2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~部材編~

本調査レポートは、太陽電池部材メーカーを対象に技術面での特徴や事業戦略等を調査分析し、太陽電池部材全体市場と各主力部材(多結晶Si、インゴット・ウエハ、封止材、バックシート、表面保護材、アルミフレーム、ターゲット材、色素増感太陽電池(光電極、対向電極、電解質、色素、基材、シーリング材))の市場展望を明らかにいたしました。 2008年秋以降の市場変調により、太陽電池そのものはもとより、部材でも次世代への移行が徐々に本格化しつつあります。生産体制、設備投資計画、出荷量推移、製品の特徴、価格動向などに加え、各社の研究開発の取り組みにも注目、主要太陽電池部材メーカーの動向と戦略をレポートいたしました。

発刊日
2009/12/04
体裁
A4 / 175頁
資料コード
C51116600
PDFサイズ
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 太陽電池部材市場の現状と将来展望

[1]太陽電池部材市場の現状と将来展望
  次への移行期、勝負のとき
  金融危機、ポリシリコン価格の急落で様相が一変も
  日を追う毎に回復傾向、「2010, Boom year ?!」との声も浮上
  伸びか反るか、さらなるハイクオリティ・ロープライスが絶対条件


第2章 主力部材市場の動向と展望

[2-1] 多結晶Si市場の展望
  2008年秋以降の大幅な価格下落を受け、設備投資計画を見直す動きも
  2009年の市場規模は70,000t強、伸び率鈍化も前年は上回る見通し
  強まる「買い手市場」の様相、シーメンス法代替は仕切り直し
  FBR法に加え、亜鉛還元法によるポリシリコンが市場導入へ
  トクヤマVLD法を含め、待たれる次世代プロセスの本格稼働
[2-2] インゴット・ウエハ市場の展望
  (1)多結晶Siインゴット・ウエハ市場
  ポリシリコンメーカー、セルメーカーが入り乱れ、競争過熱
  LDK、RECがGWステージ、Renesola、Solarworldも追撃
  2009年は価格下落により金額ベースで前年割れ
  「売れば赤字」、インゴット・ウエハメーカーの戦略見直しが相次ぐ
  (2)単結晶Siインゴット・ウエハ市場
  住宅用など変換効率に優れる単結晶Si太陽電池の注目度がアップ
  REC、Solargiga、三洋電機とインゴット・ウエハでの投資も活発化
  (3)ソーワイヤ市場
  夏場からの需要回復により、2009年の市場規模は前年を上回る
  ウエハ加工は遊離砥粒から固定砥粒へシフトの兆しも
[2-3] 封止材市場の展望
  (1)太陽電池封止市場
  太陽光発電市場の急拡大とモジュール価格低下の中で
  新たな材料、サプライヤーの検討が始まる
  新規参入メーカー各社の製品が市場投入される2010年以降は価格競争も本格化
  (2)PVBフィルム市場
  積水化学がPVAの安定調達先確保を狙いセラニーズ買収に動く
  第3の用途として太陽電池・封止材が浮上
  両面ガラス構造の薄膜Si系を中心に需要本格化の兆し
[2-4] バックシート市場の展望
  所謂「スペインバブル」の影響で2008年~2009年見込み需要は大きく変動
  モジュールメーカーの部材コスト削減によりバックシート価格も急速に低下
  従来の素材・構成の見直しと材料・素材まで遡った開発が必須に
[2-5] 表面保護材市場の展望
  (1)カバーガラス市場
  2009年は成長率が大幅に鈍化、金額ベースでは前年を下回る見込み
  中国メーカーが台頭、マーケットによっては低価格化が顕著に
  変換効率の向上を狙い、ARコート品の採用が本格化の兆し
  (2)透明導電膜(TCO:Transparent Conductive Oxide)付きガラス
  コストダウンを目的に白板から青板への変更を検討するユーザーも
  市場規模は好調CdTeが牽引し拡大基調
  今後はユーザー自製による「はだか化」の影響が徐々に波及との見方も
[2-6] アルミフレーム市場の展望
  アルミフレームは輸入品が増加傾向
  絶縁性の向上などを目的に、塩ビの採用が検討される
[2-7] スパッタリングターゲット市場の展望
  (1)薄膜Si太陽電池向けターゲット
  需要が回復基調に転じ、2009年のZnO系ターゲット市場は前年を上回る勢い
  2010年は持続的成長へ移行することが期待される
  ターキーソリューションがターゲット市場の「台風の目」に
  国内メーカーは「すり合わせ技術」の活用が求められる
  (2)CIGS太陽電池向けターゲット
  2009年のCu-Gaターゲット市場は前年並みで着地の見込み
  日立金属がMoターゲットの本格出荷を開始、住友化学や出光興産は新規参入を狙う
[2-8] 色素増感太陽電池部材市場
  部材メーカーの参入が水面下で増加傾向、DSC市場がにわかに活気付く
  [1]金属酸化物半導体材料および製法
  酸化チタン、酸化亜鉛の両材料を進化させる研究開発が進展
  [2]増感色素
  酸化チタン電極ではRu系色素Z991で12.3%
  インドリン系色素D205で9.5%の変換効率を達成
  近赤外線領域を吸収するスクアアリリウム色素、ヘプタメチンシアニン色素を岐阜大学が開発し
  無色透明DSCの実用化の道を開く
[3]電解質
  東京大学がナノサイズの層状粘土鉱物(ナノクレイ)を添加した電解質を発表
  総研化学では導電性ポリマー「ベラゾールTM」を用いた完全固体型DSCの開発に成功
[4]封止材
  スリーボンドの光硬化型樹脂が封止材のスタンダードとして頭一つリード
[5]対向電極
  導電性ポリマーを中心としたPt代替の取り組みが進む
[6]電極基板材料
  新日鐵化学・九州工業大学のグループがTCOガラスを不要とする立体電極の開発に取り組む
  (1)ガラス
  (2)フィルム


