2018年版 病院の将来

今後、わが国の医療提供体制のあり方は全国規模で大きく変化し、そのことが病院との取引を有する関係企業にも少なからず影響を及ぼすことが予想されます。矢野経済研究所では今後、どのように民間病院が変化を遂げ、どのような民間病院の経営が悪化し、どのような民間病院が経営を持続するかを、さまざまな観点から現在進行している動きや今後新たに生じる動きに着目し、わが国の医療の将来を予想いたしました。

発刊日
2017/12/28
体裁
A4 / 198頁
資料コード
C59120900
PDFサイズ
11.2MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的
・本書では、わが国の病院を取り巻く市場環境が今後どのような変化を遂げるかにつ
いて分析を行う
・本書では、その動向が注目される病院やグループを取り上げ、その実態などについ
て紹介する
・全国の民間中小病院にアンケート調査を行い、その実態を浮き彫りにする
調査対象:行政当局、医療機関、製薬企業、医薬品卸、学識経験者、業界紙関係者
調査方法:面接調査と関係するデータ分析、関係機関へのアンケート調査を実施
調査期間:2017年4月~2017年12月

資料ポイント
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  • 民間病院の経営に大きな影響を及ぼすことが予想される制度改革の動きについて分析
  • 経営環境が激変する中で経営を持続する民間病院と民間病院グループをケーススタディに用いて分析
  • さまざまな観点から民間病院の今後を予測し、数値化などによって示す
  • 民間中小病院アンケートを実施し、 現状における経営課題と今後の見通しについて分析を行う

資料概要
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第1章 病院経営を取り巻く市場環境変化
第2章 存在意義が問われる民間中小病院
第3章 DPCデータで見る病院の実態
第4章 注目病院経営戦略事例
第5章 民間中小病院アンケート調査結果

リサーチ内容

■掲載内容

Executive Summary

第1章 病院経営を取り巻く市場環境変化

山積する課題
  増加止まらぬ社会保障費と、逼迫する財政
  国民に痛みを強いることができるのか
  医療経済実態調査結果は給与費増が経営を圧迫
  岐路に立たされる公立病院
  働き方改革も経営持続の重荷に

『惑星直列』の診療報酬・介護報酬の同時改定
  診療報酬は全体で1.19%のマイナス、本体でプラス0.55%
  介護報酬はプラス改定に
  2018年度診療報酬改定の4つの視点
  入院医療のゆがみをいかにして是正するのか
  外来医療はかかりつけ医機能強化へ
  在宅医療についてはインフラ整備強化に

地域医療構想時代の病院のあり方
  結果として強まる病床削減圧力
  競争を意識した経営から連携を意識した経営への転換
  急性期医療と慢性期・精神医療の収益格差を見直す
  社会医療法人でも存続することが困難になる時代に
  新たな医療提供体制の下で地域医療連携推進法人は存在感を示せるのか
    (1)地域医療連携推進法人のこれまでの経緯
    (2)地域医療連携推進法人の推進状況
  多死社会における介護医療院の存在
  在宅医療は新たな局面に
  大都市圏に集中する病院グループ

第2章 存在意義が問われる民間中小病院

間引かれる民間中小病院
  存続のための間口は年々細くなる
  民間中小病院の存在意義
  過剰設備投資と戦略的投資は異なる

民間中小病院の経営持続性戦略
  「実行する」ことが課題解決につながる
  「何をしないか」を決める
  大転換も必要な時代に

第3章 DPCデータで見る病院の実態

DPCデータで見る病院の実態について
  DPC対象病院及び準備病院の全体の病院に占める割合について
  (1)機能評価係数Ⅱ
  (2)地域医療指数(体制評価指数)
  (3)DPC施設別、MDC(主要診断群)別の患者動態表(バブルチャート)の作成
  (4)救急医療入院の院内比率及び二次医療圏内での受け入れ比率の年次推移表
  (5)DPC登録病院及び準備病院における、
     ICD傷病別ごとの手術あり/なし別年間退院患者数と平均在院日数
  (6)ICD傷病別ごとの手術あり/なし別手術処置1及び手術処置2での年間退院患者数と平均在院日数

