「工業用PETフィルム市場に関する調査を実施(2018年)」に関する矢野経済研究所のマーケットデータをご紹介します。

マーケットレポート
2018 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略

価格(税込):165,000円(本体価格 150,000円)
「2018 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略」に関するマーケットデータを詳細にまとめた資料です。
市場動向、企業動向など、詳細なデータ・解説など、事業戦略の強力な武器となる情報が満載の書籍です。

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調査結果のポイント

第1章 高機能フィルム市場の展望

稼働維持よりも最先端の追求を!技術ライセンスや提携も視野に入れた
事業の切り分けが競争力強化と新市場創出の必須条件
ボリューム追求から得意分野へのフォーカスへとシフト
オンリーワンの市場開拓に活路あり

第2章 PETフィルム市場の徹底分析

1.原反の動向
  MLCC用リリースフィルムや偏光板PVA保護フィルムの需要拡大を受け
  国内外のPETフィルムメーカーに能力増強の動き
  (図・表)主要メーカーによる地域別PETフィルム供給能力推移
  (表)PETフィルム主要メーカー 生産体制
  光学グレードのうちバックライト部材は激減、替って副資材が好調
  偏光板用PVAリリースフィルムは需要に供給が追い付かない状況に
  (表)光学用PETフィルム販売量に占める部材用:副資材用の比率
  (表)主要メーカーによる光学用(部材+副資材)PETフィルム販売実績推移
  シリコーンコートはMLCC向けを押さえるTAK、帝人フィルムソリューションと
  偏光板リリースシェアトップの三菱ケミカルが高シェアを確保
  (表)PETフィルムメーカー各社のシリコーンコート用フィルムシェア(2017年)
  (表)PETフィルムメーカー各社のシリコーンコート用フィルムシェア
  (2018年見込み)
  (表)主要メーカーによる一般産業用PETフィルム販売実績推移
  (表)PETフィルム販売量に占める光学用:一般産業用の比率
  (表)工業用PETフィルム 主要用途別需要量推移(主要9社合計)
2.加工品の動向
  2-1.剥離フィルム(リリースフィルム)
    偏光板用は主力マーケットの中国で2,500mmの超々広幅品への対応が求められる
    (表)偏光板用リリースフィルムメーカー各社の販売量推移
    OCA用は韓国系コンバーターの独壇場
    (表)OCA用リリースフィルムメーカー各社の販売量推移
  2-2.プロテクトフィルム
    偏光板用プロテクトフィルムはコンスタントに前年比103~105%の伸びをキープ
    (表)偏光板出荷時保護用PET系プロテクトフィルムメーカー別トータル販売量

東レ株式会社
  グローバルに展開する各拠点で生産グレードを最適化
  事業の高収益・高付加価値化を一層推進
  岐阜工場にMLCC専用ライン設置、光学グレードを韓国拠点に集約
  国内外拠点で最も効率の良い生産体制構築を実現
  設備フル稼働の中、PETフィルム販売量は横ばいも用途別構成比は変動
  光学用の販売量を全体の20%程度までスリム化
  一般産業用ではMLCCリリース用原反が好調、岐阜での生産開始で更なる拡大に期待
  金属光沢フィルム「PICASUS」、高熱伝導フィルムなど独自の製品展開も積極的に推進

三菱ケミカル株式会社
  国内外の拠点で需要地の「高機能」を追求した展開を推進
  米国拠点の新ラインが2018年初頭より稼働開始、
  国内外で需要地に最適化した生産体制構築
  PETフィルム販売量、光学用は部材向けが縮小の一方で保護・離型など副資材が成長
  一般産業用ではMLCCリリース原反、DFRが前年比2ケタの伸び示す
  中国・無錫の加工拠点では2019年稼働予定でラインを増設
  超々広幅対応コーターを導入し現地偏光板メーカーのニーズを取り込む

東洋紡株式会社
  超複屈折フィルム、超平滑なMLCCリリースフィルムなど
  独自の技術力を活かした特徴的なグレードが好調に推移
  工業用PETフィルムの生産ラインはフルキャパが続く
  2020年の稼働をメドに偏光板用PVA保護フィルム向けの専用ラインを増設
  偏光板市場でPETフィルム採用品の需要が拡大、
  TAC代替として使用される「コスモシャインSRF®」の実績好調が販売量を牽引
  MLCCリリースフィルムはハイエンド向けに特化、年間2ケタ成長が続く
  ラベル、ICタグ向けを中心に合成紙も堅調な需要を確保

