カーボン・オフセット市場に関する調査結果 2009

2009年12月11日
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調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内カーボン・オフセット市場の調査を実施した。

1. 調査期間:2009年6月~11月
2. 調査対象:カーボン・オフセット参入企業、国内クレジット参入企業、認証機関、管轄省庁、地方自治体、業界団体等
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査を併用

<カーボン・オフセット市場とは>
 国内カーボン・オフセット市場には、市場を通して広く第三者に流通し購入できる市場流通型のクレジットと、市場を介さずに特定者間のみでクレジットの取引を行う特定者間完結型のクレジットがあるが、ここでは市場流通型を取り上げ、主に京都クレジット、自主規格(VER)クレジット、オフセット・クレジット(J-VER)、グリーン電力証書の4分野を対象とする。
 

調査結果サマリー

◆ 2008年度国内カーボン・オフセット市場は515,500t-CO2の排出量取引、
               事業者(オフセットプロバイダー)取引金額ベースで22億400万円

 2007年度に数社のオフセットプロバイダー(仲介事業者)により開始された国内カーボン・オフセット市場は2008年度515,500t-CO2の排出量取引、事業者(オフセットプロバイダー)取引金額ベースで22億400万円と推計した。


◆ 京都クレジットは国内排出量取引、事業者(オフセットプロバイダー)取引金額ともに約9割
 2008年度の京都クレジットにおける国内排出量取引は440,000 t-CO2であり、事業者(オフセットプロバイダー)取引金額ベースで19億8,000万円と推計した。国連の認証を受けている京都クレジットは信頼性が高いことから最も多く利用されており、同年度の排出量取引、事業者(オフセットプロバイダー)取引金額ベースともに全体の約9割を占めた。


◆ 地球温暖化防止対策の一つとして創出されたカーボン・オフセット市場
 地球温暖化防止に向けた世界的な取り組みが行われているなか、国内では産業部門に比べて、1990年比でCO2排出量が増加している家庭部門への対策として、環境省が2007年7月からカーボン・オフセットの普及を推進したことを背景に、同年カーボン・オフセット市場が創出された。

資料発刊

資料名: 「2010年版 急成長する温室効果ガス排出量取引ビジネスの実態と展望 」

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