2025年版 バイオマスフィラー市場の展望と戦略
カーボンニュートラル(CN)の実現が世界的な目標として掲げられる中、廃木材、貝殻、各種植物由来未利用材をフィラーとしてリサイクル・アップサイクルし、樹脂と複合化したり、化粧品その他の添加剤として使用することでプラスチック使用量削減や各種添加剤のサステナブル化を図るという取組みが進められている。
本レポートでは、植物や卵殻、貝殻、甲殻類等、様々な生物由来のフィラー(バイオマスフィラー)と、それらのフィラーを使用した川下製品(日用品、モビリティ、産業資材、容器包装資材、玩具、その他)について取り上げ、参入メーカー各社が開発・展開する製品の強み・特長などを紹介するとともに、バイオマスフィラー及びその複合樹脂の需要動向や参入企業の事業方向性などをまとめた。
調査資料詳細データ
調査目的:国内のバイオマスフィラー・バイオマスフィラー複合樹脂及びそれらを使用した製品の需要動向及び参入メーカーの動向を調査し、日本国内におけるバイオマスフィラー関連市場及び参入メーカーの現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:以下のバイオマスフィラー関連製品
・セルロースフィラー複合樹脂
・木粉複合樹脂
・卵殻複合樹脂
・その他(カカオハスク、もみ殻、野菜残渣等、植物系未利用材料)
調査方法:弊社専門調査員による直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査・分析期間:2025年1月14日~2025年3月24日
バイオマスフィラー市場に関する調査を実施(2025年)
ファッション、テーブルウェアなどこれまでにない領域でのバイオマスフィラーの採用が始まり、既存のプラスチックの枠組みを超えた新たな用途に可能性も
~2030年のバイオマスフィラー国内市場規模はフィラーベースで1,605t/年、複合樹脂ベースで3,680t/年を予測~
- ファッション、テーブルウェア等これまでにない領域での採用始まる
- 既存のプラスチックの枠組みを超えた新たな用途にポテンシャルあり
○木材、卵殻、貝殻などの未利用材を活用したバイオマスフィラーの用途は廃物利用(ダウンサイクル)からアップサイクルへと広がる
○パルプ由来のCeFは、CNFがオーバースペックな分野での採用進展CO2排出量削減に加え、流動性や強度など物性向上効果が評価される。非パルプ由来材料からのセルロース成分抽出の開発もスタート
○WPCは建材の他、雑貨、テーブルウェアから自動車まで幅広い用途で提案進む。自動車向けではトヨタ車体TABWDを内外装部材に採用した公用車の走行が開始
○国内で20~30万t/年排出される卵殻を有効活用、加工卵殻の消臭・抗菌性に加え、「卵」の持つストーリー性が用途開発・製品開発を後押し
○これまで産廃として処理されてきた食品残渣、未利用材の活用も活発化
○自動車、建材を始めとするB to Bから、ファッション、玩具などのB to Cまで幅広い用途で様々な素材のバイオマスフィラーの採用が始まる
このマーケットレポートは、こんな方におすすめ
・バイオマスフィラーの種類(木紛、セルロースファイバー、カカオハスク、卵殻、茶殻、もみ殻、その他)や活用状況、主な用途について知りたい。
・主要バイオマスフィラー(木粉、セルロースファイバー、カカオハスク、卵殻)の国内市場規模や、バイオマスフィラー複合樹脂の市場規模について知りたい。
・バイオマスフィラーを活用した製品の主なメーカーの動向を知りたい。
FAQ
Q:取り上げているバイオマスフィラーの種類は?
A:セルロースファイバー、木粉、卵殻については市場規模推計など定量的な情報を掲載しています。これ以外に、茶殻、もみ殻、貝殻などについては参入メーカーや用途などの定性情報を掲載しています。
Q:定量情報はどのようなものが掲載されていますか?
A:木粉、卵殻、セルロースファイバーについては、フィラーそのものの市場規模推移と、フィラー複合樹脂の市場規模推移を2024年実績、2025年見込み、2026年~2030年予測まで推計算出しています。
Q:価格についての情報はありますか?
A:フィラーそのものの価格情報はありませんが、フィラー複合樹脂の価格については、セルロースファイバー複合樹脂、木粉複合樹脂、卵殻複合樹脂、カカオハスク複合樹脂のkg当たりの価格を推計しています。
各章で解決できる課題
「第1章:バイオマスフィラー市場の展望と戦略」では、主なバイオマスフィラー及びその複合樹脂の市場規模推移や価格動向について記載するとともに、バイオマスフィラーのさらなる活用拡大に向けた課題と、その解決策について提言しています。
「第2章:バイオマスフィラー市場の動向」では、セルロースファイバー、木粉、カカオハスク、卵殻、その他のフィラーについて、市場動向や参入メーカーの動向について紹介しています。
「第3章:バイオマスフィラー活用製品市場の動向」では、自動車、建材、工業・産業、容器・包装、テーブルウェア・カトラリー、ファッション関連、玩具の分野でのバイオマスフィラーの活用状況について紹介しています。
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