セミナーのご案内

わが国製薬市場のこれからの変化を予測する

今後、わが国の製薬市場は、どのような変化を見せるのでしょうか。昨年度から政府は、2025年における医療提供体制構築に向って動き始めました。これは、わが国の20世紀における医療提供体制を大きく見直し、少子高齢化社会に適合し、国民皆保険制度を持続させることを基本としております。

今後、わが国の製薬市場では、消費税増税にともなう3年連続の薬価改定の可能性が強まり、新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度への対応や費用対効果の導入の是非を含む薬価制度の見直しなどが行われることが予想されております。

その他には高額化する新薬が急増している市場環境下において、政府はこれまで以上に後発医薬品の使用を強化することとし、後発医薬品の数量ベースでの使用目標を70~80%程度までに引き上げることも予想されます。そうなれば一段とカテゴリー・チェンジが進展することとなり、長期収載品がさらに厳しい状態に追い込まれることが予想されます。加えて後発医薬品使用促進のためにつけられていた後発医薬品調剤体制加算なども、無くなってしまうこともありえます。

しかし、その一方でTPP交渉が締結されることになれば市場拡大再算定の大幅な見直しが行われ、さらには製薬業界から要望が強まっている長期処方制限の撤廃などが実施される可能性があります。

このように大きな市場環境変化は、医療機関や薬局、すべての医療関連企業を巻き込んでしまうことになります。

これまでも弊社では、毎年1回、今後の製薬市場の変化の見通しについてさまざまな観点からみた結果に基づき、予測を行い、独自レポートやセミナーで発表してまいりました。今回もこれまでと同様、「製薬市場の10年展望 2015年版」や「ジェネリック医薬品の実態と展望 2015年版」に引き続き、本セミナーを開催することにいたしました。

今回は弊社フェローで、長年に渡り医療界の動向に関して市場調査に携わってまいりました遠藤邦夫が製薬市場及び医薬品流通、医療行政などのテーマで、弊社主任研究員の武田浩二がジェネリック医薬品市場等のテーマにつきまして皆様にご報告させていただきます。その後、ご出席いただきました皆様からご質問をお受けするという形式で行います。

セミナー要綱

開催日時
2015年6月23日(火) 13:00~16:30
会場
アルカディア市ヶ谷(私学会館)4F 飛鳥

東京都千代田区九段北4-2-25

受講料
1名様 35,000円(税別) 2名様目から 30,000円(税別)

(2名ご参加の場合 ¥65,000円(税別)/ 3名ご参加の場合 ¥95,000円(税別))

お申し込み
お願い

お申し込み後、受講票メールと請求書をお送り致します。
セミナー受講料は開催日前日までにお振り込みください。
尚、参加人数に限りがございますため受講料お振込み後の申込み取り消しはお受け致しかねますので、当日欠席の場合は代理の方のご出席をお願い致します。

お問い合わせ
株式会社矢野経済研究所
マーケティング本部 カスタマーセンター TEL:03-5371-6901

講師のご紹介

遠藤 邦夫 株式会社矢野経済研究所 ライフサイエンスグループ 理事研究員

長年に渡り医療界の動向の調査・分析を実施。

武田 浩二 株式会社矢野経済研究所 ライフサイエンスグループ 主任研究員

主に医療・医薬品分野の市場調査、マーケティング支援、コンサルティングなどを手掛ける。医薬品分野では、創薬~開発~販売~流通といった川上から川下まで広範な専門知識を有するほか、これらの知識を基に業界全体を俯瞰することで、市場の方向性や企業のポジショニングなどの分析も行う。主な発刊資料は、「医薬産業年鑑」「医薬品関連企業調査年報」「医療・医薬連携の実態と将来」「ジェネリック医薬品の実態と展望」「医療ニーズ・薬剤貢献度調査」など。