帝人フィルムソリューション株式会社
  PETフィルムはMLCC向けを始めとする離型フィルムが好調
  PENは絶縁その他の工業・産業用が着実に実績化
  宇都宮、インドネシアの生産拠点とも2017年以降はフル稼働に
  再編初年度から続くマイナス成長は2017年で一区切り、
  2018年以降はプラス成長に転じる
  光学用:一般産業用の比率は20%弱:80%強で安定
  独自の生産プロセスを武器にシリコーンコートフィルム「ピューレックス」が成長
  設備のスピードアップで主力のMLCC向けの生産能力を従来比150%に拡大
  PENフィルム「テオネックス」は販売量の30%が工業・産業用に
  フレキシブルデバイスをターゲットとした
  高透明な光学用グレードのサンプルワークも進む

TORAY ADVANCED MATERIALS KOLEA Inc.(東レ尖端素材株式会社)
  偏光副資材材とMLCCリリース用等の一般産業分野への展開に注力
  2019年に光学専用ラインをMLCCリリースと偏光部材用に改造し生産を開始する計画
  包装用の生産量をMLCCリリース用に割り当て、
  工業用PETフィルムの販売は拡大傾向に
  2018年の工業用PETフィルムにおける一般産業用の販売比率は
  50.2%と光学用を上回る見込み
  2017年より100nmレベルの表面平滑グレードの生産を開始
  スマホの背面ガラス化に備え、デザイン性向上に繋がる加飾フィルムの開発に注力

SKC Co.,Ltd.(PETフィルム)(エスケーシー株式会社)
  SKC HT&Mとの連携強化により、PETフィルム事業の再成長を目指す
  鎮川工場のJ2ラインを厚み25~125μmに変更、
  将来には薄・中厚用専用ラインとして活用
  SKC HT&Mの中国事業戦略に歩調を合わせ、収益性確保に重点を置いた展開を推進
  ここ数年PETフィルムの販売量は工業用、包装用ともに縮小が続く
  LCD部材用は引き続き販売縮小へ、
  2019年にLCD反射用白色フィルムの生産中止を検討
  輝度向上フィルムや複屈折率制御フィルム用に加え、
  TAC代替用PETフィルムの開発に注力
  MLCCリリースフィルムの需要拡大に伴い、
  2018年の粘着関連の販売量は16,000tまで拡大
  2017年7月にSKC HT&Mを100%子会社とし、フィルム加工部門を一貫化

Kolon Industries, Inc.(PETフィルム)(株式会社コーロン)
  偏光板保護フィルム・保護セパレーター、OCAリリースに加え、
  MLCCリリース用等の工業用高付加価値グレードの展開をよりいっそう加速化
  2017年に金泉工場④ラインと蔚山工場②ラインが再稼動
  韓国国内工場の生産能力は2018年7月時点で121,000tまで回復
  PETフィルム販売量は2016年に底を打ち、2017年以降からは増加傾向に
  偏光板関連とMLCCリリース用の販売拡大に伴い、
  工業用販売量は2018年より拡大に転じる
  収益性向上に繋がる一般産業用への展開を加速
  2018年4Qの販売開始を目標に、高表面平滑品と超高表面平滑品の開発に注力

南亜塑膠股份有限公司(NAN YA PLASTICS CORPORATION)
  粘着・離型、DFR、ウィンドウフィルムなど一般産業向けが拡大
  2020年稼働予定でライン増設、さらなる需要取り込みを図る
  2017年、2018年見込みと包装用、工業用ともに大幅な成長を実現
  光学分野では部材向けの落ち込みを副資材向けがカバー
  一般産業向けは日本勢が対応しきれない細かい需要の取り込みで成長
  加工拠点のデボトル実施でリリースフィルムの生産能力を大幅拡大
  原反からの一貫体制を武器にスペックの厳しいMLCC向けで台湾、
  中国マーケットを掌握

