2007年版 透明導電性フィルム市場の現状と将来展望

発刊日: 2007/06/13 体裁: A4 / 232頁
資料コード: C49103930 PDFサイズ:
カテゴリ: マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス

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調査資料詳細データ

企画趣旨
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透明導電性フィルム市場は拡大し続けています。PDP関連では、LCD-TVとの競合が激しくなっていますが、2007年のセット市場規模 1,200~1,300万台が視野に入っています。タッチパネル関連でも、スマートフォンやカーナビをはじめとし、世界的な大ヒット商品である 「Nintendo DS Lite」等によりアプリケーション市場が成長しています。

ユーザーサイドでは市場拡大を背景に「低価格化」を強く求めていますが、透明導電性フィルムメーカーもこのニーズを満たす取り組みを継続してきました。 PDP電磁波シールド材ではエッチングメッシュも健闘を重ねていますが、ウェットコートの印刷メッシュや銀塩メッシュの採用も徐々に進み始めました。タッ チパネル用電極基板でもITOフィルムの代替を可能にするような導電性ポリマーのウェットコート品もサンプル出荷・開発が増えています。

従来の主力であったドライコートやラミ・エッチングだけでなく、ウェットコートも登場し始めたことは、「革新的な技術」の進化です。しかし、顧客の真の ニーズは「技術」ではなく「価値」にあると考えられます。「低価格化」も大きな「価値」ですが、継続的な低価格化を実現できる技術でなければ、顧客及びサ プライヤー双方にとっても「価値」とはならないでしょう。
「革新的な価値」を測るものさしとして、価格・性能・品質が第一義として挙げられますが、ここに「環境・安全」といった「ユーザーの売りやすさ&消費者の買いやすさ」につなぐような開発及び営業手法も有効と思われます。

本レポートは、2003年以降の発刊から5回目となります。過去4回のレポートは業界の皆様に大きな支持を得ることができました。関連業界の後押しもあり、その後の検証と改めて将来予測を図るため、2007年版を発刊することにいたしました。

リサーチ内容

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調査サマリー(EXECUTIVE SUMMARY)

(図表)光学フィルター市場推移(2004~2009年予測)
(図)PDP光学フィルターメーカー販売量・シェア推移
(図)PDP光学フィルターの市場規模およびメーカー販売量・シェア推移
(図)タイプ別光学フィルター市場推移
(表)主要PDP光学フィルターメーカー 生産拠点概要
(図)PDP光学フィルターメーカー8社の生産能力推移
(表)光学フィルター用電磁波シールド材 タイプ別市場規模推移(2004~2009年度予測)
(図)電磁波シールド材市場規模推移(2004~2009年度予測)
(図)光学フィルター用電磁波シールド材
タイプ別市場規模および構成比推移(矢野経済研究所推定)
(図)光学フィルター用電磁波シールド材
タイプ別市場規模および構成比推移(メーカー販売量合計)
(表)電磁波シールド材のメーカー別販売量推移(自消用含む)
(図)電磁波シールド材のメーカー別販売量推移(自消用含む)
(表)PDPメーカーにおける部材調達先(2007年度見込み)


第1章 透明導電性フィルム市場の動向と展望

革新的な技術だけでは生き残れない
革新的な価値を生み出したものこそ未来を創る
 

  • 06年度の透明導電性フィルム市場規模は1,600万㎡強07年度も前年度比15%程度の成長続く
  • 真の「イノベーション」によってシェア拡大を果たす
  • 「イノベーション」とは顧客に対する新たな価値の提供
  • 「ユーザーの売りやすさ&消費者の買いやすさ」も視野に入れた開発が重要
(表)透明導電性フィルム抵抗値別・用途別市場規模推移予測


