乳がん検診に関する調査結果 2009

~乳がん、子宮がん検診の無料化決定!受診率50%向けて拡大するがん検診市場~

2009年07月27日
 (詳細はこちら)

調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にてがん予防医療に関する調査を実施し、2009年の都道府県別乳がん無料検診対象者数と当該検診で使用されるマンモグラフィー(乳房X線検査)の都道府県別の充足率を公表する。

1.調査期間:2009年6月~7月
2.調査対象:がん検診実施施設等
3.調査方法:当社専門研究員による電話及び直接面談によるヒアリング、社内蓄積データ、文献調査併用

<本調査の背景~乳がん検診無料化によるマンモグラフィーの充足度の地域格差>
 2007年6月の厚生労働省「がん対策推進基本計画」で「がん検診5年以内受診率50%」が示され、2009年度補正予算の「女性特有のがん検診に対する支援」によって、対象年齢における検診無料化が決定した。
その一方で、乳がん検診の検査項目となるマンモグラフィー(乳房X線検査)の都道府県別の充足度合いにおいて地域格差が生じ、問題となっている。


 

調査結果サマリー

◆ 2009年乳がん検診無料対象者数は、全国で約447万人と推計
 女性特有のがん検診に対する支援(2009年度補正予算)による検診無料対象者となる年齢は、乳がんで40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、子宮がんで20歳、25歳、30歳、35歳、40歳である。2009年のがん検診全体の対象者数は全国で約850万人、そのうち、乳がん無料対象者は約447万人に上ると推計する。乳がん検診無料対象者を都道府県別にみると、最も多いのは東京都の約43.7万人、次いで大阪府約31.1万人、神奈川県約30.9万人、埼玉県約25.0万人、愛知県約24.9万人の順である。最も少ないのは鳥取県の約2万人、次いで、島根県約2.4万人、高知県約2.7万人、福井県と徳島県の約2.8万人の順となっている。


◆ 2009年都道府県別マンモグラフィーの充足度合いは最上位と最下位で2倍に近い格差
 2009年の乳がん検診で使用されるマンモグラフィーの充足度合い注を都道府県別に比較すると、最上位の徳島県では7.9ポイントに対して、最下位の埼玉県では14.6ポイントと2倍に近い格差が生じている。なお、乳がん検診無料対象者数の最も多い東京都は10.0ポイントと全国8位に位置し、全国平均は11.4ポイントである。

※YRIマーケットNow! に掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

お問い合わせ

YRIマーケットNow! の内容や引用についてのお問い合わせはこちらまでお願いいたします。
商品に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

無断転載禁止

<< YRIマーケットNow!~市場調査結果サマリー~へ戻る

page top