2018年版 インバウンド関連マーケットの動向と企業戦略

日本政府観光局によると、2017年の訪日外国人観光客は前年比19.3%増の2,869万人。また、観光庁によると、外国人旅行者の日本での消費額は同17.8%増の4兆4,161億円。いずれも前年を上回り、過去最高を更新している。このようなインバウンドマーケットの拡大は日本経済にも大きな恩恵をもたらし、景気拡大をけん引する要因にもなっている。
さらに、東京五輪が開催される2020年の目標として、訪日客数4,000万人、訪日消費額8兆円が掲げられている。このように、今後も今以上にインバウンドマーケットの拡大が期待されることから、観光業界や流通業界をはじめとした多くの事業者では、インバウンド需要の取り込みに一層注力するようになっている。
本調査レポートでは、そのようなインバウンドマーケットの動向を把握するとともに、主要関連企業の取り組みや戦略などを調査し、検証するための資料として企画した。

発刊日
2018/03/29
体裁
A4 / 335頁
資料コード
C59125000
PDFサイズ
4.0MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査方法:インバウンドにかかわる主要企業に対するヒアリング調査、並びに関連統計データ等の分析に基づき編集している。
掲載個表:インバウンド関連主要企業28社の調査個表を掲載している。
調査期間:2018年1月~2018年3月

資料ポイント
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  • 大きく伸びる訪日客と、それに伴い拡大続けるインバウンド消費
  • 訪日客の志向も「モノ消費」から「コト消費」へと移行、変化する消費行動
  • 拡大続けるインバウンドマーケットの動向と企業戦略を捉えた総合調査資料
  • 主要関連事業者28社の取り組み、事業戦略を一挙掲載

資料概要
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Ⅰ.インバウンドの市場動向
Ⅱ.業界別の動向
Ⅲ.主要関連企業の動向

リサーチ内容

■掲載内容

本書のポイント

Ⅰ.インバウンドの市場動向

1.インバウンドの動向
  (1)訪日外国人観光客の推移
    ・拡大続くインバウンド、2017年の訪日客数は2,869万人に
    ・訪日旅行の需要はアジアから欧米まで世界各地に広がる
  (2)訪日外国人観光客の国内宿泊動向
    ・インバウンドが国内の宿泊施設市場をけん引、外国人宿泊者は全体の15.7%に
    ・宿泊エリアは地方に拡大、宿泊利用施設も多様化が進む
    ・宿泊費高騰や旅行形態の多様化で伸び悩むも、2017年以降は回復する傾向
  (3)訪日旅行の季節的な動向
    ・最大の商機は春節、国・地域で異なる長期休暇
    ・春の桜、秋の紅葉、冬の雪、祭・イベントなど、通年化する訪日旅行
  (4)訪日旅行の目的
    ・「モノ消費」から「コト消費」へと移行、リピーター増加でディープな体験も人気に
    ・国・地域で特色分かれる、アジア圏は買い物、欧米は日本文化・体験など
2.インバウンド消費の動向
  (1)訪日外国人観光客の消費額
    ・消費総額は4兆4,161億円に、5年連続で過去最高を更新
    ・1人当たり平均消費額は伸び悩むも、多分野での消費が広がる
    ・「爆買い」は失速、「モノ消費」から「コト消費」への移行で変化する消費行動
  (2)訪日外国人観光客費目別の消費額
    ・国・地域で異なる消費動向、アジアは買い物、欧米豪は宿泊や娯楽
  (3)訪日外国人観光客による買い物消費の特徴
    ・家電などから日用品へと広がる、引き続き規模が大きい買い物消費額
    ・買い物消費は低価格商品へと移行、それでも品質重視の傾向
    ・日本製に訴求力、越境ECなどで帰国後に買い求める「リピーター」需要も
3.主な国・地域別の訪日客数、インバウンド消費の動向
  (1)中国
  (2)韓国
  (3)台湾
  (4)香港
  (5)タイ
  (6)その他の東南アジア諸国
  (7)米国、カナダ
  (8)豪州
  (9)欧州諸国
4.訪日客増加の要因と今後の展望、課題
  (1)訪日客増加の背景と取り組み
    ・ビザ発給要件緩和が大きく奏功、団体旅行から個人旅行へと裾野広がる
    ・免税店は4万店を突破、免税対象、免税枠ともに拡充
    ・訪日クルーズ客数過去最高を更新、九州、沖縄などへの来航ラッシュ続く
    ・ハラル対応で訪日ムスリムの獲得狙う、多様な商品やサービスに広がる
  (2)今後の展望
    ・2020年目標は訪日客4,000万人、観光消費額8兆円へと倍増
    ・2020年東京五輪・パラリンピック開催が大きな追い風
  (3)課題と新たな動き
    ・受け入れ態勢では課題も山積み、宿泊施設不足は解消か?
    ・新法施行で「民泊」解禁へ、ビジネスチャンス広がる一方トラブルも多発
    ・アジアで注目集める医療ツーリズム、本格的な滞在型施設の計画も
    ・ナイトマーケットの充実が課題、夜の観光消費を狙う取り組みが拡大
    ・SNS、口コミ重視でインスタ映えを意識、インフルエンサーマーケティングも
    ・多様な決済手段拡充へ、アリペイなどスマホ決済広がる

