プレスリリース

20150914
IT アウトソーシングサービス市場に関する調査結果 2015

※プレスリリース全文(PDF)

調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のITアウトソーシングサービス市場の調査を実施した。

1. 調査期間:2015年4月~8月
2. 調査対象:コンピューターメーカー、システムインテグレーター(SIer)、データセンター専業者等のITアウトソーシングサービス提供事業者
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・Eメールによる取材、ならびに文献調査を併用

<ITアウトソーシングサービスとは>
 ITアウトソーシングサービスとは、情報システムのハードウェアやソフトウェアの運用保守業務を代行するサービスのことを指す。本調査におけるITアウトソーシングサービスとは、オンサイト運用保守サービス(ユーザー企業内にあるシステムの運用保守業務を代行するサービス)と、データセンター関連サービス(データセンター内に設置されたシステムの運用保守業務を代行するサービス)を対象とした。

調査結果サマリー

◆国内ITアウトソーシング市場は2013年度から2018年度までのCAGRが0.7%で推移し、2018年度の同市場規模は3兆9,509億円に成長すると予測
 本年度から、調査対象にオンサイト運用保守サービスを新たに加え、データセンター関連サービスと合算し、ITアウトソーシングサービス市場規模を算出した。国内のITアウトソーシング市場は2013年度から2018年度までの年平均成長率(CAGR)が0.7%で推移し、2018年度の同市場規模は、3兆9,509億円(事業者売上高ベース)になると予測する。

◆オンサイト運用保守サービスからデータセンター関連サービスへのシフトが進むと予測
 ITアウトソーシングサービス全体として見た場合は微増の推移であるが、サービスのセグメント別に見た場合は、データセンター関連サービスの利用が増加しており、オンサイト運用保守サービスからデータセンター関連サービスへの切り替えやシフトが、ユーザー企業で進んでいる状況である。
 データセンター関連サービスの利用が進んでいるのは、事業継続対策を目的に堅牢なデータセンターを利用する企業が増加していることや、企業が抱えるデータ量が年々増加しているために台数が増加したサーバーをデータセンターに預ける企業が増加していることなどが背景にある。
 一方で、オンサイト運用保守サービス市場が縮小しているのは、クラウドコンピューティングの普及やデータセンター利用の進展により、オンサイトにサーバーを設置しない企業が増加していることが影響している。またIT機器の単価の下落がオンサイト保守サービス料金を低下させていることや、仮想化技術の普及によりサーバーのみならずストレージ、ネットワーク機器までが統合されてIT機器の台数が減少傾向にあることが、特にオンサイト保守サービスの利用を減少させている。