OTC市場に関する調査結果 2009

~2008年は再びマイナス成長に、改正薬事法の施行は市場成長の追い風か?~

2009年10月19日
 (詳細はこちら)

調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にてOTC市場の調査を実施した。

1.調査期間:2009年6月~9月
2.調査対象:国内OTCメーカー
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail等によるヒアリング、ならびに文献調査併用

<OTCとは>
 OTCとは、Over The Counterの略で、医師による処方せんを必要とせずに購入できる一般用医薬品を指す。主な薬効として、総合感冒薬、ドリンク剤、ビタミン剤、胃腸薬、解熱鎮痛剤などがある。
 

調査結果サマリー

◆ 2008年のOTC総市場規模は、前年比1.0%減の7,740億円
 2008年のOTC総市場規模(指定医薬部外品含む、メーカー出荷金額ベース)は、前年比1.0%減の7,740億円と推計した。2007年が8年振りのプラス成長となり回復の兆しを見せたものの、僅か1年で再びマイナス成長に転じた。


◆ ドリンク剤やミニドリンク剤、ビタミン剤など市場規模の大きい薬効がいずれも減少
 薬効別では、市場規模が大きいドリンク剤やミニドリンク剤、ビタミン剤、胃腸薬などがいずれも減少した。ドリンク剤やミニドリンク剤は競争激化の影響で減少であったほか、胃腸薬は需要低迷に歯止めが掛からず市場縮小が続いている。また、ビタミン剤は景気後退の影響を受け、高額品を中心に苦戦を強いられた。さらに、総合感冒薬も競争激化の影響などにより横ばいで推移した。


◆ 改正薬事法が施行されるも異業種企業の新規参入は限定的
 2009年6月に改正薬事法が完全施行され、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの異業種企業の新規参入増加が予想されたが、現状では医薬品を取り扱う店舗は限定的で、実験的な展開に止まっている。スイッチOTC開発がさらに進展、異業種の新規参入が本格化し、それが市場拡大の要因となって行くのは2011年~2012年頃と推測する。
 

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資料発刊

資料名: 「OTC市場の展望と戦略 2009年版」

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