プレスリリース

20150909
ホームセンター小売市場に関する調査結果2015

※プレスリリース全文(PDF)

調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のホームセンター小売市場の調査を実施した。

1. 調査期間:2015年5月~7月
2. 調査対象:DIY・ホームセンター業界に携わる小売業者、メーカー・卸売業者
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話、FAX、郵送によるヒアリング、ならびに文献調査併用

調査結果サマリー

◆国内のホームセンター小売市場は4兆円を目前に横ばい・微減傾向が続く
 一般社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会によると、2014年度の国内ホームセンター小売市場規模は、前年度比98.7%の3兆9,260億円とマイナス成長となった。
 このマイナス成長は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減、特に2013年の秋から顕在化していた住宅リフォームなどの高額商品需要が2014年4月以降に一気に冷え込んだ影響などによる。国内のホームセンター小売市場は中長期的にみれば人口減少に伴う需要の縮小があり、短期的にも店舗フォーマットや取扱商品の同質化により、GMSやスーパー、ドラッグストア、100円ショップなどの他小売業態との販売競争が激化していくことへの懸念がある。店舗の新規出店数の減少や、1店舗あたりの売上高が減少基調にあることを考えても、同市場は横ばい、あるいは微減で推移していくものと考える。

◆PB商品開発、店舗フォーマットの多様化、新たな販路開拓などの成長機会に注力
 国内のホームセンター小売市場は、人口減少や他小売業態との競合激化などにより市場環境がより一層、厳しいものになっていくことから、今後の成長機会への取り組みはホームセンター事業者各社に必要不可欠であると考える。近年は、PB・オリジナル商品による他社との差別化戦略や、独自の店舗フォーマット確立を目指した新規出店の進展、インターネット通販の展開などの新たな販路拡大の取り組みが注目されている。

◆2015年度の国内ホームセンター小売市場規模は前年度比101.0%の3兆9,650億円と予測
 取り巻く市場環境の厳しさや建築費高騰もあり、ホームセンター事業者各社は基本的に新規出店を抑制するスタンスにあるが、2015年度は一部の好調な大手事業者において積極出店がみられ、また業績についても多くの事業者が前年度に比べ微増に推移する見通しをあげていることなどを鑑みて、2015年度の国内ホームセンター小売市場規模は前年度比101.0%の3兆9,650億円と予測する。

この調査結果掲載の資料

無断転載禁止