新科光電材料股份有限公司(SHINKONG MATERIALS TECHNOLOGY CO.,LTD.)
  PETフィルムは光学用から一般産業用へと注力シフト
  包装用設備1本をスピードアップし能力増強、生産ラインは全てフル稼働
  包装用はユーザーと共同で付加価値の高い特殊品の開発を進める
  光学用は主力のLCD部材向けが中国勢の攻勢や薄肉化の影響で重量の実績減少
  一般産業用は粘着・離型フィルムとウィンドウフィルムが2ケタの伸び示す

第3章 注目される高機能フィルム市場の動向

1.MLCCリリースフィルム
  スマートフォン、EV車向けを中心に市場拡大の勢いは衰えず
  原反需給が逼迫の中、最大手東レの増設ラインが2018年9月より稼働開始
  (図・表)MLCC用リリースフィルム 市場規模推移
  (図・表)MLCC用リリースフィルム原反(PETフィルム)市場規模推移
  (表)MLCC用リリースフィルム原反(PETフィルム) メーカー別販売量推移
  超平滑、超クリーンなど品質要求が厳しくなる一方で価格は上がらず、
  メーカー収益を圧迫
  品質、収益を原反に左右されない高い塗工技術で差別化を
  (表)MLCC用リリースフィルム価格動向
  (表)MLCC用リリースフィルム メーカー別販売量推移
  (表)セラミックコンデンサーメーカーにおける
  リリースフィルムメーカーシェア(2018年)
  (表)主要リリースフィルムメーカー各社の生産体制
2.PIフィルム
  1.絶縁フィルム
    GS、FPC向けが主力の各社では相次いでライン増設を実施
    2020年の各社合計生産能力は2018年比で20%拡大
    (表)PIフィルム主要メーカー各社の生産体制
    市場規模は2ケタ成長が継続、重量ベース・面積ベースとも上位2社は変わらず
    台湾・TAIMIDEがGSシート向けの伸びで重量ベース3位につける
    (表)PIフィルム 主要アプリケーション別市場規模推移(面積ベース)
    (表)PIフィルム 主要アプリケーション別市場規模推移(重量ベース)
    (表)主要PIフィルムメーカー 販売量推移(面積ベース)
    (表)主要PIフィルムメーカー 販売量推移(重量ベース)
  2.ディスプレイ基板
    フレキシブルOLED基板、TFT基板のガラス代替を狙ったPIフィルムが始動
    シリコン、ガラスに匹敵する寸法安定性の実現がポイント
  3.ディスプレイカバー
    Samsungによる2019年のFoldableスマホ実現が射程距離内に
    中国勢がこれに続くか?Appleの動きにも注目集まる
    (表)透明PIフィルム主要メーカー各社の生産体制
    (図)Foldableスマートフォン市場規模予測(台数ベース)
    透明PIフィルムでは韓国・KOLONが一歩リード、日本勢も後に続く
    Foldable端末カバー向けの透明PIフィルムカバーは7.5″サイズで60$程度を想定
    今後の需要拡大のためにもコストダウンが必須に
    (図)フレキシブルOLEDカバー用透明PIフィルムサプライチェーン
    (図)Foldableスマートフォンカバー用 PIフィルム市場規模予測
3.セルロースナノファイバーフィルム市場の動向
  正極材バインダー、セパレーターなどLiB用途向けへの提案も進展
  CNFフィルム基材にAgNWで回路形成した折り曲げ可能な生分解デバイスも登場
  (図・表)日本国内におけるCNFキャパ推移
  (表)国内CNF市場規模予測
4.QDシート用バリアフィルム市場の動向
  QD材料の信頼性向上を背景に、Samsungはラミネートタイプをメインに使用
  2018年のQDディスプレイ用バリアフィルム市場は808.5万㎡と再び拡大基調へ
  (図・表)QDディスプレイ用バリアフィルムの市場規模推移
  (出荷量ベース、2015年~2020年予測)
  (図・表)QDディスプレイ用バリアフィルムタイプ別の市場規模推移
  (出荷量ベース、2015年~2020年予測)
  価格優位性のあるラミネートタイプがスタンダードに
  性能・品質と価格のトータルバランスが取れた製品開発や提案力がポイントに
  (図)QDシート用バリアフィルム各種構造
  2018年初頭から韓国・TapexがQDシート用バリアフィルムの量産を開始
  DNPは透明蒸着フィルムの供給に加え基材フィルムとの貼合加工も取り込む
  (表)主要QDシート用バリアフィルムメーカー サプライチェーン
5.車載用光学フィルム市場
  低反射対策として、車載ディスプイ向けにARフィルムの需要が拡大
  Air Gap対策やダイレクトボンディング代替として
  モスアイ型反射防止フィルムの提案も進む
  (図)デクセリアルズの反射防止フィルム製品構造
  (図)三菱ケミカル「モスマイトTM」静電容量TPへの適用例