第2章 主力需要分野における透明導電性フィルムの市場動向と展望

1.PDP関連の動向
 

[1-1]光学フィルター市場
「ソリューション提案力と実行力」がシェア拡大のカギを握る
  • 光学フィルター市場規模は06年に初の1,000万枚超、07年は1,300万枚前後へ
  • 光学フィルターの主要7社に加え、藤森やLGM、東レ等の新規参入メーカーも登場
  • F/F市場は08年から縮小に向かう可能性が大しかし、その後は再び拡大路線にシフトする
  • 「2010年に42型光学フィルターで2,010円/枚」コスト積算ではない新型光学フィルターの登場が待たれる
  • 光学フィルターの低価格化が進む一方で、コストアップとなる「CRF」採用ユーザーが増加
  • 「コストアップ<価値向上」の提案も大きなテーマの1つ
  • パネルメーカーの「光学フィルターレス」の開発も進行中PDP-TVの課題を光学フィルターで実現させることが回避のカギ
(図表)光学フィルター市場推移(2004~2009年予測)
(図)PDP光学フィルターメーカー販売量・シェア推移
(表)PDP光学フィルターの市場規模およびメーカー販売量・シェア推移
(表)主要PDP光学フィルターメーカー 生産拠点概要
(図)PDP光学フィルターメーカー8社の生産能力推移
(図)タイプ別光学フィルター市場推移
(表)光学フィルターおよび主要部材の価格推移(予測)(42型)
(表)PDPメーカーにおける部材調達先(2007年度見込み)
[1-2]電磁波シールド材市場
「メッシュVS導電膜」に加え、メッシュ内での材料間競合が本格化
  • 06年度のタイプ別電磁波シールド材比率はエッチングメッシュが70%07年度には繊維やスパッタガラス、印刷や銀塩等の比率も高まる
  • エッチングメッシュではラミ品に代わり新たな原材料の検討が進む
  • 光学フィルターメーカーとともに、繊維メッシュの販売量も拡大傾向に
  • 印刷メッシュはSOCのみならず、他のメッシュメーカーも開発を進める
  • 銀塩メッシュは06年春から採用スタート、ユーザーからの引き合いも活発化
  • EMIS+NIRAにAR機能も付与できるスパッタタイプが登場すれば電磁波シールド材市場は新たなステージに入り得る
  • 電磁波シールド材ベースの複合フィルムも上市・開発が続く
(表)光学フィルター用電磁波シールド材 タイプ別市場規模推移(2004~2009年度予測)
(図)電磁波シールド材市場規模推移(2004~2009年度予測)
(図)光学フィルター用電磁波シールド材
  • タイプ別市場規模および構成比推移(矢野経済研究所推定)
(図)光学フィルター用電磁波シールド材
  • タイプ別市場規模および構成比推移(メーカー販売量合計)
(表)タイプ別電磁波シールドフィルム 需給相関表(2007年度見込み)
(表)電磁波シールド材のメーカー別販売量推移(自消用含む)
(図)電磁波シールド材のメーカー別販売量推移(自消用含む)