第3章 太陽電池部材メーカーの動向と戦略

株式会社トクヤマ
  戦略的成長事業の中核と位置付け、大型投資を実施
  太陽電池用ポリシリコンの増産を目的にマレーシア拠点建設を決定
  新たな製造技術「VLD法」は事業化検討の最終局面へ

新日本ソーラーシリコン株式会社
  グリッドパリティの実現貢献へ
  「シーメンスがやらないなら、うちがやる」
  2010年上半期に亜鉛還元法によるポリシリコンの量産化を開始予定
  稼働開始後2年は成熟期間と位置付け、安定供給体制を整える
  日鉱金属の分析・評価技術を活かした品質管理体制でアドバンテージ

ソーラーシリコンテクノロジー株式会社
  独自の亜鉛還元法(SST法)を実用化
  「コストは半分、価格は20~30%ダウン」
  ポリシリコンとモジュール/システムを両輪に早期の事業拡大を狙う
  BIPVなど特徴あるモジュールをグローバルに展開
  2010年6月頃よりSST法によるポリシリコンの量産を開始
  2012年を目処に第2工場の立ち上げも見据える

PV Crystalox Solar plc
  原料Siからウエハまでの一貫体制を構築
  価格、品質、デリバリの総合力で大手ユーザーと強固な関係
  2009年度は前年をわずかに上回る水準
  09年7月より約1億ユーロを投じたポリシリコン工場が稼働
  ウエハ製造コストの削減に力を注ぐ

東京製綱株式会社
  切断装置と切断工具とのシナジーを発揮し、太陽電池関連事業を今後も強化
  中国・東京製綱(常州)有限公司では、2009年にソーワイヤの出荷が本格化
  電着タイプの固定砥粒ワイヤは、2010年度上期中の製品化を目指す

