【カモつぶ】捨てられていたものも宝の山に


【未来のウォシュレットには病気の予防、未病の改善機能が付くカモ】ライフログという言葉が数年前に流行りましたが、そのときに「ウンログ」という“うんち”のデータ(かたち、色、大きさなど)を記録して健康管理を行うというアプリが話題になりましたね。

もともと便の色や状態を日々チェックしている方もいらしたと思いますが、こうして話題になったことで、健康状態を把握する一つの指標として捉える人が増え、場合によっては病気の早期発見につながるケースもあったかもしれません。

日々の健康管理として便を活用するほかに、別のアプローチで便が役立っているケースがあります。

米国では年間3万人もの人が死亡すると言われるクロストリジウム・ディフィシル感染という感染症があります。発熱や感染症で処方された抗菌薬を過剰にとること等で健康な体を維持するのに重要な腸内細菌にも影響を与えてしまい、反対に抗菌薬に強いクロストリジウム・ディフィシル菌が増殖し毒素を出すことにより下痢や腸炎を引き起こす原因となっているようです。そしてその菌が病院などで拡がることもまた問題になっています。

そこで、「OpenBiome」という非営利団体が健康な便をクロストリジウム・ディフィシル感染の患者に移植することで治療をするというアイデアを考えました。現在、FDAは自由裁量(enforcement discretion)としているものの、「OpenBiome」は最終的に移植ではなく錠剤型の治療薬を開発することを目標としていているようです。

ちなみに、便のドナーは厳しくスクリーニングされるそうですが、1回の便の提供につき40ドルを受け取れるようです。
そう、便を売ることもできるのです。不要なものもアイデアによっては宝の山になるのですね。

便で人を助けることができたら素晴らしいですが、最初の「ウンログ」の話に戻ると、もっと容易に、ダイレクトに健康管理ができれば便利だと思います。未来のウォシュレットは便の状態をデータとして蓄積し、病気になる可能性があれば警告してくれるスマートトイレになっている“カモ”しれませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4


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