2.ITOフィルム関連の動向
 

[2-1]抵抗膜方式タッチパネル市場
TP需要は年率2ケタの伸びユーザーの要求事項である「価格ダウン」「高性能」が必須に
アプリケーション別市場動向
  • PDAは需要縮小するも、スマートフォンとPNDの市場は急成長
(1)PDA
(2)スマートフォン
(3)ポータブルゲーム機
(4)カーナビ
TPタイプ別の市場動向
  • ボリュームゾーンはF/Gタイプ、F/F/P、F/F/G、F/Pは差別化要素で採用
(1)F/Gタイプ
(2)F/F/Gタイプ
(3)F/F/Pタイプ
(4)F/Pタイプ
(5)F/Fタイプ
(6)G/Gタイプ
ITOガラス基板、品質対応力から国内メーカーが巻き返しを図る
(表)抵抗膜方式TP市場規模及びメーカー別TP売上推移
(表)主要タッチパネルメーカー生産拠点及び事業概要
(表)メーカー別TPタイプ別シェア(2006年度)
(表)メーカー別TPタイプ別シェア(2007年度見込み)
(表)抵抗膜方式TPメーカーのタイプ別構成比と主要部材サプライヤー
(図)円偏光板タイプタッチパネルの構成における光の偏光作用
[2-2]抵抗膜方式タッチパネル市場(台湾)
TP需要は年率20%以上の伸び日本TPメーカーを上回る生産能力で世界のユーザーに供給
  • 「コスト」での競争から、「差別化」でネクストステージへ
  • 抵抗膜方式TPの枠を超えたビジネス戦略で他方式TPをラインナップ
(表)台湾抵抗膜方式TPメーカー売上高推移
(図)台湾TPメーカーシェア推移(金額ベース)
(表)台湾TPメーカー生産拠点及び事業概要
(表)台湾抵抗膜方式TPメーカーのタイプ別構成比と主要部材サプライヤー
(図)抵抗膜方式TP市場規模
[2-3]ITOフィルム市場
高品質・高性能・高コストだが低価格4重苦の中で生き残る道はマテリアルとプロセスのイノベーション
  • ITOフィルム市場は年率2ケタ伸びが続く
  • 2008年6月を前に上部電極基板のシェアが変動する兆し
  • カーナビ(F/G)用では尾池工業のITOフィルムが6割以上を占める
  • 光学等方性フィルムを使用したITOフィルムの需要が高まる
  • ここ数年でプレイヤーも変換、ITOフィルムメーカーの生き残り法を探る
[ITOフィルム関連]
[ITOガラス]
(表)ITOフィルムメーカー 販売量・シェア推移(全体)
(表)ITOフィルム 用途別市場規模推移(全体)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量(2006年度)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量(2007年度見込み)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量(2008年度予測)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量・シェア推移(TP全体)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量・シェア推移(小型TP)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量・シェア推移(中型TP)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量・シェア推移(大型TP)
(表)ITOフィルムメーカー 用途別販売量・シェア推移(無機EL全体)
(表)Roll to Rollによるフィルムへの主要スパッタリングメーカー
(表)ITOフィルムメーカー 経時シェア動向一覧表

3.特別調査
 

[3-1]導電性ポリマー
導電性ポリマーへの注目度高まる、コンデンサや有機ELで実績タッチパネル、LCD関連のITO代替の開発も進む
  • ハイエンド向けのアルミ電解コンデサで使用され年率20~30%の伸び見せる
  • 高分子系有機ELにおいて導電性ポリマーは必須の材料に
  • FPD分野での帯電防止性能要求の向上により光学用プロテクトフィルム向けでも採用拡大
  • タッチパネルやLCD関連で使用されるITO代替の開発も進む
  • アキレスは自社独自の「STポリ」で「静電製品」としての事業展開
[3-2]導電性塗料


第3章 透明導電性フィルム関連メーカーの動向と戦略

日本フイルコン株式会社
エッチングメッシュの「歩留まり+品質安定性+安定供給」により他のメッシュとの差異化を推進
 

  • エッチングメッシュ増設も視野に入れるものの、需要を見極めながら決断


凸版印刷株式会社
ユーザーニーズを満たす開発を進め、電磁波シールドフィルム事業の拡大へ
 

  • 06年度販売量は前年度割れとなるも、07年度は3倍増を目指す
  • ラミ回数の低減につながる3方向黒化タイプのニーズ高まる現在はエッチングメッシュの複合化や他方式の電磁波シールドフィルムの開発も進める


住友大阪セメント株式会社
ハイブリッド化技術を武器に、ユーザー満足度の向上を追求
 

  • 07年5月に反射防止フィルム等の新設備稼働需要を見極めながら、07年下期には印刷メッシュの新ライン導入も検討
  • 印刷メッシュは外販が本格化、複合フィルム含め積極的な拡販活動進める
  • タクトタイムを短縮した新規印刷メッシュを開発、今後の価格トレンドにも積極的に対応
  • 07年にウェット単層で視感平均反射率0.3%「F-3000」を上市へ顧客ニーズに応じたARフィルム及びLRフィルムの提案へ
  • 「AR/NIR」に加え、「EMI/NIR」の複合フィルムもラインナップ
  • 今後はPDP分野に加え、LCD用反射防止フィルム市場でもポジション確立目指す


富士フイルム株式会社
08年度の50型用電磁波シールド材市場でシェア30%を目指す
 

  • 06年度及び07年度で能力増強、08年度には前年度比2倍のキャパアップも視野
  • 06年春からの採用以降、50型を主体に販売量が拡大
  • 機能統合では「EMI/NIRA/AR」による複合フィルムの開発を進める


