モーニングCROSS週間ランキング17.6.18 – 17.6.22

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2017年6月23日 | ランキング

週間ランキング

東京都の市場移転問題で小池百合子都知事は20日、都庁で記者会見を開き、豊洲市場へ移転する方針を明らかにしました。また、築地の跡地は売却せず、5年後を目処に「食のテーマパーク」として再整備、豊洲は中央卸売市場としての機能を優先、物流の機能を強め、両市場を併用していくことを視野に検討する旨を述べました。内外からは賛否の声が上がっていますが、具体的な案は示しておらず、今後の更なる方針に注目が集まります。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
避難勧告 大雨
111,678
2位
内閣支持率 低下
88,843
3位
豊田真由子代議士 告発
82,998
4位
豊洲移転 築地再開発
71,604
5位
藤井四段 28連勝
47,972
6位
ブラックボックス展 謝罪
34,168
7位
トランプ大統領 北朝鮮
29,218
8位
大分 震度5強
25,337
9位
イージス艦衝突 遺体
21,852
10位
籠池氏 不正受給
20,503

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■EU離脱、英国は受身の交渉を余儀なくされる!?

21日、英議会が開幕。エリザベス女王はメイ首相が起草した施政方針を読み上げた。EU単一市場からの撤退、移民制限に関する数値目標など、メイ首相が主張してきたHARD BREXIT路線は事実上封印され、EUからの離脱を再確認するだけの具体的を欠いた演説となった。政権基盤の強化を狙って前倒しで実施した総選挙に敗れたメイ氏は、実質的に議会そして保守党におけるリーダーシップを失った。
今、英国は、強硬路線から穏健路線へと向かいつつある。しかし、「穏健」の中身は未だ見えて来ない。

一方のEUの側は、欧州統合の維持を掲げて大統領に就任したマクロン氏率いる新党が仏議会選挙も制した。揺らぎかけたEUの理想はメルケル氏とマクロン氏のもとで改革と再強化へ向かう。マクロン氏が公約したユーロ圏の共同財務相や共通予算の創設は異論も多く、実現は容易ではないだろう。とは言え、少なくとも極端な反移民や自国第一主義に偏ったポピュリズムの流れを押し返し、欧州の政治的な混乱を回避したことの意味は大きい。

英国とEUとの交渉期間は残すところ1年9ヶ月、英国は「最良の条件」を目指すというが交渉方針は定まらない。結果、イニシアティブはEU側に移った。強硬あるいは穏健という言葉は英国視点で語られる表現である。今、それを左右するのはEUの側の改革の方向性とユーロ圏にとっての英国の政治的、経済的な戦略的価値である。

この他の注目ニュース

  • 東芝メモリ事業売却、産業革新機構が主導する日米韓連合が優先交渉権。優良事業の将来性に大きな懸念
  • 豊洲移転、2018年8月に
  • シャープ、上場廃止猶予解除、月内に東証1部への復帰を申請へ
  • 日本郵政、野村不動産の買収交渉不調。条件折り合わず
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  • 国連、世界人口予測を発表。2100年に112億人、日本は8500万人、インドが中国を抜き1位に
  • ウーバー創業CEOカラニック氏、不祥事で引責辞任
  • 5月の訪日外国人、前年比21%増、229万人、5月の過去最高を更新。韓国は55万人8900人、前年比85%増と全体を牽引

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