プレスリリース

20160114
国内時計市場に関する調査結果 2015
~国内ウォッチは富裕層とインバウンド需要により拡大~

※プレスリリース全文(PDF)

調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内時計市場の調査を実施した。

1. 調査期間:2015年10月~12月
2. 調査対象:時計業界に携わるメーカー・卸、海外企業現地法人、輸出入業者ならびに小売業等
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、及び郵送アンケート、文献調査を併用

<国内時計市場とは>
本調査における国内時計市場とは、「ウォッチ(腕時計)」、「クロック(置時計・掛時計・目覚まし時計)」の2分野を指し、2009年~2014年の実績値は一般社団法人日本時計協会の資料から引用している。
なお、「インポートウォッチ」とは海外ブランドの製品を指し、「国産ウォッチおよびクロック」とは国内メーカーの製品(国内生産分、及び、海外で製造して日本に輸入し国内販売した分を含む)を指す。

調査結果サマリー

◆ 2014年国内時計市場は前年比117.5%の8,174億円、5年連続のプラス成長
2014年の国内時計市場規模は小売金額ベースで、前年比117.5%の8,174億円であった。国内ウォッチ市場の好調さに牽引され、前年比で2桁成長であり、2010年以降5年連続のプラス成長であった。


◆ 2014年国内ウォッチ市場規模は前年比119.4%の7,649億円、2019年は8,900億円を予測
2014年の国内ウォッチ市場規模は、前年比119.4%の7,649億円であった。近年は従来の富裕層に加え、世帯年収の高い共働き夫婦や、起業や投資で新たに富を築いたニューリッチ層の出現が市場を牽引した。また訪日外国人客によるインバウンド需要を追い風に国産ウォッチおよびスイス製の高級機械式時計を中心とした欧米からのインポートウォッチが好調に推移した。2019年の国内ウォッチ市場規模は2014年比116.4%の8,900億円を予測する。


◆ 2014年国内クロック市場規模は前年比95.5%の525億円、2019年は570億円を予測
2014年の国内クロック市場規模は前年比95.5%の525億円であった。円安によるコスト上昇を付加価値商品の投入で補う施策を各社ともとってきたが前年割れとなった。こうしたなかクロックを通じたライフスタイル提案商品や、からくり時計などのインバウンド需要の高い商品の機種拡大など積極的な施策がとられた。今後も高付加価値商品の展開やインバウンド需要を取り込むことで、新たな需要が期待される。2019年の国内クロック市場規模は2014年比108.6%の570億円を予測する。

この調査結果掲載の資料

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