プレスリリース
No.2200
2019/08/30

2018年度の健康食品受託製造市場規模は前年度比6.9%増の1,601億円(見込)
~インバウンド、輸出などの海外需要が市場を押し上げ~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の健康食品受託製造市場を調査し、市場概況や参入企業の動向、将来展望などを明らかにした。

健康食品受託製市場規模推移
健康食品受託製市場規模推移

1.市場概況

健康食品受託製造市場規模は、2017年度は前年度比1.0%増の1,497億円、2018年度は同6.9%増の1,601億円(見込)と拡大基調である。

拡大の要因として、インバウンド(訪日外国人客)需要及び中国、東南アジアを中心とした地域への輸出の拡大などの海外需要が挙げられるほか、国内では、機能性表示食品の受託需要拡大が市場拡大に寄与した。

2.注目トピック

海外需要が市場を牽引

2018年度は海外需要が市場を牽引した。国内のインバウンド(訪日外国人客)需要に加え、中国などの海外から健康食品の生産委託を受けた企業が大幅に売上を伸ばしたことが、市場規模を押し上げた。
​概して日本製の健康食品に対する需要は高く、インバウンド需要については、特に中国を中心とした訪日外国人客の大量購入の影響が見られたほか、海外から直接、あるいは健康食品関連商社を経由した健康食品の受託生産が拡大しており、一部企業では特需が見られるなど、健康食品受託製造市場全体に好影響をもたらした。

3.将来展望

2019年度は、国内需要において機能性表示食品などが引き続き好調な一方、消費税率引き上げによる消費への影響など不透明要因が多く、健康食品全体としては、大きな成長は見込みにくい状況である。また、2018年度に好調であった海外需要は、引き続きアジアを中心とした需要が見込まれる一方、中国の越境ECに対する規制から、中国人バイヤーを経由した転売需要が減少していることに加え、落ち着きつつあるインバウンド(訪日外国人客)需要、不透明な中国経済による中国国内での消費減退などが懸念される。

ただし、中国や東南アジアにおける健康に対する意識の高まりから、サプリメントの需要が今後も拡大するとみられ、高品質品として人気の高い日本製健康食品の需要は高まるものと考える。各国の食品や食材に係る規制や食品表示に関するルールの問題、また新規取引における与信上の観点から海外企業との直接取引に慎重な企業は多いものの、次の成長を海外に求める企業が増加しており、海外の営業体制を強化する動きがさらに活発化するものとみる。

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    調査要綱

    1.調査期間: 2019年4月~6月
    2.調査対象: 健康食品受託製造企業、健康食品関連団体、管轄官庁等
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、郵送・メールによるアンケート調査、文献調査併用

    <健康食品受託製造市場とは>

    本調査における健康食品とは、錠剤、カプセル、粉末、ミニドリンク形状等の健康維持・増進、美容等を目的とした食品を対象とする。健康食品受託製造市場とは、健康食品製品の企画・製造をブランドオーナー(健康食品販売会社)などから委託された事業(受託事業)を対象とする。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    健康食品(錠剤、カプセル、粉末、ミニドリンク形状の食品)の受託生産(OEM)

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2019年06月28日
    体裁
    A4 386ページ
    定価
    160,000円(税別)

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    マーケティング本部 広報チーム
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