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◆◆日本のモノづくり産業ニュース◆◆                   2009年5月発行

━CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■注目トピックス

期待高まる植物工場、将来的には国内だけでも数千億円の市場規模が想定
 ~食糧問題へのエレクトロニクス技術、材料技術、環境エネルギー技術、
   メカトロ技術の貢献と新ビジネスの創生~

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■注目トピックス

期待高まる植物工場、将来的には国内だけでも数千億円の市場規模が想定
 ~食糧問題へのエレクトロニクス技術、材料技術、環境エネルギー技術、
   メカトロ技術の貢献と新ビジネスの創生~

 食の安全や食料自給率の問題に関しての話題はここ数年途絶えること
が無く、わが国において大きな社会問題となっている。そして、そのよ
うな社会環境の変化の中で最近特に大きな注目を集めているのがこの植
物工場である。

 農林水産省による植物工場の定義では、植物工場は完全人工光型植物
工場と人工光・太陽光併用型の二つのタイプに分類されるが、いずれも
最新の照明技術や空調技術等を用いて植物の栽培環境を高度にコントロ
ールしたり、プロセス毎、最新式の自動化システムを導入するなどして
省力化が随所に図られている点は共通である。

 植物工場の実用化に際しては、これまでにも過去2回ほどブームがあ
ったが、結果としていずれも単なるブームで終わってしまった経験があ
る。そして今回のブームが3回目ということになるが、今回のブームが
過去と違うのは、植物工場を取り巻く社会環境がその当時とは大きく異
なっているという点である。同時に、植物工場に関連する各種技術もこ
の間に大きな進歩を見せてきている。

 植物工場に関連する動きは、産官学とも特に昨年後半ごろから活発化
してきた。中小の専業メーカーだけではなく、100億円規模の新事業
創造を狙う大手商社やゼネコンクラスも市場参入を図ろうとしている。
さらに直近の動きとして、平成21年度の補正予算に農林水産省が96億円
経済産業省が50億円の予算をこの植物工場で要求しており、植物工場市
場創造の起爆剤として期待を集めている。そしてこの予算をめぐって、
現在、産業界だけでなく大学を含めての動きが新たなブーム作りに拍車
をかけている。

 高度な環境制御技術と自動化技術といったハード技術と、植物を最適
条件下で育てるという栽培ノウハウ(ソフト技術)の両方の技術が必要と
される植物工場は、わが国が誇る優れたもの作り技術の典型であると言
えよう。将来的には国内だけでも数千億円の市場規模が想定され、さら
に、プラント販売では野菜等の露地栽培が難しい中東諸国やロシア、北
欧諸国向けの輸出産業として大きな期待がかかっている。

関連資料
『期待高まる植物工場の現状及び将来市場展望 2009』
http://www.yano.co.jp/XXXXX

■研究員からの一言や編集後記なども掲載予定。

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