アパレル産業 2015年予測は前年比98.4%(3月更新)


2015年1月の全国百貨店の衣料品の売上高は対前年増減で-5.8%、衣料品のうち、その他衣料品が最も落ち込み、-9.1%、次に婦人服・洋品同-6.5%である。1月は不安定な天候から入店客数に悪影響を与え、重衣料を中心とした防寒衣料の動きが悪かった。
一方2月は総額でも衣料品売上高でもプラスに転じた。紳士、婦人、子供服で5~6ヶ月ぶりに対前年対比でプラスになった。好天に恵まれたことと、好調の訪日外国人売上高が単月で150億円を超えた。春節休暇による中華圏からの観光客増が奏功した。
昔から小売業は「二八枯れ」といわれ2月と8月は売り上げが伸びないといわれている。しかし今回は二八枯れに陥らずにすんだ。百貨店については先月の1月は厳しい状況だったが、2月は売り上げ好調だった。一進一退を繰り返す可能性もあるが、今年1年は、現在感じている景況の回復機運からも大きなマイナスにはならないと予想できる。

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