旭ダイヤモンド工業株式会社
  総合ダイヤモンド工具メーカーとして蓄積してきた技術力を活かし
  太陽電池市場で固定砥粒ワイヤの普及に取り組む
  2009年6月に千葉第二工場の第三期棟が竣工
  ユーザーへの技術支援体制を整え、電着ダイヤモンドワイヤ「EcoMEP」の対応機種拡大を推進

リンテック株式会社
  特殊コーティング技術による独自開発のバックシート
  海外に加え、国内モジュールメーカー各社へも展開
  マディコ社が開発したコーティングタイプのバックシートを自社ブランド化
  2009年夏には三島工場に専用設備を導入し国内外3拠点体制を確立
  スタンダード品、高防湿品ともにユーザーの要望に合わせてカスタム対応
  屋外耐候性向上に関わる技術の蓄積で差別化

野村貿易株式会社
  伊・コビーメ社の総代理店としてバックシート事業に参入
  PET系バックシート「ダイマット」シリーズ
  欧州市場での実績を武器に日本及びその周辺市場でのシェア獲得を図る

株式会社エムエーパッケージング
  アルミ加工箔で培ったコンバーティングの技術、ノウハウと
  20年にわたるバックシートの生産・供給実績が強み
  国内大手モジュールメーカー向けの供給が中心
  2008年には発電量換算で12~15%のシェアを確保
  ユーザーからの要求スペックに最適化した製品設計と提案を推進
  ニーズへのきめ細かい対応力で差別化

凸版印刷株式会社
  デュポン社と共同で新プロセスの次世代バックシートを開発
  国内外のユーザーに対し積極的な拡販を推進
  「GLフィルムシリーズ」はハイバリア包材としてスタンダード
  応用展開でさらなる高機能材料の開発へ
  2009年4月竣工の深谷工場を次世代機能性フィルムの生産拠点と位置づけ
  新プロセスでの太陽電池バックシート、高耐久バリアフィルムなど高付加価値製品を生産
  PET系、テドラー®系のバックシートをラインナップしニーズに応じて供給
  グローバル市場でのシェア拡大を目指す

大日本印刷株式会社
  幅広い事業領域での知見を太陽電池部材事業に結集
  専任部隊、専用工場の立ち上げで本格的な事業展開をスタート
  泉崎工場に新設した太陽電池部材専用工場は2009年1月に稼動開始
  充填材、バックシートで発電量1GW相当の供給体制を確立
  オレフィン系充填材は薄膜系モジュールでの需要拡大に期待
  バックシートではバリアフィルムやラミネート技術を応用し幅広いニーズに対応
  充填材とのセット提案や機能の複合化も模索

シーアイ化成株式会社
  農業用フィルム事業のノウハウと実績を封止材に活かす
  太陽電池関連の専門部署を立ち上げ封止材事業に参入
  2009年秋には10,000t/年体制で量産開始
  低収縮、高耐久、光線透過のコントロールなど農業用フィルムで蓄積した技術を応用

株式会社クラレ
  自動車、建築、太陽電池をグローバルで伸ばす
  アジア地域での展開強化を目的に事業基盤を整備
  欧州・建築分野がメインマーケット
  吸収、反射の両面から遮熱膜の研究開発を推進
  長年の実績を活かし、太陽電池向けで先行
  2009年2Qには低吸水性、低透湿性、絶縁性を大幅に改良した第二世代を投入予定

積水化学工業株式会社
  さらなるシェア拡大へ、地歩固めに動く
  2009年6月にセラニーズ・PVA事業買収を発表、事業基盤のさらなる強化に着手
  2010年7月稼動を目処にオランダ・ヘーレンでPVB樹脂の第2ラインを建設
  自動車用でトップシェア、出荷量の40%超を占める機能膜が強みも
  自動車用の需要後退を受け、建築分野での拡販を積極化

ソルーシア・ジャパン株式会社
  PVB中間膜のパイオニア
  自動車、建築問わず、グローバルで高シェアを確保
  グローバル設備投資プログラムに基づき樹脂、中間膜の能力拡大を推進
  ベルギー・ゲントの第3ラインは最大4,000万㎡/年、建築用3.2mロールを集中生産
  2009年内に低コスト化を図った遮熱膜を市場投入予定

