2024年 エネルギーを熱として貯蔵する蓄熱技術の最新動向
発刊日
2024/07/30
体裁
A4 / 87頁
資料コード
R66200501
PDFサイズ
1.9MB
PDFの基本仕様
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カテゴリ
調査資料詳細データ
調査概要
資料ポイント
調査目的:本調査は再エネ電力の普及促進と産業プロセス熱の脱炭素化に寄与する蓄熱技術に焦点を当て、実証が進む欧米企業を中心に業界動向を把握する。
調査対象: 蓄熱技術(顕熱、潜熱、化学蓄熱)、蓄熱システムの普及に係る各国の動向、欧米を中心とした蓄熱システム開発企業
調査方法:文献及び公開情報調査、弊社研究員によるオンライン面接取材
調査期間:2024年5月~2024年7月
- 変動性の高い再エネ電力を熱で貯め、安定的な供給を可能にする蓄熱システム
・天候に左右される再エネ電力を蓄熱システムで貯めておくことで、柔軟な利活用が可能に。
・長時間のエネルギー貯蔵において、リチウムイオン蓄電池よりも低コストな蓄熱技術。 - 重工業の脱炭素化に向け1000℃以上の高温熱を供給する蓄熱技術も技術開発が進む
・1414 Degrees(豪)、Rondo Energy(米)などがセメント、ガラスや鉄鋼の製造過程で必要な高温熱も貯蔵、放熱が可能な蓄熱技術の開発が進めており、重工業の脱炭素化に貢献する技術として注目されている。 - 欧米企業で技術開発が進む蓄熱システムは日本市場にどのようなメリットを与え得るのか?
・欧米を中心とした蓄熱システム開発企業の技術、商用化に向けた動向をもとに、弊社研究員が蓄熱技術の現状及び今後の方向性を分析。
リサーチ内容
エグゼクティブサマリー
図表1 蓄熱技術別蓄熱システム開発企業
1章 熱利用の脱炭素化と再エネの効率的な利活用を促進する蓄熱
1. 蓄熱とは
2. 蓄熱の種類
2.1. 顕熱
図表2 顕熱蓄熱体を用いた蓄熱システムを開発する企業
2.2. 潜熱
図表3 潜熱蓄熱体を用いた蓄熱システムを開発する企業
2.3. 化学蓄熱
3. 蓄熱の用途
3.1. 産業熱利用
3.2. 建物用冷暖房
3.3. 発電
図表4 熱化学サイクル別発電に特化したカルノーバッテリーの開発企業
2章 蓄熱技術の開発を推進する各国の動向
1. 日本
図表5 カルノーバッテリーの仕組み
2. 欧州
図表6 ホライズン・ヨーロッパプログラムで資金提供されている蓄熱システムの開発・実証プロジェクト
3. 米国
図表7 蓄熱に関連するアースショット分野の目標
4. 中国
5. 国際エネルギー機関(IEA)
3章 蓄熱関連企業の動向
1. 固体顕熱
1.1. Energynest
図表8 ThermalBattery
1.2. Storworks Power
図表9 BolderBlocs
1.3. Brenmiller Energy
図表10 bGen ZERO
図表11 Brenmiller による蓄熱システムのパイロット規模での導入プロジェクト
1.4. Caldera
1.5. Stolect
1.6. Heliac
図表12 Norfors 向けに建設された太陽集熱器
1.7. Antora Energy
図表13 Antora のパイロット蓄熱システム
1.8. Fourth Power
1.9. Kraftblock
図表14 Bhuck Gruppe が運営する移動式蓄熱システム
1.10. Lumenion
図表15 Lumenion の蓄熱システム イメージ
1.11. Electrified Thermal Solutions
図表16 Joule Hive 内に搭載されている ETS が開発した電気伝導性をもつ耐火レンガ
1.12. Rondo Energy
図表17 Heat Battery イメージ
1.13. Eco-Tech Ceram
図表18 Wienerberger 社に設置された Eco-Stock
1.14. StorEnergy
図表19 Storenergy がスペイン CIEMAT に建設した 3MWh の蓄熱システム
1.15. Magaldi Green Energy
図表20 MGTES イメージ
1.16. Polar Night Energy
図表21 ヴァタヤンコスキ発電所に設置された PNE 初の商用蓄熱システム
1.17. 247 Solar
1.18. Storasol
図表22 Storasol がバイロイト大学に建設したカルノーバッテリーORCTES
1.19. Echogen
図表23 ETES イメージ
2. 液体顕熱
2.1. Kyoto Group
図表24 Norbis Park に設置された蓄熱容量 18MWh の Heatcube
2.2. Hyme Energy
図表25 Hyme の蓄熱システム イメージ
2.3. Malta
図表26 MALTA の PTES イメージ
2.4.Pintail Power
2.5. Build to Zero
3. 潜熱
3.1. 1414 Degrees
図表27 SiBrick(左)と SiBrick が積み上げられた壁(右)
3.2. MGA Thermal
図表28 MGA ブロック
3.3. E2S Power
3.4. Sunamp
3.5. Boca International
図表29 並列型 PCM-TES タンク
3.6. Thermophoton
3.7. Silbat
3.8. Nostromo
4. 化学蓄熱
4.1. RedoxBlox
図表30 産業熱利用向け RedoxBlox 蓄熱システムイメージ
4.2. TEXEL
4章 蓄熱システムの導入に向けた展望
1. 欧米における蓄熱企業の成長を支える仕組み
図表31 本社拠点別蓄熱システム開発企業数(全国)
図表32 本社拠点別蓄熱システム開発企業数(欧州)
図表33 アメリカ政府、州政府から資金援助を受けた蓄熱システムの開発、実証プロジェクト
図表34 欧州委員会、欧州各国政府(イギリス含む)から資金援助を受けた
蓄熱システムの開発、実証プロジェクト
2. 蓄熱システム導入のメリット
図表35 蓄熱体別会社別熱利用向け固体顕熱システムの出力可能な温度領域
図表36 蓄熱体別会社別熱利用向け溶融塩顕熱、潜熱、
化学蓄熱システムの出力可能な温度領域
3. 蓄熱システム導入に向けた提言
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