お知らせ

2019年10月21日

「The International Halal Tourism Conference」参加ご報告

当社は、10月10日~11日にインドネシア・西ヌサトゥンガラ州ロンボク島で開催されました「The International Halal Tourism Conference」に参加しました。

「The International Halal Tourism Conference」は、インドネシアのイスラム指導者会議(MUI)が主催する、イスラム教の戒律に基づく「Halal」に対応した食事や宿泊施設を提供してイスラム圏からの観光客誘致を図る会議です。会議にはMUI議長のマアルフ・アミン次期副大統領、アリフ観光相、西ヌサトゥンガラ州のズルキフリマンシャ知事などが出席され、インドネシアでは初めて開催されました。

会議では、マスターカードとムスリム向け宿泊施設の格付け会社クレセントレーディングが、2019年の「グローバル・ムスリム・トラベル・インデックス(GMTI)」を発表しましたが、イスラム教徒に最も優しい旅行先として、インドネシアはマレーシアと並んで、世界トップにランキングされました。

また、当社代表の水越は「Halal Tourism In Japan」をテーマとして、訪日外国人客が増加する中でイスラム教徒の割合はまだ少ないものの、インドネシアを含むムスリム人口比率の高い国からの訪日外国人客が増加していることを発表しました。浅草など有名観光地では、Halalに対応したレストランが多く様々な食事が楽しめ、祈祷所や祈祷室なども設置され、お土産用の食品や菓子などHalal認証取得商品も増加しています。一方で、一部の有名観光地を除けば、これらの環境整備状況はまだまだで、日本のHalal Tourismはファーストステージにあるとの見解も示しました。

当社は、2014年のLPPOM MUI(インドネシア政府公認Halal認証機関)との協業以降、出版やセミナー事業を通じて、日本企業の皆様にインドネシアのHalal認証システムを紹介するとともに、インドネシアでのビジネス展開を支援して参りました。今後も引き続き、LPPOM MUI、IHATEC(Halalトレイニング&エデュケーションセンター)をはじめとする関係機関と連携し、日本企業に対しての質の高い情報発信、コンサルティングサービスを提供することで、インドネシアへの投資促進と国内ムスリム市場の拡大に貢献いたします。


「The International Halal Tourism Conference」会議風景(於 インドネシア・西ヌサトゥンガラ州ロンボク島)