プレスリリース
No.2374
2020/02/03
医療・衛生用品市場に関する調査を実施(2019年)

2018年度の医療・衛生用品市場規模は前年度比103.2%の4,997億4千万円
~単価下落圧力は高まりつつも、全体として伸長推移~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、国内の医療・衛生用品市場について調査を実施し、市場規模推移、参入企業シェアやその動向、市場の将来性について明らかにした。

医療・衛生用品市場規模推移
医療・衛生用品市場規模推移

1.市場概況

2018年度の医療・衛生用品市場規模は前年度比103.2%の4,997億4千万円に拡大した。


医療機関や介護施設における経費節減圧力による慢性的な価格下落傾向は根強く、金額ベースでは特に既存汎用製品における市場成長の阻害要因となっている。また、原材料高など製造・供給コストは上昇しても、製品価格に転嫁し難いなど市場環境の厳しさに好転の兆しは見られないが、製品の高付加価値化やサービス強化による差別化の深耕、素材転換やディスポーザブル化の進展、高機能化などによる利用者の利便性向上、トータルコストの低減が功を奏し、2015年度に比べて416億円、成長率にして9.1%ほどそれぞれ増加、2015年度から2018年度までの年平均成長率は2.9%に及んでいる。

2.注目トピック

医療・衛生用品市場の需要要因

感染症の予防・対策・防護は、医療・衛生用品の大きな需要要因の1つである。公衆衛生分野のみならず院内・施設内・治療・処置など医療・介護サービス提供局面においても、感染対策は医療・衛生用品の需要を左右する要因となっている。
また、昨今の「働き方改革」も作業の効率化、労働時間の短縮の観点から、機能性や性能のさらに向上した医療・衛生用品の受け入れにつながっている。この他、次のような要因が現在の医療・衛生用品の需要に影響を与えていると言われている。

・感染症対策、医療事故防止需要
・医療機関および介護施設の経費節減
・働き方改革への対応
・価格競争の激化と単価下落
・高付加価値製品の展開と単価上昇
・高齢化需要と介護市場の拡大
・在宅セルフメディケーション市場の拡大
・原材料価格高騰と価格への転嫁

3.将来展望

医療・衛生用品市場は、医療用縫合糸や医療用マスク、大人用紙おむつ等の伸長に支えられ、2021年度に向けて年平均成長率2%と緩やかながらも引き続き拡大を続け、5千億円台の規模へと成長する見通しである。

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    調査要綱

    1.調査期間: 2019年9月~11月
    2.調査対象: 医療・衛生用品メーカー
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、周辺調査、ならびに文献調査併用

    <医療・衛生用品市場とは>

    本調査における医療・衛生用品市場は、主に医療機関(病院・クニリック他)や介護施設等において使用される、次の16分野30品目の用品(おもにディスポーザブル製品)を対象として、メーカー出荷金額ベースで算出した。

    1.衛生用品3品(ガーゼ/脱脂綿/包帯)、 2.絆創膏(固定テープ・巻絆創膏/救急絆創膏)、3.サージカルドレッシング、4.医療用縫合糸(吸収性縫合糸/非吸収性縫合糸)、5.キット製品、6.医療用覆い布(ドレープ)、7.医療用ガウン(サージカルガウン/アイソレーションガウン・患者衣)、8.不織布製品小物類、9.医療用シーツ、10.医療用マスク(市販向け/医家向け)、11.医療用手袋(手術用手袋/歯科用手袋/検診用手袋)、12.整形外科関連製品(ギプス包帯/医療用副木/医療用サポーター)、13.ウェットティッシュ(医療衛生用)、14.大人用紙おむつ(パンツ型・テープレス式/パンツ型テープ式/フラット型/パッド型/軽失禁型)、15.失禁関連布製品、16.滅菌包材

    <市場に含まれる商品・サービス>

    医療・衛生用品

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2019年11月29日
    体裁
    A4 305ページ
    価格(税込)
    132,000円 (本体価格 120,000円)

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