第4章 注目病院経営戦略事例

新たな時代の病院モデルを目指す『イムス東京葛飾総合病院』
  地域医療構想下における新病院開設
  循環器診療主体で経営リスクを乗り越える
  成長のための投資

関東エリアで回復期リハビリ病院を中心に急拡大を続けるカマチグループ
  九州・山口エリアでは急性期病院、関東エリアではリハビリ病院を中心に展開
  リハ単位数は平均で8.3単位を算定、在宅復帰率は平均で90%超に達する
  2015年にオープンした原宿と五反田では、地域ニーズにより増床も実施
  2016年には急性期の新久喜総合病院を開院、「断らない病院」を基本理念に掲げる
  2017年10月に江東リハビリテーション病院を新設、ジョブトレーニングルームも設置
  千葉県内の2つのリハビリテーション病院(千葉みなと、八千代)でも増床
  ブランド力の向上もあってセラピスト人材は充実、自前での育成や教育研修にも注力
  今後の病院開設では、地域や機能などに囚われることなく、あらゆる可能性を追求
  一般市民へ向けて“回復期リハビリテーション”の認知度向上にも取り組む
  「カマチグループ医療連携会」はグループ内外の約1,000人が集う大規模イベントに

開院40周年を迎え新たな課題にチャレンジする成尾整形外科病院
  年間の手術件数は900件超
  『クレド』で組織体質強化を図る
  新たな人事制度も導入

福島県内での地域医療貢献に加え、「先進医療」「国際化」「エリアの拡大」などにも注力する南東北病院グループ
  福島県内を中心とした展開、地域ニーズに合わせて規模や機能を拡充
  「揺りかごから墓場まで」を一つの理念として地域ニーズに幅広く対応
  時代に見合った機能の提供を考慮し、急性期病床の機能転換を図ることも検討
  放射線治療による先進医療を推進、2018年にはBNCT研究センターでの治療も開始予定
  2016年に在宅看護センター「結の学校」、2017年に「南東北こども学園」をオープン
  「ジャパン・インターナショナル・ホスピタルズ(日本国際病院)」の28病院に選出
  総合東京病院では2017年に増床、新百合ヶ丘総合病院でも2020年の増床を計画
  2018年10月には関西初進出となる「大阪南海なんばクリニック」の開設を予定
  特殊事情も重なり医師不足が深刻化、自前での育成に加えて首都圏からの人材融通も
  医療従事者に加え、事務系スタッフの人材育成にも注力して取り組む

高齢化率が全国平均を上回る地域で住民に寄り添った医療提供を行う谷田(やつだ)病院
  患者の多くは高齢者
  連携強化を図ることでサブアキュート機能も強化

第5章 民間中小病院アンケート調査結果

民間中小病院の経営状況に関するアンケート調査結果
  設問1.現在、経営上の問題や課題としている事項
  設問2.不足している職種
  設問3.はたらき方改革への対応について
  設問4.5年前と比較した銀行の融資姿勢について
  設問5.経営主体である医療法人について
    A.医療法人の類型
    B.「①持分あり社団法人」の場合、今後、類型を変更する予定の有無
  設問6.救急医療への対応状況について
    A.救急医療への対応状況
    B.救急医療管理加算の算定状況
    C.年間の救急搬送件数(2016年4月~2017年3月の実績)
  設問7.在宅医療への対応状況について
    A.在宅医療への対応状況
    B.退院前訪問指導料の算定状況
    C.在宅医療に対する今後の対応について
  設問8.貴院と急性期を行っている中核病院との連携状況について
  設問9.地域包括ケア病棟の開設状況について
    A.貴院の地域包括ケア病棟の現状について
    B.今後の計画について
  設問10.貴院における地域医療構想に対する取り組み状況について
    A.病床の機能区分の変更について
    B.現在(2017年11月)の総許可病床数と病床の機能区分の選択状況
    C.2025年時点における病床の機能区分の予定
  設問11.「地域医療連携推進法人」に関して、その存在や役割を認識、理解しているか
  設問12.医療共同購入(交渉)の実施状況
    A.医療共同購入の実施について
    B.実施している品目について
  設問13.医薬品卸業者との取引状況
    A.取引している医薬品卸業者に対する不満の有無
    B.不満を感じる事項について
    C.医薬品卸業者の取引先件数について
  設問14.「介護医療院」について
    A.「介護医療院」に対する考え
    B.「①移行を検討している」場合の「介護医療院」への対応
  設問15.消費税10%への増税について
    A.消費税10%への増税が経営に及ぼす影響度
    B.経営に及ぼす影響への対応策
  基本属性

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