プレスリリース

20171215
パワーアシストスーツ市場に関する調査を実施(2017年)

※プレスリリース全文(PDF)

調査要綱

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のパワーアシストスーツ市場の調査を実施した。

1.調査期間:2017年8月~11月
2.調査対象:国内のパワーアシストスーツメーカーや販売元企業、関連団体等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

<パワーアシストスーツとは>
 本調査におけるパワーアシストスーツ(PAS)とは、動力源の有無や種類に係らず、人が装着することで動作や姿勢に対して何らかのアシスト(歩行や作業の支援・補助など)を行うものを指す。また、パワーアシストスーツは、歩行支援を目的とするタイプ(歩行支援型)や、重作業等において身体的負担の軽減を目的とするタイプ(作業支援型)、このどちらにも当てはまらないタイプに分けられる。

調査結果サマリー

◆2016年度の国内のパワーアシストスーツ市場規模は、前年度比146.2%の26億7,600万円
 パワーアシストスーツは、歩行支援型、作業支援型共に、新規市場参入と新製品の上市が続いており、2016年度は作業支援型で厚生労働省の補助金の影響で出荷が拡大し、2016年度の国内のパワーアシストスーツ市場規模はメーカー出荷金額ベースで、前年度比146.2%の26億7,600万円であった。

◆パワーアシストスーツの実用品としての評価が問われつつあり、競合が激化する見込
 動力源を持つパワー系、動力源を持たない非パワー系いずれのアシスト方式のパワーアシストスーツにおいても、徐々に製品数が増えその構造や機能のバリエーションが多様化する中で、ユーザーの目的や作業内容に適合し、期待される効果が得られるかどうかが問われようとしている。今後、パワーアシストスーツにおいても、いよいよ本格的な競合が始まると考える。

◆2020年度の国内のパワーアシストスーツ市場規模は、40億5,000万円まで成長と予測
 今後のパワーアシストスーツ市場は2020年度までは拡大基調にあることは間違いないが、需要が本格化するわけではなく、製品評価が進む期間に位置付けられると考える。つまり、パワーアシストスーツの真価が試される期間になり、その過程の中で大量に採用される例も出てくる可能性がある。こうしたことから、2020年度の国内のパワーアシストスーツ市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、40億5,000万円まで成長すると予測する。

この調査結果掲載の資料

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