金融危機後の製造業向けITビジネスに関する調査結果 2009

~ユーザ企業のIT投資が縮小傾向の中、「環境・エコ」「コスト削減」ニーズに期待~

2009年08月03日
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調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて、ユーザ企業である製造業、及びITベンダーの双方から、製造業向けITビジネスに関する調査を実施した。

【ユーザ企業調査】
1.調査期間:2008年10月~2009年1月
2.調査対象:国内で製造業に従事する企業337社(全産業676社から製造業337社を抽出)
3.調査方法:郵送及びWebによるアンケート調査
【ITベンダー調査】
1.調査期間:2009年6月~7月
2.調査対象:国内ITベンダー12社
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談
 

調査結果サマリー

◆ 2009年度の製造業のIT投資は前年度比3.8%減 
                     投資縮小続き、底打ちは2010年以降

 2008年度~2010年度製造業全体のIT投資額及び投資計画の推移をみると、2008年度(09年3月期)はマイナス2.2%、2009年度(10年3月期)見込みはマイナス3.8%となった。金融危機後の世界同時不況によって打撃を受けている製造業では、IT投資縮小傾向が強まっている。
 2009年に入り景気底打ちかという期待も出始めているものの、製造業ではようやく生産調整が一段落した状態である。IT投資が回復するまでには半年~1年の期間を要し、本格的な回復は2010年以降になると推測する。


◆ 不況に強いソリューションとして「環境・エコ」と「コスト削減」に注目集まる
 不況時でも製造業の投資意欲が高いソリューションとしては、「環境・エコ」「コスト削減」が挙げられる。「環境・エコ」については、ITベンダーのビジネスチャンスは“グリーンIT”のみではない。ハイブリッド車やエコ家電、燃料電池など、環境関連製品の開発や生産に関わる様々なIT需要が伸びている。
 「コスト削減」はITソリューションにおいても製造業の最大の関心事となっている。とりわけ、ITの維持運用費といった固定費の削減への関心は高い。仮想化技術によるサーバ統合やアウトソーシングなど、ITインフラ(システム基盤)のコスト削減ソリューションは好調に推移している。

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資料発刊

資料名: 「2009年 製造業向けITビジネス-金融危機後のユーザ動向とSIerの戦略-」

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