3
セブンクロス法
多数のアイデアについて、ある軸により7つ程度に分類し、さらにその分類の中での重要度について7段階で整理する方法。
これにより軸に設定した7つの項目ごとに重要なアイデアが抽出できる。
7つというのは一つの目安であり、多少前後しても良い。
軸の設定がポイントであり、ある程度、同一水準、基準の中でアイデアが揃っている場合に適用できる整理法。
タイプ 整理法1 整理法2 整理法3
5W1H法
ビジネスアイデアを構成する4大要素の内容を含む、ビジネスアイデアとして必要不可欠な基本的要素について、5W1Hのスタイルでフレームワーク的に整理する方法。
ある程度ビジネスアイデアのイメージが出来つつある場合に適する整理法
タイプ 整理法1 整理法2 整理法3

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