「協働ロボット市場に関する調査を実施(2018年)」に関する矢野経済研究所のマーケットデータをご紹介します。

マーケットレポート
2018年版 協働ロボット市場の現状と将来展望

価格(税込):165,000円(本体価格 150,000円)
「2018年版 協働ロボット市場の現状と将来展望」に関するマーケットデータを詳細にまとめた資料です。
市場動向、企業動向など、詳細なデータ・解説など、事業戦略の強力な武器となる情報が満載の書籍です。

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全107ページ
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調査結果のポイント

第1章 協働ロボット市場の概要

1-1.協働ロボットの定義
  人のすぐそばで稼動できるこれまでロボットを使えなかった領域でも利用が可能に
  日本と海外で異なる協働ロボットの利用条件80W規制により産業用ロボットとみなされない協働ロボットも存在
  表.協働ロボットの利用条件
1-2.協働ロボットの特徴
  安全を確保することで人と協働し、負担の削減や代替作業を可能とする存在
  表.協働ロボットの主な特徴
  少品種大量生産から多品種少量生産や変種変量生産への変化に対応した新しいロボット
1-3.協働ロボットの用途
  表.国内の用途事例
1-4.協働ロボットの種類
  主流の垂直多関節型と用途特化のスカラ型
  1-4-1.垂直多関節型
  1-4-2.スカラ型
1-5.協働ロボットの周辺機器
  表.主な周辺機器の機能と参入企業例
  1-5-1.ロボットハンド(エンドエフェクター)
  1-5-2.ロボットビジョンシステム
  1-5-3.AGV・自動走行ロボット
  1-5-4.ロボットコントローラー
  1-5-5.接触防止センサー・カバー
1-6.ロボットSIer(ロボットシステムインテグレータ)の重要性
  協働ロボット普及の鍵を握る業界発展に向け協会も発足

第2章 協働ロボット市場の現状と将来展望

2-1.市場規模推移と今後の予測
  2018年から2020年にかけて50%前後の成長率をキープ
  一旦伸び悩むものの2024年には8,500億円規模に到達
  図・表.市場規模推移と予測(金額ベース、2015年~2024年予測)
  図・表.市場規模推移と予測(台数ベース、2015年~2024年予測)
2-2.メーカー別シェア
  図・表.メーカー別シェア(台数ベース、2017年)
  図・表.メーカー別シェア(台数ベース、2017年)
  Universal Robotsが先駆者として築き上げたネットワークを活かし市場を先導
  大手産業用ロボットメーカーと新興ベンチャーも追い上げる
  図.Universal Robots売上高推移(2011~2017年)
  表.主な協働ロボットメーカー
2-3.業種別シェア
  自動車やエレクトロニクスなどの従来工業分野が足元市場をほぼ独占
  三品産業などの新工業分野や外食産業などの新領域分野が5年後の成長エンジンに
  表.業種三分野の主な業界と概要
  図・表.業種別シェアの変化(金額ベース、2017年、2024年予測)
  図・表.業種別シェア(台数ベース、2017年)
  2-3-1.新工業分野における普及を阻む要因と対策
  ロボットレンタル企業とロボットSIerがユーザーの理解を深めることで
  三品産業への導入を阻む障壁を乗り越えることができる
  2-3-2.新領域分野における協働ロボットの利用
  レストランテックが進み外食産業での需要が高まる
  日本でもUCCなどの大手とベンチャーの連携により事業が加速

第3章 協働ロボットレンタル国内市場の現状と将来展望

3-1.市場規模推移と今後の予測
  市場がほぼ存在しなかった2015年から2018年は6.5億円に、
  2024年には爆発的な成長を遂げ400億円に到達
  図・表.国内市場規模推移と予測(金額ベース、2015年~2024年予測)
  図・表.国内市場規模推移と予測(延べ台数ベース、2015年~2024年予測)
  市場拡大の鍵となる繁忙期対策としての
  Robot as a Service/シェアリングサービス
3-2.レンタル企業別シェア
  図・表.メーカー別シェア(金額ベース、2017年)
  図・表.メーカー別シェア(延べ台数ベース、2017年)
  テレビCMや「移動Robot Lab.車」などの施策が効果を発揮し、
  オリックス・レンテックが市場の過半数を占める
  表.オリックス・レンテックの協働ロボットラインナップとレンタル料金
  表.リース企業系とロボットSIer系の主なロボットレンタル企業

第4章 協働ロボット関連企業の動向と戦略

Universal Robots AS
  累計出荷台数27,000台超の最大手
  生産場現場をよりクリエイティブな場所とする「インダストリー5.0」を目指す
  協働ロボット市場を開拓した業界の旗振り役
  Teradyne資本の下、2016年から2017年にかけて72%の成長
  図.Universal Robots売上高推移(2011~2017年)
  ユーザーが使いやすい環境を整え
  手付かずに残る9割の潜在市場を開拓
  表.e-Seriesの主な仕様
  「自動化を全ての規模の会社で可能に」することにより、
  人の仕事をクリエイティブでやりがいのあるものにする