第4章 工業用高機能フィルムメーカーの展望と戦略

三井化学東セロ株式会社
  剥離フィルム「SP-PET」はMLCCリリース向けが大幅に成長
  旺盛な需要に対応すべく茨城工場の生産キャパを増強
  超平滑・高品質ニーズに対応すべく原反とコート層、コーティング技術を最適化
  ミドルエンド以上~ハイエンド領域での性能・品質両面のニーズに着実に対応

COSMO AM&T CO.,LTD.(コスモ新素材株式会社)
  主力ユーザー向けMLCC用リリースフィルム需要の取り込みを加速
  2018年6月より新規ラインを導入し稼動を開始
  リリースフィルムの生産能力はMAX4,000万㎡/月まで上昇
  MLCC用の需要拡大を受け、
  2017年のリリースフィルム販売量は前年の2倍以上まで拡大
  高表面平滑性と安定した走行性を兼ね備えたリリースフィルムの開発に注力
  スラリーを薄く均一に塗工可能な高表面平滑・超高表面平滑品の販売が
  徐々に拡大傾向に

YOULCHON CHEMICAL Co.,LTD(栗村化学株式会社)
  主力ユーザーとの関係をより強化し、
  リリースフィルムの更なる事業成長を目指す
  2017年末より粘着関連とリリースフィルムの各1ラインの稼動を開始
  粘着関連ビジネスの強化のため、更なる設備増強を検討
  OCA用、OCA用以外の需要が拡大し、
  2017年のリリースフィルムは8,600万㎡まで拡大
  主力OCAメーカーの販売拡大に伴い、OCA用リリースフィルムの販売は拡大傾向に

株式会社カネカ
  2019年春稼働で大津工場に新規ラインを建設、生産能力を30%増強
  FPCに加えグラファイトシート(GS)向けが好調で販売量は2ケタ成長続く
  PI両面にTPIを積層した2層FCCL材料「ピクシオ」でユーザーのコストダウンに貢献

東レ・デュポン株式会社
  低誘電率、極薄、超低線膨張係数など
  付加価値の高い独自グレードの投入で差別化
  FPC、グラファイトシート向けが牽引し販売量は堅調に推移
  他社にない独自製品、高付加価値製品の拡販を積極推進

宇部興産株式会社
  原料からの一貫生産体制と高性能を活かし、高付加価値品に特化した展開推進
  耐熱性、高強度、寸法安定性など
  熱イミド化PIの特性が活かせるCOF向けで強み見せる
  両面COF向け「SGA」、ラミネート2層FCCL向け「VT」「NVT」に加え
  フレキシブルOLED向けワニスの拡販にも注力

達邁科技股份有限公司(TAIMIDE TECH. INC.)
  PI専業を強みに着色PIフィルム、微粒子複合フィルム、超薄肉品など
  他社にないグレードラインナップとカスタム対応、ニッチ対応で差別化
  2019年稼働予定で新規ライン建設中、稼動後の生産能力は2,200t/年に
  PIフィルム販売量は年間2ケタの成長率で推移
  透明グレードはフレキシブルディスプレイカバーでガラス代替での需要に期待

東洋紡株式会社
  超高耐熱でガラス並みの寸法安定性を有するPIフィルム「ゼノマックス®」
  フレキシブルディスプレイ基板にフォーカスし本格展開始動
  2018年に長瀬産業との合弁会社を設立し敦賀事業所内にPIフィルム生産設備を新設
  OLED基板のフレキシブル化に取り組むディスプレイメーカーに
  「ゼノマックス®」採用のメリットを訴求

Kolon Industries, Inc.(PIフィルム)(株式会社コーロン)
  透明PIフィルムの早期量産化に注力し、先行メーカーとしての地位確立を図る
  2018年初頭に透明PIフィルムの量産ラインを導入、同年末より本格量産開始を予定
  カバー用は厚み50μm、TP基材フィルム用では厚み30μmのサンプルワークを推進
  専用コンバーターのHC技術を活用し、多様な顧客ニーズに対応

