プレスリリース
No.2715
2021/06/01
スポーツ用品市場に関する調査を実施(2021年)

2020年のスポーツ用品国内出荷金額は前年比89.2%の1兆3,738億円の見込
~新型コロナウイルス感染拡大による各種部活動の休止や店舗の臨時休業などで大きなダメージに、一方で三密になりにくいアクティビティは好調に推移 ~

株式会社 矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のスポーツ用品市場を調査し、製品セグメント別の市場動向や参入企業の動向、将来展望を明らかにした。

スポーツ用品分野別国内出荷市場規模推移
スポーツ用品分野別国内出荷市場規模推移

1.市場概況

2020年のスポーツ用品国内市場規模(国内出荷額ベース)は、前年比89.2%の1兆3,737億8,000万円を見込む。新型コロナウイルス感染拡大により、2020年東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が決定したほか、各種スポーツイベントが中止や延期を余儀なくされ、スポーツ用品市場にとって大きなダメージとなった。また、急速に新規出店が進んだスポーツ用品メーカーの直営店をはじめ、各スポーツリテーラーも臨時休業や営業時間短縮など、新型コロナウイルス感染拡大防止策をとったことで売上は激減、学校の部活動も一時的に休部となり、競技環境が整わなかったことも大きな痛手となった。

一方、巣ごもりによる運動不足を解消する狙いから、三密にならないアクティビティが注目を集めている。ゴルフ用品、アウトドア用品の2020年出荷金額は、コロナ禍でも最小限の落ち込みにとどまる見込みの他、釣用品やサイクルスポーツ用品に至っては前年からプラス成長を果たす見込みである。このように、コロナ禍によって市場成長に弾みのついた分野も存在し、2020年のスポーツ用品市場はカテゴリーによって明暗が分かれる結果となった。

2.注目トピック

コロナ禍で激変するスポーツ用品小売市場 ECは中高年層のライフラインに

2020年のスポーツ用品小売市場はECがより存在感を強めている。コロナ禍で巣ごもりを余儀なくされていることもあり、EC需要が急増していること自体に驚きはないのだが、特筆すべきところは利用者が中高年層にまで及んでいることである。主要なリテーラーによると、中高年層の間でインターネットショッピングに対し抵抗感がなくなりつつあり、EC利用が大幅に増加しているという。

これまで、ECを不得手とする中高年層の間では、EC利用を避けるデジタルデバイドが生じていると見られてきた。しかし、コロナ禍による巣ごもり状況の中で、インターネットショッピングは中高年層の間でも必要不可欠なもののひとつになろうとしている。
​重症化リスクの高い中高年層は、当面、不要不急の外出自粛を続けるはずで、巣ごもりで利便性の高さを実感したECの利用はさらに加速していくと思われる。

3.将来展望

2021年のスポーツ用品国内市場規模(国内出荷額ベース)を前年比110.5%の1兆5,179億8,000万円と予測する。2020年のコロナ禍に伴う反動増によって、2021年はプラス成長を果たす見通しである。
但し、新型コロナウイルス感染が再度拡大局面に入れば、各種スポーツイベントの中止が予想され、スポーツ用品市場への影響が懸念される。東京オリンピック・パラリンピックも無観客での開催となった場合、スポーツ用品国内出荷市場への波及効果も限定的にとどまる可能性が高い見込みである。

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Aパターン
  • セグメント別の動向
  •  ゴルフ用品
     スキー・スノーボード用品
     釣用品
     アスレチックウエア
     アウトドア用品
     スポーツシューズ
     テニス用品
     スイム用品
     野球・ソフトボール用品
     サイクルスポーツ用品
     バドミントン用品
     武道用品
     卓球用品
     サッカー・フットサル用品
     バスケットボール用品
     バレーボール用品
     ラグビー用品
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  •  環境保護とプロダクトの昇華、両立が求められるスポーツ用品メーカー
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    調査要綱

    1.調査期間: 2021年1月~3月
    2.調査対象: スポーツ関連企業・メーカー・卸売業・輸入商社・小売業等
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、ならびに郵送アンケート調査を併用

    <スポーツ用品市場とは>

    本調査におけるスポーツ用品市場とは、ゴルフ、スキー・スノーボード、釣り、アスレチックウエア、アウトドア、スポーツシューズ、テニス、スイム、野球・ソフトボール、サイクルスポーツ、バドミントン、武道、卓球、サッカー・フットサル、バスケットボール、バレーボール、ラグビーの主要17分野の関連用品を対象とし、メーカー出荷金額(国内出荷額)ベースで市場規模を算出した。
    そのうち、アスレチックウエアは「トレーニングウエア」「ライフスタイルウエア(カジュアルウエア)」「フィットネスウエア」「陸上競技・ランニングウエア」を、スポーツシューズは「ランニングシューズ」「ウォーキングシューズ」「多目的シューズ(カジュアルスニーカーを含む)」「キッズシューズ」「トレーニングシューズ(フィットネスシューズを含む)」「スポーツサンダル」を対象とした。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    ゴルフ用品、スキー・スノーボード用品、釣用品、アスレチックウエア、アウトドア用品、スポーツシューズ、テニス用品、スイム用品、野球・ソフトボール用品、サイクルスポーツ用品、バドミントン用品、武道用品、卓球用品、サッカー・フットサル用品、バスケットボール用品、バレーボール用品、ラグビー用品

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2021年03月26日
    体裁
    A4 517ページ
    価格(税込)
    170,500円 (本体価格 155,000円)

    お問い合わせ先

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    マーケティング本部 広報チーム
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