ABB Ltd.
  世界四大産業用ロボットメーカーの一社
  片腕型の協働ロボットもラインナップに加えて更なる市場拡大に臨む
  「人との協働を真の意味で実現した、世界初の双腕ロボット」をコンセプトとする「YuMi®」を開発
  当初の意図である小部品の組み立てを超え、様々な分野での利用が進む
  天吊や壁掛設置が可能な「Single-arm YuMi®」によりさらに可能性が広まる
  表.「YuMi®」「Single-arm YuMi®」の主な仕様
  図.「YuMi®」「Single-arm YuMi®」のイメージ
  図.「YuMi®」利用イメージ

株式会社安川電機
  世界トップクラスの産業用ロボットメーカー
  人の長所とロボットの長所を活かした現場の創出を目指す
  産業用ロボットで培った技術・知見・信頼などを活かし2017年6月に協働ロボット市場に参入
  図.「MOTOMAN-HC10DT」「MOTOMAN-HC10DTハンドキャリータイプ」外観
  安全で使いやすくすることにより人とロボットが互いのよさを発揮できる現場へ
  表.「MOTOMAN-HC10DT」仕様
  現在の納入先の約半分は自動車業界だが将来的には間口が広がっていく

川崎重工業株式会社
  新型の双腕スカラ型協働ロボット「duAro 2」を発売
  ターゲットは電子部品業界と食品業界、さらに物流業界も視野に入れる
  創業50周年を迎えたロボット事業
  電子部品業界のニーズに応えるため「duAro」を開発
  上下ストローク550mmに対応し、箱詰め作業に対応
  表.「duAro 1」「duAro 2」の主な仕様
  図.「duAro 2」箱詰め作業の様子
  供給先の過半数はエレクトロニクス業界2018年度の販売目標は3,000台
  ABBと協業するなど協働ロボット普及に尽力全く新しい領域での活用も狙う

株式会社デンソーウェーブ
  工場、店舗、オフィスの変革をサポートする商品を提供
  重量約4kgの協働ロボットCOBOTTAを発売
  アカデミックロボットをベースに
  工場などでも使える産業用へ改良
  「どこでも、いますぐ、かんたんに。」を実現
  工場だけでなくラボや学校、オフィスなどでも利用可能
  表.「COBOTTA」仕様とオプション品
  図.「Cobotta World」操作画面
  図.「COBOTTA」ティーチングイメージ
  年間1,200台の販売を目標
  海外展開のため第三者認証機関安全認証の取得を予定

株式会社ダイアディックシステムズ
  100万円を切る協働ロボットを開発、家電レベルの簡単さを目指す
  高い技術力を持つサーボ応用商品メーカー
  サーボ機器とその制御に関する技術や知見を活かし、市場に参入
  視覚的に分かるプログラム作成ソフトを提供するなど、使いやすさに注力
  表.「DSR02-400」仕様表
  図.ティーチングと「CTC-Tool」によるプログラム作成のイメージ
  図.「DSR02-400」用途例
  スペシャリストを必要とする現状に危機感
  ロボット利用の裾野を広げる

株式会社三機(AUBO Robotics Inc.)
  中国発の協働ロボット「AUBO-i5」を扱う日本唯一の代理店
  両立させた価格と性能を武器に市場開拓を目指す
  時代の変化に対応してビジネスを拡大してきた技術商社
  新規事業としてロボット市場に参入
  「AUBO-i5」の2017年度販売台数は約800台
  ラインナップ増により更なる発展が見込まれる
  表.「AUBO-i5」の主な仕様
  図.「AUBO-i5」ティーチングイメージ
  他社の製品販売やレンタル事業など様々な展開を探る

IDECファクトリーソリューションズ株式会社
  協働ロボットに特化したロボットSIerとして
  アプリケーションパッケージなど様々なサービスを展開
  制御技術を活かし、ロボットシステムインテグレーション市場に参入
  IDECの安全に関する知見が加わり事業加速
  アプリケーションパッケージの提供や周辺機器の開発、海外製システムの活用など
  ユーザーのニーズを満たすために様々な対応をおこなう
  図.アプリケーションパッケージのイメージ
  NEDOから審査員特別賞を受け、ロボットを簡単に操作できる研究を進める
  図.「AI、クラウド、センサ、画像処理を活用したミドルウェア汎用ロボット
  コントローラの調査研究」のイメージ

