プレスリリース
No.2341
2020/01/17

2018年度はトレーディングカードゲームが回復、女児玩具“サプライズトイ”が大きな話題に

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の玩具市場を調査し、現況、玩具分野別や参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。

表1. 2018年度玩具9品目別市場規模
表1. 2018年度玩具9品目別市場規模
表2. 2018年度注目玩具市場規模
表2. 2018年度注目玩具市場規模

1.市場概況

2018年度の国内玩具市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、主要9品目で前年度比4.3%減の6,667億円、テレビゲームを除く主要8品目では同3.8%増の3,517億円と推計した。主要8品目(季節物、雑玩具を除く)は全般的に好調であったが、大手メーカーの家庭用ゲーム機(ソフトを含む)に対する需要が落ち着いたこともあり、テレビゲームを含む9品目では縮小した。

品目別にみると、男児玩具のトレーディングカードゲームはルール変更などの影響から一時期ユーザー離れを招き、不調であったが、2018年度には回復した。また、女児玩具においては「サプライズトイ※」という新たな玩具が大きな話題を呼んだ。

​※サプライズトイとは、商品パッケージを開封するまで、中身がわからない仕様で、開封する作業も楽しむことができる玩具のことである。

2.注目トピック

トレーディングカードゲーム市場が活況を呈す

2018年度のトレーディングカードゲーム市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)は、主力タイトルが軒並み好調であったことから、前年度比30.2%増の435億円であった。有力タイトルの周年記念の販促活動の推進や、人気キャラクターによる初心者向けの製品投入が市場に受け入れられたことが大幅な市場拡大の要因となった。

3.将来展望

2019年度の国内玩具市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)は、主要9品目で前年度比2.3%増の6,819億円、テレビゲームを除く主要8品目では同1.4%減の3,469億円を予測する。​

​トレーディングカードゲームは引き続き好調に推移するとみるが、主要8品目全体の3割ほどを占める男児玩具全般については、定番商品もそれぞれ健闘しているものの、目立ったヒット商品がないことから、主要8品目全体にマイナスの影響を与えるものとみる。
また、テレビゲームに関しては、従来機種からバージョンアップした大手メーカーの家庭用ゲーム機やモバイル端末専用ゲームが牽引し、再び市場拡大するものとみられることから、主要9品目全体も拡大するものと考える。

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  • セグメント別の動向
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    調査要綱

    1.調査期間: 2019年11月~12月
    2.調査対象: 玩具・模型ホビー・テレビゲーム関連メーカー、卸問屋、小売事業者等
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・電子メールによるヒアリング、ならびに文献調査を併用

    <玩具市場とは>

    本調査における玩具市場とは、①電子玩具、②模型・ホビー、③男児玩具、④女児玩具、⑤ゲーム類(アナログゲーム等)、⑥季節物・雑玩具、⑦基礎玩具(知育・乳幼児玩具、ジグソーパズル、ブロック類等)、⑧ぬいぐるみ、⑨テレビゲームの主要9品目をさす。玩具市場規模はメーカー国内出荷金額ベースで算出し、輸出分を含まない。
    また、​ハイターゲットトイは、成人をターゲットとした玩具全般をさし、テレビゲームを除く主要8品目にそれぞれ含まれる。玩具菓子、カプセル入り玩具、フィギュアは、本調査における主要9品目には含まない。

    なお、各9品目別の詳細は以下参照
    ①電子玩具;電子ゲーム、電子ぬいぐるみ類、キッズパソコン、スマートフォンを模した玩具、体感ゲームなど(ハイターゲットトイ含む)
    ②模型、ホビー;プラモデル、ホビーラジコン、モデルガン、その他ホビー(ハイターゲットトイ含む)
    ③男児玩具;男児キャラクター玩具、トイラジコン、その他男児玩具(トレーディングカードゲーム、ハイターゲットトイ含む)、スマートフォンを模した玩具のうち、キャラクターをモチーフとしたものも含む。
    ④女児玩具;女児キャラクター玩具、きせかえ、その他女児玩具(ハイターゲットトイ含む)、スマートフォンを模した玩具のうち、キャラクターをモチーフとしたものも含む。
    ⑤ゲーム類;ボードゲーム、アナログゲーム、一般ゲームなど(ハイターゲットトイ含む)
    ⑥季節物、雑玩具;節句人形、花火、水物、その他の玩具
    ⑦基礎玩具;知育・乳幼児玩具、ブロック類、その他基礎玩具、ジグゾーパズル(ハイターゲットトイ含む)
    ⑧ぬいぐるみ;ぬいぐるみ、人形、その他ぬいぐるみ類(ハイターゲットトイ含む)
    ⑨テレビゲーム;テレビゲーム機、携帯型ゲーム機、テレビゲームソフト(一部オンラインゲーム含む)

    <市場に含まれる商品・サービス>

    電子玩具、模型・ホビー、男児玩具、女児玩具、ゲーム類(アナログゲーム等)、季節物・雑玩具、基礎玩具(知育・乳幼児玩具、ジグソーパズル、ブロック類等)、ぬいぐるみ、テレビゲーム、玩具菓子、カプセル入り玩具、フィギュア、鉄道模型、トレーディングカードゲーム

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2019年12月24日
    体裁
    A4 528ページ
    定価
    150,000円(税別)

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    部署
    マーケティング本部 広報チーム
    住所
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