新エネルギー用パワーコンディショナー市場に関する調査結果 2011

2011年12月20日
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調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内新エネルギー用パワーコンディショナー市場の調査を実施した。

1.調査期間:2011年9月~11月
2.調査対象:パワーコンディショナーメーカー及び販売会社、研究機関等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

<新エネルギー用パワーコンディショナーとは>
 パワーコンディショナー(パワコン)とは、太陽光発電システムや燃料電池において太陽電池(モジュール)などが発電した電気を家庭等で利用できる ように変換する機器のことを指す。本調査では、太陽光発電、風力発電、燃料電池の新エネルギー発電システム(住宅用および産業用)に用いられるパワーコンディショナーを対象とした。

調査結果サマリー

◆ 2011年度の新エネルギー用パワーコンディショナー市場規模は342億円見込み、減少避けられず
 2009年度からの住宅用太陽光発電システム導入への補助金制度復活と2010年度のスクールニューディール構想により、近年の新エネルギー用パワーコンディショナー市場は、太陽光発電分野での需要量が拡大していた。だが2011年度は、需要の中心となる住宅用太陽光発電向けでは拡大するものの、震災の影響もあり産業用太陽光発電向けが縮小し、メーカー出荷金額ベースで342億円(前年度比6.4%減)と縮小が避けられない。


◆ 太陽光発電向けが市場を牽引
 用途別では住宅用の普及が進む太陽光発電分野が需要の中心である。産業用でもスクールニューディール構想での需要が期待され、新規参入メーカーもあり話題が多い。風力発電分野は、中小型機の普及が進まず、目立った需要は確認できない。燃料電池向けは、2011年度に入り住宅用で需要が拡大したがまだ低価格化が進まず、市場規模は小さい。東日本大震災後新エネルギー発電に注目は集まるが、初期費用の低減ニーズが強く補助金に頼る部分も少なくない。同時にパワーコンディショナーも低価格化が進行している。


◆ 市場予測:避けられない低価格化、2015年度まで数量は拡大するも金額ベースでは伸びず
 新エネルギー発電向けパワーコンディショナーは、今後も数量で順調な拡大が期待されるが、同時に低価格化も進み2015年度は298億円と予測する。産業用ではメガソーラ需要に期待が集まっている。高機能化と低価格化が進行する中で、補助金制度と電力全量買取制度が市場拡大のカギを握るだろう。
 

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