LGマイクロン(LG Micron Ltd.)
新型材料の採用によりコスト競争力を強化

日東電工株式会社
ITOフィルムの世界トップ
2007年度は前年比110%以上の販売増を見込む

帝人化成株式会社
TP上部基板向けITOフィルムを開発、2008年度の上市を目指す

尾池工業株式会社
カーナビ向けでシェア6割以上に拡大、横展開でPND向けにも注力
 

  • F/Gタイプのカーナビで6割以上のシェア確立、PND市場での展開も期待される


東洋紡績株式会社
年率20%で販売量が拡大、OA・FA機器での採用が好調

新日鐵化学株式会社
高耐熱性基板「シルプラス」は車載向けで堅調
新規用途として携帯電話のウインドウが注目される

ジオマテック株式会社
ITOガラスの次なる用途開拓としてDSSCまたはDSCに注目

SKC
2006年9月にBSFのITOフィルム事業を買収、光学分野事業の強化を図る

グンゼ株式会社
2007年秋にスパッタ装置1台増設、TP需要拡大に望む

株式会社鈴寅
2006年春に三星コーニングのITOフィルム事業を買収
独自のスパッタ技術で品質安定性・コスト競争力アップに成功

Applied Vacuum Coating Technologies Co.,Ltd. (冠華科技股分有限公司)
ITOスパッタの次なるターゲットはプラスチックシートとフィルム
 

  • 2007年度内にスパッタ設備3台増設して需要に応える体制を強化


第4章 透明導電性フィルム関連ユーザーの動向

松下電器産業株式会社
光学フィルターの高性能化及び低価格化等に対するソリューションを重要視
 

  • 「低反射クリアパネル」を搭載したフルHD「PZ700」及びコアモデル「PX70」を上市顧客ニーズの高い「映り込み低減」に対応
  • 光学フィルターの低価格化には何らかの技術的なブレイクスルーが必要


サムスンSDI(SAMSUNG SDI CO., LTD.)
F/Fラミネート及び機能剤のウェットコートの2本立てでパネル開発を進める
 

  • F/F付きモジュールは、早ければ08年モデルへの採用を目指す


旭硝子株式会社
QCD対応力に加え、PDP材料を多く有するトータルソリューションも強み
 

  • 部材・プロセスのイノベーションの推進とともに、パネルメーカーとのコラボも視野に入れ今後もユーザーの満足度向上を図る
  • コスト競争力に優れるスパッタフィルムの提案を積極化従来品以上の高性能かつ低コストを実現する反射防止フィルムの開発も進める


三星コーニング(SAMSUNG CORNING CO., LTD.)
スパッタガラスをベースにしたシンプルな光学フィルターの実現により
徹底的にコスト競争力を高める
 

  • 07年4月にスパッタガラス設備を新規稼働
  • 42型向けの販売は堅調であるも、50型向けの伸びが拡大傾向に
  • スパッタガラス比率は70%まで拡大「CRF」採用ユーザーはサムスン電子以外にも広がりをみせる


LG化学(LG Chem, Ltd.)
LG電子のみならず、新規顧客の開拓にも力を入れる
 

  • 光学フィルターのトータル能力は生産性向上により35万枚/月から45万枚/月へ
  • 07年まではF/F主体となるも、08年以降はG/Fメインの販売を見込む


SKC
低価格化対応として、光学フィルター部材の複合化開発を進める
 

  • ガラスフィルターの販売量は好調に拡大、今後もガラスフィルター主体の拡販へ


第5章 導電性ポリマー・塗料メーカーの動向

エイチ・シー・スタルク株式会社
コンデンサ、プロテクトフィルム向けで需要拡大、有機EL向けの開発も進む
タッチパネルやLCD向けのITO膜代替も間近に

日本カーリット株式会社
コンデンサの上位グレードに採用される導電性高分子ポリピロール
2005年には分散液も開発し2007年よりフィルム向けなどに本格販売開始

アキレス株式会社
静電対策製品に自社独自の導電性ポリマー「STポリ」を多用、
ポリピロールナノ分散液も開発し有機ELをターゲットに

神東塗料株式会社
塗料業界第4位、クリーンルーム向け導電性塗料のパイオニア

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定価 432,000円 (本体 400,000円 消費税 32,000円 )

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