メディカル給食・在宅配食サービスに関する調査結果 2009

~利用者のQOL向上と高齢化が市場の変化を促進~

2009年08月27日
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調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にてメディカル給食・在宅配食サービス市場の調査を実施した。

1.調査期間:2009年4月~7月
2.調査対象:メディカル給食・在宅配食サービス事業者、病院、特別養護老人ホーム、老人保健施設、関連団体等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

<メディカル給食、および在宅配食サービスとは>
 本調査におけるメディカル給食とは、病院給食(入院患者・病院職員給食)、ならびに老人福祉施設給食(入所高齢者・施設職員給食)をさし、委託事業、および非委託事業の双方を含む。また、在宅配食サービスとは在宅の高齢者や身体障害者、糖尿病や肝臓病などの在宅患者(又はその予備群)に対して、定期的に食事の宅配を行うサービスをさし、地方自治体が独自予算で実施し、利用者個人が一部負担するサービスと利用者個人が全額負担するサービスを含む。
 

調査結果サマリー

◆ 2008年度メディカル給食・在宅配食サービス総市場規模は1兆8,828億円、
   病院給食が伸び悩む一方、老人福祉施設給食は前年度比3%増の5,881億円と堅調

 2008年度病院給食市場規模は総病床数の減少が進んだ結果、前年度比2.5%減の1兆2,478億円であった。一方の老人福祉施設給食市場規模は施設数、ならびに入所者数の増加に伴い、同3.0%増の5,881億円で、市場全体における構成比も2003年度比で6.1ポイント増加し、今後市場を底支えする分野として期待される。


◆ 競争激化のなかでも適正価格で高品質な給食サービスを提供できる提案力が鍵
 人口の高齢化と利用者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上への流れを受けて給食サービス事業者による医療機関や老人福祉施設への営業強化が競争激化を招いているが、新調理方式の導入など低価格であっても高品質な給食サービスを提供できるシステムを構築する動きもある。給食サービス事業者には、食事の質と適正価格による総合提案力が求められている。

◆ 2010年度のメディカル給食・在宅配食サービス総市場規模は
                                1兆8,986億円と微増傾向に
 2008年度メディカル給食・在宅配食サービス市場規模1兆8,828億円のうち、病院給食市場の構成比は66.3%と2003年度比で7.1ポイント低下するが、老人福祉施設給食市場と在宅配食サービス市場が拡大基調にあるため、今後の総市場規模は微増傾向にあると予測する。

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資料発刊

資料名: 「2009年版 メディカル給食、在宅配食、介護食、治療食の市場展望」

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