オバマ大統領、伊勢志摩サミットにあわせて広島訪問を検討。チェは1959年、フィデルは2003年に広島で献花


21日、オバマ大統領は現職の米国大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。人権問題等における主張のギャップがあらためて露呈したものの、ラウル・カストロ国家評議会議長との“歴史的な会談”は概ね好意的に受け止められた。
もちろん、両国、とりわけアメリカ側には今回の訪問に対する否定的な評価が根強い。しかし、例えそれが退任を前にしたオバマ氏の“レガシーづくり”であっても、少なくとも彼の真剣さはキューバ国民に「自身の選択による改革の可能性」を期待させるに十分なメッセージとなったはずだ。

後は、老革命家たちが“今”を生きる人々の声を受け止めることが出来るかどうかに掛かっている。1953年7月、兄フィデル・カストロが率いたモンカダ兵営事件から始まった彼らの“物語”に自らの手で幕を引けるか。キューバの未来は再びそこからはじまる。

今週の”ひらめき”視点 03.20 – 03.24

 

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