Ⅱ.業界別の動向

1.観光・旅行業界
  (1)旅行会社
    ・FITの増加、旅行会社の海外進出などで拡大する訪日旅行取扱高
  (2)航空
    ・訪日客増加で国際線の好調続く、各種プロモーション強化でさらなる誘客目指す
  (3)鉄道
    ・外国人観光客にも新幹線が人気、観光路線抱える私鉄も好調
  (4)観光バス・貸切バス
    ・観光バス・送迎バスなどの需要拡大、外国人向けの多様なサービスが登場
2.ホテル・宿泊施設業界
  (1)ホテル・旅館
    ・インバウンド需要で出店ラッシュ続く、宿泊単価上昇は沈静化する傾向
  (2)簡易宿泊施設
    ・ゲストハウス、ホステルが新たな観光の拠点に
  (3)民泊
    ・民泊合法化で大手の参入が急増、一方でビジネスとしての成長性には疑問符も
  (4)その他の宿泊施設
    ・訪日客の利用狙い町屋、宿坊、レジャーホテルなどを活用、長期滞在への対応も
3.レジャー施設・外食業界
  (1)テーマパーク・遊園地
    ・テーマパークも訪日客誘致のための重要な観光資源に、VRアトラクションも人気集める
  (2)スキー場
    ・訪日スキーヤーはニセコ、白馬以外にも広がる、需要復調で新たなスキー場の開業も
  (3)カラオケルーム
    ・手軽な日本独自のエンターテインメント、カラオケがナイトライフで人気に
  (4)飲食店
    ・居酒屋などの業態を中心としてインバウンド取り込み狙う
4.流通・小売業界
  (1)百貨店
    ・再び拡大する免税売上高、2017年は2年ぶりに過去最高を更新
  (2)専門量販店・ディスカウントストア・免税専門店
    ・「爆買い」沈静化で失速、免税店から撤退の動きも
  (3)スーパー・GMS
    ・日用品や食品に強み、団体客向けの大量買いに対応
  (4)コンビニエンスストア
    ・コンビニも訪日客に照準、大手チェーンで対応進む
  (5)ドラッグストア
    ・マツキヨ、ツルハなどのブランドが浸透、訪日客の人気スポットに

