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ヤノ・レポート

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昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):88,000円(税込) 本体価格 80,000円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

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最新号

ヤノ・レポート 2018年1月25日号

 トピックス 

住宅・建材
HEMS市場の動向
~次世代住宅の拡大等に伴ってHEMSの導入が進むが、
 製品単価の減少によって市場規模(金額ベース)は減少傾向に~

次世代住宅(スマートハウスやZEH)においては、太陽光発電システムや燃料電池コージェネレーションシステムといった“創エネルギー”設備機器、高効率給湯器やLED照明といった省エネタイプ住宅設備機器、テレビやエアコンといった家電機器、そして場合によっては電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)などを連携し、住宅全体においてエネルギーを効率的に使用することが目指される。これらの中核をなす技術が、住宅内のエネルギー関連機器および家電等のエネルギー使用状況を管理し、そして最適に制御するHEMS(Home Energy Management System)である。

HEMSは、IT技術の活用によりエネルギー関連機器をネットワーク化し、更にセンサー等によって、①家庭内のエネルギー消費量を測定するともに、太陽光発電等の発電量、蓄電システムの蓄電状況を、専用のモニターやユーザーが所有するタブレット端末、PC、テレビなどで“見える化”する、②エネルギー設備機器・家電機器を制御することによって全体の消費エネルギーを削減する、③ユーザーの生活行動や天候条件等を予測し、快適性を損なわない範囲でエネルギーが最適化されるように各種エネルギー機器(太陽光発電・燃料電池・蓄電池)を制御する、といった機能を実現する。これによりHEMSを導入しない場合と比較して、住宅におけるエネルギー消費量を10~20%程度まで削減できると期待されている。

またHEMSは、通信系の事業者が提供する「ネット系」、ハウスメーカー等が提供する「ビルダー系」、太陽光発電システム(PV)の販売付加価値を高める「PV系」の3つに区分して考えることができ、それぞれHEMS市場へのアプローチが異なる。「ネット系」と「PV系」においては、あくまでもネット回線の利用価値向上やPVの付加価値向上にHEMSを用いており、“HEMSを売る”という意識が低く、あくまでも“+αの商材”の位置づけである。一方、「ビルダー系」においてはHEMSを用いて設備機器の制御等を行い、HEMSを中心とした構図を描いており、“HEMSを売る”ということに比較的意識が強く、ネット系、PV系とは位置づけが異なっている。

 内容目次  

住宅・建材

【注目市場動向】
●HEMS市場の動向 (2~10ページ)
~次世代住宅の拡大等に伴ってHEMSの導入が進むが、
 製品単価の減少によって市場規模(金額ベース)は減少傾向に~


・ZEH・スマートハウスの中核設備機器
・2016年度の市場規模は109億万円と推計 安価製品の上市によって単価が下落
・主要事業者の動向(パナソニック株式会社、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、シャープ株式会社、京セラ株式会社、日本電気株式会社(NEC))
・使用電力の見える化に留まらないエネルギーマネジメントへの取組が必要

図.HEMSのシステム構成イメージ
表.HEMSの事業者区分
表.HEMSによって提供されるサービス
図表.HEMSの市場規模推移

【業界リサーチ】
●「主要建材商社」の動向 (11~28ページ)
~伊藤忠建材、SMB建材、双日建材、トーヨーマテリア、住友林業/木材建材事業本部~

図表.伊藤忠建材の業績推移
図表.伊藤忠建材 商品別売上高
図表.SMB建材の業績推移
図表.SMB建材 商品別売上高
図表.双日建材の業績推移
図表.双日建材 商品別売上高
図表.トーヨーマテリアの業績推移
図表.トーヨーマテリア 商品別売上高
図表.住友林業 木材建材事業本部の業績推移
図表.住友林業 木材建材事業本部 商品区分別売上高

【注目市場動向】
●マンション管理業界の動向 (29~36ページ)
~伸び率は鈍化も着実に拡大~


1.マンション管理市場規模
2.マンション管理業界の動向 ~リプレイス市場~

図.マンション管理費市場規模
図.市場規模シェア
表.受託経緯別棟数・戸数
表.新築及びリプレイスマーケット 各社ポジショニング
表.グループ管理戸数上位社(2017/3月末時点)
表.リプレイス獲得の決め手になるポイントとして認識している事項
表.リプレイス物件獲得のために実施している主な営業、広告活動

紙・パルプ、出版

【注目市場動向】
●紙パルプ注目品種シリーズ①
一般上質紙 (37~52ページ)
~学習向け等、一部需要分野は堅調も中期的な漸減傾向続く~


・2017年上期の国内出荷は1.5%減、40万tはキープ
・印刷用紙Aの需要減少要因多いなか学習向け等、一部需要分野は堅調
・卸商が最大の需要分野 軽印刷市場の減少で厳しい環境へ
・トップ日本製紙に北越紀州製紙が続く 大王製紙は9,000t/月レベルで安定へ
 (日本製紙、王子製紙、北越紀州製紙、中越パルプ工業)

表.印刷用紙A 年別需給推移表
表.印刷用紙A 上半期需給推移表
図.上級紙輸入推移(年別輸入量、四半期別輸入量、月別輸入量)
表.印刷用紙A 主要メーカー別生産・出荷(2017年度上期)
表.日本製紙 印刷用紙A国内出荷量
表.日本製紙 印刷用紙A 代理店 需要分野
表.王子製紙 印刷用紙A月産量
表.王子製紙 印刷用紙A 代理店 需要分野概要
表.北越紀州製紙 印刷用紙A月産量
表.北越紀州製紙 印刷用紙A代理店、需要分野
表.中越パルプ工業 印刷用紙A月産量
表.中越パルプ工業 印刷用紙A代理店、需要分野

●特殊紙 品種別市場動向①
ガラスペーパー (53~60ページ)
~国内市場は建材、電子、産業分野とも堅調に推移、輸出は拡大~


・2016年度の販売量は前期比7.1%増の月間平均約1,237t
1.建材分野 2.電子材料分野 3.産業資材分野
・総合力のオリベストがトップメーカー、セグメント市場で展開する各社も特徴を生かす(オリベスト、三菱製紙、北越紀州製紙、日本板硝子、王子エフテックス)

表.ガラスペーパー メーカー別販売量推移(月間平均販売量)

【業界リサーチ】
●同人誌市場の動向 (61~69ページ)
~コミケ出店企業は頭打ちか?東京五輪期間の開催も課題~


・同人誌の定義
・同人誌の客層
・同人誌の客単価
・同人誌市場構造
・主要事業者の動向
 (コミケット、ケイ・コーポレーション、ユウメディア、虎の穴、アニメイト、ケイ・ブックス、エイシス、ピクシブ)
・トレンド、トピックス
・同人誌の市場規模

図.「同人誌オタク」歴
図.「同人誌オタク」の年間消費金額
表.出店企業数(単位:社数)
図表.同人誌市場規模推移