2017年10月23日

プレスリリース
中古車流通市場に関する調査を実施(2017年)
~低調な新車市場・輸出需要減少の影響を受けた中古車流通市場~

※プレスリリース全文(PDF)

調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の中古車流通市場の調査を実施した。

1.調査期間:2017年4月~9月
2.調査対象:自動車メーカー、自動車ディーラー、オートオークション・入札会開催事業者、中古車販売業者、中古車買取業者、自動車ユーザー等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングならびに文献調査併用

<本調査における中古車流通市場とは>
本調査における中古車流通市場とはオートオークション市場(入札会含む)、中古車買取市場、中古車輸出市場、中古車小売市場の4市場で構成される。
<中古車小売台数とは>
中古車販売事業者から自動車ユーザーへ販売された台数(B to C)で、個人間売買による取引台数(C to C)は含まない。

調査結果サマリー

◆ 2016年の中古車小売市場規模は台数ベースで259万台、金額ベースで2兆7,226億円
2016年の国内の中古車小売市場規模は、台数ベースで259万台、金額ベースで2兆7,226億円と推計した。2016年4月の軽自動車の燃費不正問題の影響が中古車市場にも及ぶ結果となり、年後半まで低調な販売が続いた。


◆ 中古車業販市場は市場参加者の業販離れと小売りシフトが鮮明に
業販市場(オートオークションを中心とする非個人間での車両取引市場)での車両売却益を事業収益の柱としてきた中古車買取業者等は、中古車ユーザーへの小売りを強化することで、利幅を確保しようとする動きが加速している。同時に共有在庫サービス(法人会員向けにインターネットで常時小売展示車両を販売するサービス)の利用が増加傾向にあり、小売りシフトの動きと相まってオークション開催会場外での取引が活発化している。また、中古車販売業者の中には、車両仕入先として自社での直接買取りを強化する事業者も出始め、車両買取の競争環境は更に激化している。


◆ 中小規模会場の統廃合など、オートオークション集客力強化へ
市場参加者のオートオークション離れが進行し始める中、オートオークション開催企業においては集客力の強化に取り組む一環で、企業間の合併やオークション会場拠点の集約化が進められており、2017年以降もオートオークション市場の寡占化は進むものと推察する。オートオークション開催企業においては中小規模会場の統廃合や他企業との提携を進めることで自社の企業力を向上させることが急務であるものと考える。

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この調査結果掲載の資料

資料名: 「中古車流通総覧 2017年版」

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