SKC Co.,Ltd.(PIフィルム)(エスケーシー株式会社)
  2019年3Qに透明PIフィルムの量産開始を予定
  2017年12月に透明PIフィルムの事業化を目指し、約850億ウォンの設備投資を決定
  フィルムからコーティングまでの一貫生産を強みに他社との差別化を図る
  ガラス並みの光学特性に加え、質感や高級感を演出する透明PIフィルムの開発に注力
  応力6Gpa以上、ベースフィルムのみで硬度2H、曲げ半径1Rを実現

大阪大学(産業科学研究所・能木雅也 教授)
  シート化に加え回路形成など実用化のためのプロセス開発に取組み
  CNFを基材としたペーパーエレクトロニクスの実現を目指す
  CNFを使用した「透明な紙」の可能性を模索
  CNFとAgNWの親水性を利用した密着性の高い回路形成で折りたためるデバイスを開発
  紙に記録する電子メモリーなど次世代デバイスへのCNFの応用にも取り組む
  CNFである必然性を提案、フィルム代替ではなく「透明な紙」としての活用を目指す

王子ホールディングス株式会社
  少ないエネルギー量で完全ナノ化が可能なリン酸エステル化CNFを展開
  スラリー、パウダー、透明連続シートと全方位での提案を推進
  リン酸基の静電反発により水素結合を切り、完全ナノ化CNFを得るプロセスで差別化
  CNFスラリー、CNF透明連続シートと相次ぐ設備稼働で用途開発に弾み
  透明連続シート「アウロ・ヴェールTM」の耐水グレードをリリース
  立体成形グレードと合わせてCNF透明フィルムの用途・市場開拓を推進

特種東海製紙株式会社
  LiBセパレーター「FIBLIC」は市場投入間近
  CNFを使用した新たな高付加価値用途の開拓も進める
  薄肉・高強度、高耐熱、空孔率コントロールなど
  セパレーターとしての基本性能はクリア
  個々のユーザーの設計思想に合わせた作りこみを進める
  高付加価値・高機能領域にフォーカスした新たな用途開発を推進

i-components Co., Ltd.
  Flexible OLEDパネル用ハイバリアフィルム等、
  QDシート以外の新規用途開拓に注力
  ラミネートタイプの採用拡大に伴い、QDシート用スパッタタイプは大幅な需要縮小へ
  スパッタタイプは顧客のコストダウン要望に対応し、単層構造のみ展開
  2017年の販売量は前年の10%程度の30万㎡を見込む
  エンキャップ用やPI基材保護用、ITO成膜付きバリアフィルム等、
  Flexible OLEDパネル向けハイバリアフィルムの開発を急ぐ

大日本印刷株式会社
  透明蒸着フィルムに加え、
  基材フィルムと貼合したラミネートタイプのバリアフィルム拡販に注力
  中国系メーカー向けにバリアフィルムの採用開始
  2017年初頭よりQDシート用バリアフィルムの貼り合わせ加工を開始

Tapex Co., Ltd.
  2018年初頭によりQDシート用バリアフィルムを量産開始
  Hansol Chemicalと共同でQD材料に最適化したバリアフィルムの開発を推進
  中国等の新規顧客開拓によるバリアフィルムの拡販と収益確保に注力
  QD材料の信頼性向上に加え、
  価格優勢のあるラミネートタイプのバリアフィルムが主流に
  中国メーカー向けに営業活動を強化し、更なる販売拡大に注力

ショートレポート
「2018 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略」の概要版

価格(税込):1,100円(本体価格 1,000円)
「2018 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略(2018年発刊、税込165,000円」の一部の内容についての概要をまとめたリーズナブルな資料です。 右記マーケットレポートの入門的な情報としてご活用ください。

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1.市場概要 ※1

2.セグメント別動向
 MLCC用リリースフィルム

3.注目トピック
  光学用PETフィルム ※1
  一般産業用PETフィルム


4.将来展望 ※2

掲載図表
  • 主要(日本、韓国、台湾)メーカーの工業用PETフィルム 用途別出荷量推移と予測 ※1

※本レポートは、2018年発刊の「2018 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略」を元に作成しています。

※1…プレスリリースにて無料公開中です
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