三協マテリアル株式会社
  開発力、生産能力、営業力を融合し、
  モジュール用アルミフレームで国内シェアトップを走る
  最先端の自動化工場を活用し、太陽電池モジュール向けに高品質なアルミフレームを供給
  太陽光発電システム用架台向けでは、スチールからAl合金への代替を目指す

アルバックマテリアル株式会社
  一貫装置、材料、工場のトータルソリューション提供の一翼を担う
  2008年にターゲット材料事業をアルバック本体へ移管
  ZnO系ターゲットはユーザーの稼働率低下で伸び悩むも
  2010年には需要の回復を期待

三菱マテリアル株式会社
  「材料・成膜・評価」の総合力をベースに
  ユーザーニーズに応える最先端のターゲット開発を推進
  2009年度は薄膜Si、CIGS向けターゲットの需要が急拡大
  ZnO系ターゲットは透明導電膜や高抵抗i-ZnO膜向けに供給
  CIGSの光吸収層向けCu-GaターゲットではGaの高濃度化に対応する

住友金属鉱山株式会社
  原料を自社で精製する強みを最大限活用し
  太陽電池向けターゲットの需要拡大に取り組む
  2009年9月にボンディングハウスを台湾に開設
  Cu-Gaターゲットは最適な製造プロセスでGa濃度を広範囲に調整
  In系は特長を活かしながら太陽電池向けに改良を進める

日立金属株式会社
  合金設計、製造技術、評価技術を組み合わせ
  太陽電池セルの高効率化につながるターゲット材を開発
  2008年からCIGS太陽電池の裏面電極向けにMoターゲットの出荷を開始
  HIPの採用により均一微細な結晶構造と高生産性を実現する

新日鐵化学株式会社
  化学合成・プロセス研究からデバイス作製・評価までの総合力で
  フレキシブル型DSCの早期事業化を目指す
  二層ハイブリッド色素太陽電池向けに長波長域吸収色素の設計・開発などを推進
  選択的色素吸着プロセスには超臨界流体技術を活用

綜研化学株式会社
  新エネルギー、ディスプレイ分野をターゲットとした
  「有機半導体デバイス材料」の開発に注力
  導電性ポリマー「ベラゾールTM」を用いた完全固体型の色素増感太陽電池を開発
  産総研から技術移転を受け、有機色素「MK-2」を工業化
  有機薄膜太陽電池のp型材料としての展開も狙う

株式会社スリーボンド
  耐電解液性を各段に上げた光硬化型樹脂で
  DSC用シール剤のスタンダードを目指す
  電解液の漏洩制御を目的に、耐電解液性を高めた光硬化型樹脂の開発を推進
  フレキシブル基板向けにはラジカル系、ガラス基板向けはカチオン系を提案

株式会社ケミクレア
  有機色素の開発を強化し、DSCの早期実用化とコストダウンを強力にサポート
  酸化チタン電極用増感色素D205で9.5%の変換効率を達成
  酸化亜鉛/色素ハイブリッド薄膜電極用増感色素DN98で6.24%の変換効率を達成
  近赤外領域(900~1000nm)に感度を持つ新規色素の開発も強化

東京大学
  早期のDSC実用化を目標に企業との共同開発を推進
  2009年3月にナノサイズの層状粘土鉱物(ナノクレイ)を用いたDSCを発表
  半導体材料はDSC用に再構築、TCOガラスやシール材では新規材料の適用を探る

岐阜大学
  DSCのカラフル化・フィルム化による非電力用途での実用化を後押し
  電気化学析出に加え、温水処理による酸化亜鉛薄膜の形成方法の開発も進む
  太陽光の長波長域を有効活用する無色透明のヘプタメチンシアニン色素を開発し
  窓材など新たなアプリケーションの創出を目指す

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