BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場に関する調査結果 2010

~BPOの普及が企業メタボを改善する~

2010年05月31日
 (詳細はこちら)

調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にてBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の調査を実施した。

1. 調査期間:2010年1月~5月
2. 調査対象:BPO事業者
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・Eメールによる取材、ならびに文献調査を併用

<BPO市場とは>
 BPOとは、通常企業内部にて行われる総務・人事・経理・福利厚生・電話対応・システム運用などといった、主に間接業務に関して、発注元企業から業務委託を受けて代行するサービスを指す。
但し、従来から外部に委託することが一般的な、税務、物流、情報システム開発、設備の補修などの専門的な事業所向けサービスや、研究や製造の請負、営業代行などの企業の直接業務の外部委託に関してはBPOの対象外とする。
 なお、間接業務とは、直接的に収益を生み出さない業務であり、間接部門の業務に加え、一部直接部門が行う単純作業等も含む。
 本調査におけるBPO市場とは、ITアウトソーシング市場と狭義のBPO市場の2市場で構成され、事業者の売上高ベースにて算出した。

<ITアウトソーシングとは>
システム運用を発注元企業から業務委託を受けて代行するサービスを指す。

<狭義のBPOとは>
システム運用以外の業務を発注元企業から業務委託を受けて代行するサービスを指す。

 

調査結果サマリー

◆ 2009年度までは、新規の引き合いは増加するも、導入は進まず
 2009年度のBPOサービス市場規模は3兆1,511億円と見込む。金融危機後は、コスト削減を目的にした新規の引き合いが増加した。しかしながら、導入の決定には慎重な姿勢を示す企業が多く、引き合いの増加ほどにはBPOは普及しなかった。景気悪化の影響により、企業の業務量が減少し、社内人員に余剰感が発生したため、BPOの導入よりも社内人員による内製化を優先した企業が多かったためである。


◆ 2010年度以降は、急速な普及こそ見込めないが、堅調な成長を予測
 2010年に入ってからは、中長期的な視点で構造改革に取り組む企業が増加し、BPOの利用が徐々に増加している。
 今後に関しても、BPOの利用により経営効率化を進める欧米企業に対抗していくために、国内企業によるBPOの利用が進んでいく可能性が高い。BPOの導入に抵抗感を持っている企業が依然として存在するため、急速な普及こそ望めないものの、BPO市場は堅調に成長すると予測する。
 BPOサービス市場は、2008年度~2013年度において年平均成長率(CAGR)4.0%で推移し、2013年度には、3兆7,311億円に達すると予測する。
 

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資料発刊

資料名: 「2010 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望」

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