カンタムエレクトロニクス株式会社
  日本における協働ロボット取り扱いの先駆者
  Universal Robotsの一次代理店として普及を推し進める
  レーザ機器の開発販売の老舗
  レーザにおける協働ロボットの取り組み経験から参入を決める
  周辺機器を取り揃えるだけでなく必要であれば開発する技術力を持つ
  表.取り扱いUniversal Robots用アクセサリー
  図.フィルムスイッチ付UR3/UR5/UR10イメージ
  今後の社会に不可欠な協働ロボットとして
  音声対応システムなど安全で使いやすい環境の構築へ

鍋屋バイテック株式会社(Zimmer GmbH)
  数々の賞を受賞している日本を代表する機械要素部品メーカー
  独占代理店契約を結ぶZimmerの製品を日本で展開
  450年以上の歴史を持つ企業
  各種機械要素部品の開発・製造・販売をおこなう
  産業ロボット用グリッパー大手のZimmer
  Universal Robotsの協働ロボット用にDGUV推奨準拠の製品を展開
  表.人とロボットと働き方の形式・特徴・イメージ
  表.Zimmer「HRCグリッパー」シリーズの種類・形式・制御方法

QBITロボティクス株式会社
  「変なカフェ」で協働ロボットを利用した外食産業サービスを開始
  システムをパッケージ化することで多方面への展開を目指す
  HISの「変なホテル」を皮切りに
  ロボットシステム構築を手掛ける企業を設立
  飲食業向けロボットシステム「QUBIC」を2019年6月に発売予定
  パッケージの予定価格は1,000万円ほどとなる予定
  図.「変なカフェ」写真
  早い段階で1,000カ所以上の展開を目指す
  UCCとの提携などにより事業は一気に加速

コネクテッドロボティクス株式会社
  「調理をロボットで革新する」ことを目指し、
  各種スキルのライブラリ化を進める
  「フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ」にて
  清掃部門1位・接客部門2位、セブンイレブン賞を受賞
  ロボットたこ焼き店「OctoChef」をハウステンボスに開店
  将来的には調理のスキルライブラリを提供する
  図.「OctoChef」の様子
  様々な企業と協力し
  外食産業から辛い作業をなくすことを目指す
  ブルーオーシャンであるロボットを利用した外食産業で
  従来にはないビジネスモデル、ソフトウェア、サービスを武器に市場を開拓

オリックス・レンテック株式会社
  オリックスグループの計測器・IT関連機器・次世代ロボットレンタル企業
  専任技術者によるサービスを活かし、気軽にロボットを試せる機会を創出
  「RoboRen」により「ものづくり分野」など4分野で展開
  図.ロボットレンタルサービス「RoboRen」展開4分野
  「6ヶ月お試しレンタルパック」によりロボットを気軽に試すことができる機会を創出
  表.オリックス・レンテックの取り扱い協働ロボットと料金
  図.「Tokyo Robot Lab.」および「移動Robot Lab.車」イメージ
  ロボットが使用されてきた従来産業からの引き合いが多いものの、
  少しずつ増えてきている新領域での利用
  表・図.オリックス・レンテックのレンタル先業種別シェア
  お試し利用のレンタルサービスから
  繁忙期に利用するシェアリングサービスへ

東京センチュリー株式会社
  金融・サービス企業として、リースのみならず多彩な事業を展開
  ロボット派遣(レンタル)事業を通して人手不足問題の解決を目指す
  パートナーである川崎重工業と連携し
  協働ロボット「duAro 1」のレンタルを開始
  1カ月から利用可能なレンタルにより多様なニーズに対応
  図.duAroのS仕様とV仕様イメージ

ショートレポート
「2018年版 協働ロボット市場の現状と将来展望」の概要版

価格(税込):1,100円(本体価格 1,000円)
「2018年版 協働ロボット市場の現状と将来展望(2018年発刊、税込165,000円」の一部の内容についての概要をまとめたリーズナブルな資料です。 右記マーケットレポートの入門的な情報としてご活用ください。

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1.市場概要 ※1

2.セグメント別動向
 Universal Robotsが先駆者として築き上げたネットワークを活かし市場を先導、大手産業用ロボットメーカーと新興ベンチャーも追い上げる
 自動車などの従来工業分野が足元市場を独占しているが、三品業界などの新工業分野や外食産業などの新領域分野が5年後の成長エンジンに
 テレビCMや「移動Robot Lab.車」などの施策が効果を発揮し、オリックス・レンテックが市場の過半数を占める

3.注目トピック
  外食産業を中心に新しい領域で展開が進む ※1
  UCCはQBITロボテイクスと提携、2~3年で300台の設置を目指す
  Rethink Robotics廃業は資本的な問題であり協働ロボット市場に悪影響は及ぼさない


4.将来展望 ※2

掲載図表
  • 協働ロボット世界市場規模推移と予測 ※1
  • 協働ロボットレンタル国内市場規模推移と予測

※本レポートは、2018年発刊の「2018年版 協働ロボット市場の現状と将来展望」を元に作成しています。

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