経済産業省 関東経済産業局 「売れる地域ブランド育成・定着支援事業」
「地域ブランドコラボレーション」 公募要領

~ 他の地域ブランドとのコラボレーションで、ブランド力・発信力を強化しませんか ~

事業の目的

関東経済産業局管内には、多くの魅力的な地域資源が存在しており、それを活かした品質の高い製品が多く生み出されています。しかしながらその一方で、どのようなイメージを地域に定着させたいのか明確にする「イメージ戦略」、知的財産(地域団体商標やGI等)を有効活用した「ブランディング戦略」が不得手な傾向が散見されます。
本事業では、地域ブランド推進における有効な展開方法のひとつとして、「他の地域ブランドとの連携(コラボレーション)」にフォーカスした支援を実施いたします。地域ブランドのコラボレーションには、互いの事業リソースを活かした新商品・サービスの開発、既存商品の高付加価値化に加え、互いの販売チャネルの活用、コラボレーションによって連携先団体から習得できる知見・スキルなど、多くのメリットが期待できます。
支援を行う専門家チームは、ブランド化の「出口」を見据えながら支援全体を統括する「全体統括者」のほか、各地域の様々な課題に対応できる専門家(ブランディング専門家、デザイナー、弁理士、PRプランナー、バイヤー等)で編成いたします。ぜひご応募ください。

事業全体の流れ

支援団体・地域の公募・選定

  1. 公募開始~各団体の申込(応募書類への記入および提出)
  2. 支援先候補団体・コラボレーション先候補団体に対する補足ヒアリング(必要に応じて)
  3. 支援団体の決定(選定の結果は、申請者あてに文書にて通知いたします)
    コラボレーション先団体の決定

大手企業とは異なる、地域ブランドならではの「ブランディング」手法により、ブランド化を支援します。

支援活動【9月~翌年2月を想定】
(詳細な内容は、各地域の状況によって変わります)

  • 専門家・事務局が支援団体・コラボレーション先団体にヒアリングを実施し、「支援プログラム(コラボレーション案)」を作成
  • 「支援プログラム(コラボレーション案)」に沿って支援活動を実施(5回程度)
  • 支援の実施においては、事業資源に限りがある地域ブランドならではのブランディング手法として、「プロダクトアウト型」「ファンベースマーケティング」などの概念を重視します
  • 机上の座学だけでなく、スピーディーに実践・検証を繰り返す「O・O・D・A(ウーダ)」フレームワークを用い、実務ベースでの支援を実施

【O・O・D・A(ウーダ)ループ】

  • O(Observe:観察)
  • O(Orient:判断・方向づけ)
  • D(Decide:意思決定)
  • A(Act:行動)

で構成されるフレームワーク

バイヤーとの相談会への参加 【1月開催を想定】

  • 商品と消費者等のユーザーとの接点を担う位置づけに存在するバイヤーに、実際に商品を見てもらう場として「バイヤー相談会」を開催
  • 客観的な立場にあるバイヤーからの評価・フィードバックを得ることで、商品のブラッシュアップに活用

参加要件

  • 地域団体商標の登録団体
  • 地域団体商標を出願中もしくは取得を検討中で、地域資源等のブランド化に意欲のある代表団体

かつ、以下の要件を概ね満たすこと

  • 地域資源を活用した商品・サービスの開発を行っている、その上で、他地域の地域ブランドと連携して商品・サービスの開発を行う意思がある
  • 地域資源を活用した商品・サービスについて、地域団体商標・GI等の知的財産権を取得している、もしくは取得の意思がある
  • 本事業の支援活動実施のために、会場(会議室等)の提供が可能である
  • バイヤーとの相談会に参加できる、および相談会でプレゼンテーションの対応が可能である
  • 事務局が作成する本事業の成果事例集への作成協力事例の公表が可能である

他地域ブランド団体との連携に取り組むことによるメリット

他地域ブランド団体との連携に取り組むことによるメリット

他地域ブランド団体との連携の具体事例(他局事業より)

「伊賀くみひも」と「大垣の升」によるコラボレーション商品の開発(中部経済産業局事業)

「伊賀くみひも」と「大垣の升」によるコラボレーション商品の開発

「京鹿の子絞」と「黒谷和紙」によるコラボレーション商品の開発(近畿経済産業局事業)

「京鹿の子絞」と「黒谷和紙」によるコラボレーション商品の開発

「大山ブロッコリー」と「長州黒かしわ」によるコラボレーション商品の開発(中国経済産業局事業)

「大山ブロッコリー」と「長州黒かしわ」によるコラボレーション商品の開発

本事業における支援対象

  • 豊富な知見を有する地域ブランド専門家、特定領域(デザイン・知的財産・PR・流通)のアドバイザーによる支援
  • 専門家・アドバイザーのコンサルティング費、交通費
  • 支援活動の開催に係る費用の負担
  • コラボレーション先ブランドが、貴団体を訪問する際の交通費(必要に応じて)
  • 貴団体がコラボレーション先ブランドを訪問する際の交通費(必要に応じて)
  • バイヤー相談会への出席に係る費用の負担
  • 会場までの交通費

※基本的に、支援活動、バイヤー相談会、地域ブランドセミナーの準備・運営は、事務局で行います

本事業における支援対象外
(貴団体・地域でご負担いただきます)

  • 新商品・サービスの開発および試作等に関する費用の負担
  • 開発・試作等に係る原材料費 等
  • 開発・試作等に係る作業費 等

本事業の支援内容は、試作までを必須とするものではございません。商品・サービスの「コンセプト作成」まで等、支援先団体・地域の状況にあわせ支援いたします。

  • バイヤー相談会・地域ブランドセミナーでの発表等における資料の作成
  • バイヤー相談会でのプレゼンテーション、地域ブランドセミナーでの成果発表

※フォーマットの作成、資料構成に関するアドバイス等のお手伝いは事務局で行わせていただきます

参加申込方法

申込期日:2020年 9月11日

コロナ禍の影響により、一カ所に集まってのミーティング開催が難しいと判断された場合、オンライン配信、オンラインミーティングシステム等にて実施を予定しております。

ご登録いただきました個人情報につきましては、本事業にかかわる事務処理、主催者のセミナーおよび各種支援策の案内のため以外には使用いたしません。また、承諾なく第三者に提供することはありません。

応募書類作成後、Eメールに添付し事務局に送信してください

問い合せ先 事務局(株式会社矢野経済研究所)担当:大岡
TEL:06-6266-1384 mail:iooka@yano.co.jp
ご不明な点は何なりと事務局にお問い合わせください。