今週のSalaam Gateway vol.4 (マレーシアの中小企業向けオンライン「ハラール統合プラットフォーム」)

Salaam Gatewayの中で紹介されている記事から弊社研究員が気になる記事をご紹介。Salaam Gatewayは2015年10月に開設された世界のイスラム経済に関するニュース・インサイトのポータルサイト。

マレーシアのハラール統合プラットフォーム、2021年第1四半期末に稼働へ

来年3月末の稼働を予定しているマレーシア開発公社(HDC)のハラール統合プラットフォーム(HIP)は中小企業のハラール製品・サービスを海外に輸出するための支援を目的としている。現在、マレーシアの中小企業20万社のうち、ハラール認証を取得しているのはわずか7,000社、海外に輸出実績のある企業はさらに少なく1,500社である。HDCはHIPに中小企業を結集させ、年間4000件のJAKIMへのハラール申請により中小企業の輸出拡大につなげることを目指す。

※詳細記事(英語)は以下のSalaam Gatewayで。

HIP (Halal Integrated Platform):マレーシアの中小企業向けオンライン「ハラール統合プラットフォーム」は、個別のハラールコンサルティング、ハラール業界研修、資金調達支援、ハラール原材料データベース、eマーケットプレイス、オンライン広告・販促、人材募集支援などの役割/機能を有し、ハラール産業を育成する仕組みを目指している。

※マレーシアの中小企業(SME)の定義
中小企業(SME)は、事業開始年度から2賦課年度は、税額見積りと分割納付を行わなくてもよい。SMEの定義は、払込資本金が250万リンギ以下であることに加え、直接間接に50%超の支配関係にある親子・兄弟会社も、普通株式による払込資本金が250万リンギ以下であること(出所:JETRO