Ⅲ.主要関連企業の動向

1.観光・旅行業界
  JTB
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・訪日旅行部門売上高は足踏みも、事業体制と商品は順調に拡充
    ・海外拠点強化を引き続き加速、受け入れインフラ整備にも注力
    4.今後の展開
  エイチ・アイ・エス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・各種取り組みでインバウンド誘客を推進、異業種連携で訪日客向けサービスを拡充
    4.今後の展開
  KNT-CTホールディングス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・上海に現地直販会社を開設、国内では自治体と連携した取り組みを強化
    4.今後の展開
  フリープラス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・訪日旅行に特化したベンチャービジネスで急成長、さらなる事業領域の拡大狙う
    ・訪日客専用ホテルの展開を開始、他社との連携による取り組みにも注力
    4.今後の展開
  ANAホールディングス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・航空会社のインフラとグループ各社の強みを活かしたインバウンド誘客を促進
    4.今後の展開
  日本航空
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・日本特集サイトなどインバウンド向けプロモーションを拡充
    4.今後の展開
  東日本旅客鉄道
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・2020年東京五輪開催に向け、グループをあげて訪日客取り込みに注力
    4.今後の展開
  東武鉄道
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・インバウンド誘客強化を狙い社内体制や駅施設などを整備
    ・日光・鬼怒川エリアに注力、ホテル展開も加速させる
    4.今後の展開
  小田急電鉄
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・訪日客向けのバスやコースを新たに投入、国内外の拠点も拡充
    4.今後の展開
  京浜急行電鉄
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・インバウンド受け入れ態勢の強化進める、各種キャンペーンなども展開
    4.今後の展開
  はとバス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・2017年6月期はインバウンド取り扱い減少するも企画力で回復目指す
    ・「体験型」「日本人にも人気」を重視しつつインバウンド向けコースをさらに拡充
    4.今後の展開
2.ホテル・宿泊施設業界
  プリンスホテル
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・1,000億円を投資、和の要素を取り入れるなどホテル・レストランをリニューアル
    ・リゾートでは箱根エリアを強化、スノーリゾートでも集客に注力
    4.今後の展開
  藤田観光
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・通訳・決済システムを拡充、外国人観光客向けのイベントなども強化
    4.今後の展開
  星野リゾート
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・訪日客富裕層をターゲットに高級旅館を展開、都市型観光ホテルにも参入
    4.今後の展開
  森トラスト
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・訪日外国人富裕層の取り込みを狙い、外資系高級ホテルを次々と誘致
    4.今後の展開
  Airbnb Japan
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・大手企業との提携進め日本市場の開拓に注力、宿泊予約以外にもサービス拡充へ
    4.今後の展開
3.レジャー施設・外食業界
  オリエンタルランド
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・総額3,000億円の第3の大型投資、日本独自のアトラクション・エリアを開発
    4.今後の展開
  ユー・エス・ジェイ
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・「ハリポタ」や日本発コンテンツが訪日客を誘引、任天堂エリアの開発計画も
    4.今後の展開
  ハウステンボス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・熊本地震の影響受けるも回復傾向強まる、各種誘客プロモーションを強化
    ・「変なホテル」が外国人観光客に好評、第7の王国の計画にも着手
    4.今後の展開
  コロワイド
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・都市部の大型店から地方都市にも拡大、年間30万人の訪日客を集客
    4.今後の展開
4.流通・小売業界
  髙島屋
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・「大阪店」が免税売上高をけん引、「新宿店」には空港型免税店も
    4.今後の展開
  J.フロントリテイリング
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・インバウンド対応をさらに強化、「GINZA SIX」でも外国人観光客を意識
    4.今後の展開
  三越伊勢丹ホールディングス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・「三越銀座店」を中心にインバウンド対応を強化、異業種との連携による取り組みも
    4.今後の展開
  イオン
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・免税取り扱い600店超に、空港、港湾など隣接大型店で対応強化
    4.今後の展開
  ビックカメラ
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・「爆買い」失速による落ち込みを回復、商品構成見直しでさらなる訴求
    ・異業種との連携拡大、空港内免税店の展開も
    4.今後の展開
  ラオックス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・個人旅行者を見据えサービスを拡充、「モノ+コト」の新たな取り組みも
    4.今後の展開
  ドンキホーテホールディングス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・バラエティ感とディスカウント力で体験型消費を呼び込む
    4.今後の展開
  マツモトキヨシホールディングス
    1.企業概要
    2.業績推移
    3.インバウンド事業への取り組み
    ・マツキヨブランドが浸透し、抜群の立地が訪日客を吸い寄せる
    ・インバウンド対応型店舗をさらに強化、多様なロケーションに拡大
    4.今後の展開

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