ハラール化粧品の需要の拡大の背景について

礼拝をおこなうムスリムにとって、体に入るものだけでなく、体に塗布するものや身に着けるものもハラールであることは特に礼拝の際に重要となります。ムスリムは、身体、衣服、礼拝場所のいずれにもナジス材料がないことを確認しなければなりません。そのため、イスラム法にそうためには化粧品についてもハラールである必要があるという基本的な考え方があります。一方、LPPOM MUIによると2019年9月現在のデータとして、過去1年間で化粧品のハラール認証をMUIから取得した企業数は210社、16,844製品がインドネシア国内に流通したとのことです。年々ハラール化粧品数は増えている状況については、イスラム法にそったハラール化粧品の需要だけでなく、以下のようなことが考えられます。

  • 意識の高い消費者は化粧品の効果だけでなく成分への関心も同様に高いことは世界のトレンドですが、イスラム教徒の消費者も同様です。
  • 経済成長、都市化のライフスタイルが化粧品の成分への関心の高い消費者を増やしております。
  • 企業努力による化粧品のハラール認証の普及により一般消費者のハラール認証に対する関心は年々高まってきております。

今年中には化粧品のガイドラインがMUIから出る予定です。3月の研修に参加し化粧品のハラール要件についての情報を先取りしてみてはいかがでしょうか?

インドネシア HASの変更点と化粧品原材料(3月24日)のハラール研修のご案内