高速液体クロマトグラフ市場に関する調査結果 2010

~「超高速」「抗体医薬」「アジア」に期待集まる~

2010年06月07日
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調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて高速液体クロマトグラフ(HPLC)市場の調査を実施した。

1.調査期間:2010年3月~5月
2.調査対象:国内の高速液体クロマトグラフ関連製品メーカー
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用


<高速液体クロマトグラフ(HPLC)市場とは>
 本調査における高速液体クロマトグラフ(HPLC)市場は、「システム・機器」と「充填剤・カラム」の市場から構成される。HPLCとは、分析および精製をする手法の一つで、物質の化学的相互作用や分子サイズの違いなどによって、混合試料の分離、定量を行う。試料注入部・ポンプ・検出器等からなる「システム・機器」部分と、試料が通過する筒状容器で、分離が行われる「カラム」部分に分けられる。カラムは、中に詰める「充填剤」の種類やカラムの径、長さなどによって様々な種類があり、多様な分析需要に対応している。

調査結果サマリー

◆ 2009年度の高速液体クロマトグラフ市場は530.9億円
 2009年度の高速液体クロマトグラフ(HPLC)市場は、金額ベースで530億9,000万円であった。世界的な経済不況の影響もあり、市場を取り巻く環境は厳しいが、回復の兆しも見せ始めている。

◆ 「超高速HPLC」、「抗体医薬」に期待が集まる
 「超高速HPLC」と「抗体医薬」の分野に期待が集まっている。「超高速HPLC」は、分析能力の向上や分析時間の短縮など、よりハイレベルな分析を可能にする次世代システムで、製薬企業をはじめとしたユーザーからも評価されているため、参入企業はシステムの普及、カラムの充実等に注力している。「抗体医薬」の分野は、副作用の少ない治療薬として今後も研究開発が活発になると見られ、関連するシステムやカラム等が今後も伸びていくと考える。

◆ 海外に販路を求める動きが一層加速、急速に伸びる「アジア」市場
 製品販売を伸ばすため、各企業とも海外に販路を求める動きを強めている。特に中国、インドを中心としたアジア地域での製品需要は伸び続けると見られ、参入企業は同エリアでの販売体制強化に向けた動きを加速させていくと予測する。
 

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資料発刊

資料名: 「2010年版 分析機器に関する市場動向調査<高速液体クロマトグラフ編>」

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