【カモつぶ】農業分野でのビッグデータの活かし方


【ゲームをきっかけに農業に興味を持つ人が増えるカモ】都会で日々働いていると、田舎での暮らしが羨ましく思うときがありませんか?しかしそう思っても、実際に田舎に移住をしても雇用がなさそうだから諦める、あるいは就農を目指した移住だとしてもノウハウをどこから得ればいいのか分からないから二の足を踏む、という人は多いと思います。

就農支援を行っている企業や団体を通じて、移住する前に一定期間の実習を受けることのできる場も提供されてはいますが、都会で働いている人は一度会社を辞めなければならないリスクが伴うのが現状ではないでしょうか。

昨年、クラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」で出資を受けた「OpenFarm」というプロジェクトがありましたが、これは、農業・ガーデニング版Wikipediaのようなもので、ユーザーが野菜などを育てる過程の情報、例えば、栽培環境や育て方を投稿できるSNSです。誰もが自由に編集、閲覧できる仕組みになっており、情報がデータベース化されているので、農業を始めたい、学びたいというユーザーは必要なノウハウを「OpenFarm」で検索できるようです。

「OpenFarm」の提唱者Rory Aronsonはもともと、「FarmBot」というオープンソースで利用できる農業専用のCNC装置を開発しており、そのプログラミングの際に必要だった植物の栽培方法などの詳細なデータが構造化されていなかったことから、この「OpenFarm」プロジェクトを思い付いたそうです。

農業のIT化というと、ビッグデータを集め大規模農園の生産効率化に活かすといった方向で話が進むことが多いですが、SNSで投稿されたデータを小規模な農業・ガーデニングに活かすというのは面白い取り組みですね。
ちなみに、「FarmBot」の操作はPCやスマホなどで行うことを想定しているようです。

ところで、日本では野菜の育成ゲームが存在しますが、それはあくまでもゲームであり、多くは実際の栽培過程や環境が正確には反映されていなかったりします。
もし「OpenFarm」プロジェクトによって集められたデータがゲームに活かされたとしたら、それはよりリアルな農業シミュレーションゲームになり得るのではないでしょうか。

またそのゲームが進化すれば、就農したくてもなかなか踏み出せない人にとっても、プレ教育的な感覚で活用できるものになるかもしれません。
農業就業者の高齢化が問題になっていますが、ゲームをきっかけに若者が農業に興味を持ち、憧れの職業としてランキングされる日がくる“カモ”しれませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4


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